この一覧表は、各都道府県別に、前週と比較して新規感染者が増えた増加率や、人口あたりの新規感染者や治療中患者数の増加率、人口あたりの死亡者数の増加率など数値で表し、感染被害の深刻度を他の都道府県と比較して理解する助けになります。
さらに 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しているので、各都道府県別の医療体制などを勘案すれば、医療機関などが直面している状況や、住民の人々が感じている恐れの度合いも推定する事が出来ます。
『 都道府県別、感染被害一覧 』
直近の一週間で全国に一気に感染が広がり、【感染密度】は昨年の 8月~9月頃と較べられない程に深刻な数字が連なっています。また、「人口あたり増加した重症者割合」は和歌山県や大阪府が群を抜いて高い値を記録し、それ以上に亡くなる人が急激に増えており、「人口あたり増加した死亡者割合」の注視が一層必要です。
また、沖縄県の人口あたりの新規感染者数【感染密度】は低下の傾向を示していますが、大阪府や東京都、福岡県や愛知県では危険なレベルへ上昇を続け、北海道も増加する傾向を見せています。
この表からも、単に「新規感染者数」だけで都道府県の状況を把握するのではなく、「人口あたりの重症者数」や「人口あたりの死亡者数」の傾向にも注視すべきでしょう。
『 都道府県別、人口あたり 治療中患者数、重症者数、死亡者数 』
各社メディアは、多くの都道府県で「新規感染者」が最高値を更新し続けている事を中心に報道していますが、大切にすべきは人口あたりの感染者や人口あたりの重症者数、人口あたりの死亡者数の “増加度” です。
各都道府県別のそれらの値の増加度を下記のグラフで示しています。
このグラフから、沖縄県では感染者の増加が収まりつつあり、治療者数も先週に続いて減少する良い兆候を見せています。
しかし、大阪府や東京都、福岡県などでは増加・拡大の一途で、特に大阪府では、重傷者数の増加傾向が止まらず続き、この点が最も懸念される点です。同様に和歌山県でも重症者数が増えており、大阪府が「人口あたりの死亡者数」で高い値を示している様に、和歌山県の今後が懸念されます。
また、広島県や熊本県、福岡県などは、重症者数の増加が無いにも関わらず、「人口あたりの死亡者数」が突出した値を示しており、重症と診断されてから短期間で亡くなる事例が懸念されます。
出典 : 厚生労働省
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