八木重吉「草をむしる」より
草をむしればあたりがかるくなってくる
半紙
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前にも書いたことのある詩ですが
ちょっと絵を添えてみました。
顔彩です。
いろいろできて、選べないので、あと3点。
八木重吉「草をむしる」より
草をむしればあたりがかるくなってくる
半紙
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前にも書いたことのある詩ですが
ちょっと絵を添えてみました。
顔彩です。
いろいろできて、選べないので、あと3点。
大根引き大根で道を教えけり
小林一茶
半紙
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大根を引いている農夫に道を聞いたら
大根で道を教えてくれた、という単純な句。
でも、よく考えると実に深い。
「大根引き」は、いわば大根のプロ。
大根のことなら何でも知っている。
その人に「道」を聞いた、つまり、「どう生きればいいか」を聞いた。
そうしたら、その「大根」で答えてくれた。
「この大根のように生きろ」あるいは、「答えはこの大根の中にあるぞ」とか。
勝手な解釈ですが、こんなふうに読むとおもしろい。
大根の絵のなかに、矢印を書いてみたのも、何の気なしにですが
「大根」のなかに「方向=生き方」が「ある」みたいな感じになっているかもしれません。
いよいよ来週開幕です。
今回は、師匠の越智麗川先生が、大作を揮毫なさっています。
峠三吉の原爆詩集より「八月六日」をモチーフとした作品。
必見です。
越智先生のブログをご覧ください。
私も、出品しております。
佐藤春夫の「少年の日」を書きました。
どうぞお出かけください。
なお、私は、会場にはおりません。
また、8月3日(月)は休館日ですので、お間違えなきように。
ピーマン
19×24cm
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ピーマンも、そのままだとツマラナイというか、描きにくいので
半分に割ってみました。
切り口は、やっぱりおもしろい。
別役実「赤い鳥の居る風景」より
半紙