宮沢賢治
「春と修羅」より
半紙
まことのことばはうしなはれ
雲はちぎれてそらをとぶ
ああかがやきの四月の底を
はぎしり燃えてゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
玉髄の雲がながれて
どこで啼くその春の鳥
宮沢賢治
「春と修羅」より
半紙
まことのことばはうしなはれ
雲はちぎれてそらをとぶ
ああかがやきの四月の底を
はぎしり燃えてゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
玉髄の雲がながれて
どこで啼くその春の鳥