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コラム『 “グリップ力” を高めて走れ 』(仮題)の公開に向けて (解説図作成・その1)

2023-01-24 01:44:54 | コラム・社会

   
タイヤの “グリップ力” を大きくする事は、安全性や操縦性を高めるのに効果がありますが、それを高めるにはグリップ性能が高いタイヤに交換する他に、幅の広いタイヤへの交換やタイヤの空気圧を下げるなど誤った理解で行なわれている方法もあります。

“グリップ力” は(動)摩擦力だと考えられますので、方程式「摩擦力 = 摩擦係数 × 垂直抗力」から、“グリップ力” は 摩擦係数とタイヤへの荷重の積になります。この時、摩擦係数は路面とタイヤの関係で決まりますので、それらの組み合わせが変わらなければ、タイヤへの “荷重” によって “グリップ力” は決まる事がわかります。


この “荷重” と “グリップ力” の関係はどんな時でも変わらない大切な法則で、特にグリップ不足が転倒を招くリスクのあるオートバイの場合、この法則を理解して “グリップ力” を高く保つライディングがとても大切です。そして、「 “グリップ力” を高める走り」の肝(キモ)は、“グリップ力” の大きさは走らせ方一つでとても大きく保てるし、逆に小さくなってしまう走らせ方もあるという事で、それがライディングの上手下手や安全性に一番大きく影響しているのです。
 
次回作成の解説図では、前後タイヤ への “荷重” の総和(合計)が大きく出来る走らせ方と、よく見掛けるのですが、逆に大きく出来ない走らせ方を解説する予定です。(乞うご期待!)



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厚生労働省の発表データの誤差が大きい為、資料作成は控えます

2023-01-22 00:20:41 | COVID-19 国内状況

 

日本国内での新型コロナウイルスによる被害状況を、厚生労働省が発表するデータに基づいて、国全体での感染者発生率から各都道府県別の感染や入院、死亡などの詳しい資料の作成と公開を 2020年6月以降行なってきましたが、厚生労働省発表のデータの「誤差」が無視できない程に大きくなっていますので、今後暫くの間は、この資料作成を控える事にします。

その「誤差」とは、「感染者数」から「退院者数」や「死亡者数」を引き算した際には0になるべきですが、何等かの集計ミスによって整合していない事を示します。感染者の情報は、各都道府県の 検査や医療機関で集められ、各自治体の保健所経由で厚生労働省に届いているのですが、前述の通り、昨年 10月以降、各都道府県毎にバラつきはありますが、「誤差」が次第に大きくなったのです。




都道府県によっては、データの整合作業を進めて「誤差」を小さく留めているところもありますが、多くの都道府県では 整合・確認作業は一向に進まず、発表されているデータそのものの信頼性に懸念を抱くまでになっています。

その上、仮に春以降に、感染症としての指定分類は「2類」から「5類」へ変更されたならば、更に このデータに信頼性は揺らぐと思われます。その為、信頼性の高いデータが得られるまで、資料作成と公表は一旦中止します。


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新型コロナウイルス禍、世界の主要国の状況 「感染者数」と「死亡者数」の推移

2023-01-20 23:54:57 | COVID-19 世界状況

新型コロナウイルス禍、世界の主要国の状況 「感染者数」と「死亡者数」の推移

現在、日本は世界で最多の感染者を記録し続け、世界で最も多くの感染者が亡くなっている国の一つですが、最多の感染者を生み続けている原因と過去最多の死亡者を記録し続けている原因を発表せず、明確な対策を採らず、欧米主要国と同じ様に感染対策解除を進めています。
#COVID19 #BA1 #BA5 #CORONA


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2022年度、『 寄付金 』受領明細を報告します

2023-01-19 18:33:25 | 寄付金受領の報告


2022年度は、前年度と較べると、新型コロナウイルス対策による行動規制が少なくなった上に、“セミナー”の開催も加わり、イベント開催数が増えて『寄付金』として頂戴した金額も増えました。“ひと口100円”でのご寄付をお願いしているのですが、ご支援の気持ちを込めて頂戴できる有り難さに感謝しています。 

活動資金収支を見て、『寄付金』を増やす為の意見を頂戴する事もありますが、社会貢献活動として、より多くの人に、価値が充分にある活動だと認めて貰える様になる事を第一に考えて、この活動を続けていきます。どうぞ、これからも変わらず、志は大きく持って歩み続けますので、ご意見やご提案、そしてご支援をお願いします。

 
                                                                                   NPO法人 GRA 代表理事  小林 裕之

 



