『 7日平均、新型コロナウイルス、全世界の新規感染者数 』
先週は、フランスが大幅に誤った新規感染者数をした為か、世界全体での新規感染者数グラフも跳ね上がりましたが、今週は、フランスが新規感染者数の大幅な修正{マイナス報告}をした為に、世界全体での新規感染者数グラフも穏やかに減少へ転じています。
しかし、このグラフを新規感染者数が収束へ向かっている日本国内で見る多くの人が感じる安心感は、他の諸国では感じられない人々も多く居る事を忘れてはいけません。
その安心感を感じていない諸国は、地域や政策などによって大きく二つのグループに分かれています。
一つは、英国や米国、ドイツなどの様に、ワクチン接種率が 50%を超えた事を目途に、厳しい行動制限を解除して、日常生活の不満解消と日常の経済活動を復旧させる政策を採っている国々で、それらの国々の[感染密度]は日本を大きく上回っているだけでなく、徐々に感染者数が増えているのです。 一時の高い致死率を脱している事が新規感染者数を深刻に捉えない事に繋がっている様に見受けられます。数か月以上に亘り英国を上回る【 感染密度 】が現在も続きながら、日本と同等のワクチン接種率になった事を機に海外からの観光客受け入れを発表したマレーシアもこのグループに入るでしょう。
一方、カリブ海諸国のグレナダやセントビンセント・グレナディーン、バルバドスなどの諸国も50%に満たないワクチン接種率ながら、世界で最も深刻な【 感染密度 】を記録し続けており、経済的に観光業に依存している為に世界で最も深刻な【 感染密度 】を記録し続けたインド洋のセーシェルと同様な現象を続けています。つまり、第一のグループとの違いは、ワクチン接種を始めとする医療体制が大きく異なっている事です。経済問題を解決して、国民の日常生活の回復を狙った政策は同じでも、ワクチンを含めた医療体制の違いによって健康と生活の危機に面している多くの人々が居る事と、その数が増え続けている事から目を離してはいけません。
『 世界の国別・日別、新規感染者数 』
New infection case transition table by country and day
なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です
Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
#COVID19
https://gra-npo.org