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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 ( 10月22日現在 )

2021-10-23 23:07:35 | COVID-19 国内状況

この一覧表は、各都道府県別に、前週と比較して新規感染者が増えた増加率や、人口あたりの新規感染者や治療中患者数の増加率、人口あたりの死亡者数の増加率など数値で表し、感染被害の深刻度を他の都道府県と比較して理解する助けになります。
さらに 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しているので、各都道府県別の医療体制などを勘案すれば、医療機関などが直面している状況や、住民の人々が感じている恐れの度合いも推定する事が出来ます。


『 都道府県別、感染被害一覧 』

全国的には感染被害はほぼ収まっていると言えますが、「東京都」と「沖縄県」は明らかに突出して感染被害を受け続けている事がはっきり見えてきています。

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【 感染密度 】を確認する限り、危険な状況は既に脱して、どの都道府県もほぼ収束しつつあるのは間違いありません。
しかし、都道府県別に、人口あたりの死亡した人の人数を見ると、「東京都」と「沖縄県」では明らかに日本で最も深刻な状況が続いている事が確認できます。特に、人口が全国一の東京都が人口あたりの死亡者率で全国で2番目を数週間に亘り続けている事が深刻です。
  
本来ならば 政府直轄ともいえる地の利があり、医療機関の水準も高く、医療従事者数も多い筈の地域が 人口あたりの死亡者率で トップレベルを続けている事は異常と言え、せめてメディアはこの事実と原因の究明報道を行なうべきでしょう。
五輪開催などの行政負荷の高まりから自宅療養者数の増加を生み、直接医療を受けられなかった人達への影響が表われているのか、或いは、構造的に “感染症” に弱い都市システムによる結果なのか、検証は必要でしょう。



『 都道府県別、治療中患者数、重症者数、死亡者数 』

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出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株



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全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (10月22日現在)

2021-10-23 22:58:31 | COVID-19 国内状況

『 直近一週間で、105人が亡くなり、重症者数が 127人減って 208人に 』

新規感染者数や治療中の方の人数を見れば、確かにほぼ収束しつつあると言えます。  8月末には 一週間で 16万人近い新規感染者が報告されていた事と較べると、直近一週間では 2千5百人余りと 1/60 以下になった訳ですから、そう思って当然です。
しかし、一週間で16万人近い新規感染者数が報告されていた時に亡くなった人は 288人で、新規感染者数が 2千5百人余りになった直近一週間で 105人の人が亡くなっている事実は報道されていませんが、決して見逃してはいけないでしょう。
  

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『 治療中患者数、死亡者数、致死率等 推移一覧 』

10月22日時点で 重症ベッドで治療を受けている人は 208名 で ピーク時の 1/10 程度まで減っています。メディアも「重症者数は 〇〇名減っています」と伝え、状況は良くなっている一方のイメージを与えてます。
直近の一週間で 重症者数は 127人減っていますが、同時に、105人もの人が亡くなっている事実を伝えていないのは誤っています。重症者数が減っている事は亡くなった人が多く含まれている事も伝えるべきです。

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様々な規制は解除して、日常生活や経済活動を再活性させるのは継続しつつ、同時に、亡くなる方々やそのご家族の存在は忘れてはいけないでしょう。
新規感染者数が減少している程に亡くなる人は減っておらず、逆に、緊急事態宣言が解除された世間の中で、重症者ベッドで闘病している人とご家族の方々にとっては、まるで世の中からポツンと取り残されたしまった様に感じられ、病気以上に強い孤独感さえ感じているのではと心配されます。
せめて、メディアは、亡くなる人の人数はさほど減っていない事と、減少した重症者数の多くは亡くなっている人である事を伝えるべきだと思います。

 

出典 : 厚生労働省

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GRA が 初めてイベント開催した、カワサキ本社工場内のコースが改修されていました

2021-10-23 12:18:53 | 基本講座・ライディング

    
先日、明石市へ所用で出向いた時、川崎重工業 本社工場 へ立ち寄ったところ、本社工場内にあった運転教習コースが改修されているのを確認しました。この教習コースは、以前、カワサキが1990年まで開催していたジムカーナ全国大会を開催していただけでなく、GRA が 1991年1月、初めて「レッスン」を開催する為にお借りした施設で、とても思い出が詰まったコースでした。

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新しい施設は、この一年の間に改修された様ですが、施設の位置や大きさにほぼ変わりは無いものの、以前の様な “浮きコース” ではなく、全面フラットなアスファルト路面にペイントで規定コースを描かれた、最近の二輪用教習コースでよく見かける様式に変わっていました。

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走行路面が地面より 10㎝ 程高く作られた 通称 “浮きコース” は、1950年代以降、モータリゼーションの到来に合わせて、全国各地で開設された自動車教習所で広く採用された様式で、脱輪しないで正確な運転技術を身に付けるのに適したものです。
当然、GRA を発足させた頃、イベント開催用にお借りしていたコースの全ては同じ様式で、四輪とは異なり脱輪時の恐怖感は大きく、それは更に正確な運転操作技術を求められたものです。
  
しかし、“浮きコース” は 建設費用が高く、更にコース路面の縁の補修が必要な様式です。その上、1950年代は主流だったコンクリート舗装よりもアスファルト舗装の場合は更に費用が嵩む様式だった様です。その為、1980年代以降、免許取得課程に規定コースが求められる教習所を除いて、運転指導センターなどのコースの殆どは 全面アスファルト舗装+ペイントコース の組み合わせになっています。
また今後は、恐らく、二輪用の運転免許教習所であっても、坂道などの教習課程コース規定は残るでしょうが、全面アスファルト舗装+ペイントコースへと変わっていくでしょう。
      

確かに、“余分” な 転倒による事故を避けたいコース運営者側としては、建設と補修の費用面からも、当然の選択だと思いますが、コース縁の縁石の角を狙っていた当時を思い返せば少し寂しい気もします。
    

また今後は、恐らく、二輪用の運転免許教習所であっても、坂道などの教習課程コース規定は残るでしょうが、全面アスファルト舗装+ペイントコースへと変わっていくでしょう。確かに、“余分” な 転倒による事故を避けたいコース運営者側としては、建設と補修の費用面からも、当然の選択だと思いますが、コース縁の縁石の角を狙っていた当時を思い返せば少し寂しい気もします。
    
ただ、一般路上の多くは ペイントコース だと言えますし、逆にオートバイの基本的な特性 “サークル理論” を学ぶには 適した様式です。
ですから、単にコースを走行して習熟(慣れ)する練習とは別に、“サークル理論” でオートバイの本質的な特性を知り、適切で基本的な運転技術を学ぶ人が増える事も期待できます。
GRAは、その為にも、“サークル理論” の浸透を図る啓発活動を続けていきます。

 


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