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1月7日開催『オートバイ なんでも “セミナー”』リポート・まとめ版

2023-01-18 01:46:55 | 基本講座・ライディング


いよいよ、今年最初の 「オートバイ なんでも セミナー」が始まります。 どんな話題と展開になるのか、楽しみです。

 

【 Part 1 】

今日の「セミナー」のテーマは、『グリップ力』になりました。
最新は ABS や トラクションコントロール が装備され、タイヤのスリップを防いでいますが、どちらもグリップ力が不足した場合の装備です。グリップ力はタイヤだけでなく、ライダーの操作で大きく変化するもの。理解した運転が一番大切で、可能な限りグリップ力を高めて、それを保ち、ライダーによるコントロール領域を広げておく事が楽しく安全に走らせるには欠かせません。


グリップ力を高める手段の一つとして、タイヤの「空気圧」を下げて設置面積を・・・など言われていますが、タイヤ設計者の意図を考慮せず、路面温度や車重、ライダーのスキルの違い言及せず、無責任な定説だと思います。

・・・と言う所まで、



【 Part 2 】

「セミナー」の途中経過です。
グリップ力を摩擦力とすれば、物理法則の通り、摩擦係数と設置面への荷重の積で、基本的には設置面積ではなく、荷重を大きくして保つ事が一番大切だと解析と理解は進みました。(一部、聞く側にとっては半信半疑ですが・・) 


次は、荷重はライダーの操作と車両のセッティング次第の話題へ進みますが、果たして、理解がついて来れるか、時間が足りるか心配です。



【 Part 3 】

セミナー、残り時間もわずか、
グリップ力を高めるには荷重を大きくするしか無い事は解析が終わり、走らせ方で、前後の分布荷重は変化する事と、前後の合計荷重は大きくする事の解析が進んだ所です。
さて、どんな走らせ方、走行ラインが、最も荷重を大きく保てるのか?、いよいよ佳境へ続きます。



【 Part 4 】

本日のセミナー、最後の解析です。
グリップ力を高め、コントロール領域を広げ、安全で楽しい走り方をするには、加速と減速で荷重を増やし、それを効率よく利用する走らせ方、つまり、定常円的走り方ではなく、『コインの法則』に従ったクロソイド的ラインの実践が大切。旋回中にFフォークが上下動している走らせ方では、グリップ力を無駄にしている証だという事まで進みましたが、理解と実践には時間が必要かも知れません。



【 まとめ 】

オートバイライダーにとって、安全に楽しく走り、転倒などの事故を防ぐには、いつもタイヤが路面をグリップしている感覚が頼りです。それが、多少、グリップを失っても転倒しない四輪車と一番大きく違うところです。
その違いは安全装備にも言えます。最近では、オートバイの新型車の多くは、四輪車でも採用されているABS(アンチロックブレーキシステム)やトラクションコントロールが採用されていますが、それらの作動はグリップ力の大きさによって介入タイミングが変わります。真の意味のオートバイのコントロール領域を増やすには、グリップ力を大きく保つ事が大切ですし、それはライダーの運転操作で大きく変わる事を自覚する必要があります。

そのグリップ力を大きくする運転操作はさほど難しくありません。タイヤと路面との接地面に働く “荷重” を大きく保つ意識と操作を行なう事です。例えば、直線路からコーナーへと旋回動作に入る際、フロントタイヤのグリップ力を大きくするには、アクセルをオフ(閉じる)にした直後に旋回動作に入る習慣を身に付けたり、フロントブレーキを軽くかけてバンクを始めるなど操作をすれば、全く行わない場合よりも、フロントタイヤのグリップ力は大きくなり、安心して旋回が行なえます。
間違っても、フロントブレーキを離した直後に旋回動作を始めるのは避けるべきです。その理由は、ブレーキでフロントタイヤに掛かっていた “荷重” が抜けるタイミングになるからです。つまり、フロントフォークが一度沈み込んでから伸び始めているタイミングは、 “荷重” が抜け始めている状態だから、グリップ力も抜け始めているからです。
 
そして、意外と意識されないのが、一定の速度で一定の大きさ半径を描く様に走っている時、前後輪ともに “荷重” はさほど大きく掛かっていない事、つまりタイヤのグリップ力もさほど大きく保てていない事です。タイヤに掛かる “荷重” の大きさは、ライダーによる加速や減速の操作によって大きく増えるものです。タイヤのグリップ力を大きく保ち、安全で楽しい走る為には、特にコーナリング時には、加速も減速も行なっていない定速定常走行の状態は少なくして、減速と加速のメリハリある運転操作を意識する事が大切です。


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