野口雨情
あの町この町
半紙
爪楊枝
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あの町この町
あの町 この町、
日が暮れる 日が暮れる。
今きたこの道、
かえりゃんせ かえりゃんせ。
お家が だんだん、
遠くなる 遠くなる。
今きたこの道、
かえりゃんせ かえりゃんせ。
お空に ゆうべの、
星が出る 星が出る。
今きたこの道、
かえりゃんせ かえりゃんせ。
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特に二番の「お家が だんだん、遠くなる 遠くなる」が
なぜかいつまでも身にしみます。
「だんだん遠くなる」のが、年をとるにつれて
いろいろなものに変わっていくようですね。
遠くならないように、いつも近くにあるようにするには
いったいどうしたらいいのでしょうか。