雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
七十二候
3/30〜4/3ごろ
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この時期の雷は「春雷」というのでしょうが
あまりお目に(お耳に?)かかりませんね。
雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
七十二候
3/30〜4/3ごろ
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この時期の雷は「春雷」というのでしょうが
あまりお目に(お耳に?)かかりませんね。
名取里美
白梅や詩人俳人小説家
名取里美第3句集「家族」所収
半紙変型
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「白梅」との連想で、
どうして、詩人・俳人・小説家なのと続くのか。
いろいろな思いが浮かびます。
寒さの中に、凜として咲く白梅の花は
高貴で、孤高で、それでいて親しみ深い。
それはまた文学者あるいは、芸術家の持つ共通の心でしょう。
「詩人」「俳人」「小説家」と
リズムよく並んでいて、思わず口をついて出そうです。
名取里美
青空のすみずみ動く木の芽かな
半紙変型
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名取里美さんの第3句集「家族」所収
今は、ソメイヨシノとともに
ケヤキやコナラの芽吹きが美しい季節です。
多くの人は、満開のソメイヨシノに見とれて
木の芽の美しさに気づきませんが、
この時期の若葉は、ほんとうに美しく
生命力そのものです。
名取さんのこの句は、その生命力を
「青空のすみずみ動く」という独特の感性でうたっています。
世界中に、生命がみちみちて、
それが目に見えなくても
躍動しているさまが、
見事に表現されています。
桜始開(さくらはじめてひらく)
七十二候
3/35〜3/29頃
ハガキ
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今年は例年になく桜の開花が早かったわけですが
この「桜始開」は、むしろぴったりですね。