本日4コマめ。いい加減こんな生活は・・・(以下略)
チラシとかでの印象は「痛快時代劇」だったんですが、韓国の「重い『男の友情』モノ」でした。もっと娯楽作だと思ったんだけどなあ。その割には友情の書き込みが弱いので、話の練りがイマイチ。かつての彼らの「絆」が強ければ強いほど、敵同士になってしまった「現在」が生きてくるのになあ。オチの台詞は割といいんだけど、前振りが弱いだけに、「あ~~、まあ、つまりはぁ、そういうことだったんですねえ。はあ・・・。」みたいな、これでいいような悪いような、見ている気持ちに決着がつかないラストでした。
お話は17世紀半ばの朝鮮。反乱によって仁祖が王座についた。新王朝の高官が次々と刺客に襲われる。王の護衛官ギュヨプは、刺客がかつての友人ジファンなのを知る。彼らは前王朝時代の武官養成所「清風明月」で技を磨き合った仲。「おだやかな風が吹き、明るい月が世を照らす」その言葉通りの平和な世をもたらすことを目的にした機関「清風明月」を卒業し、ジファンは王都の護衛に、ギョヨプは国境警備へ赴く。精鋭の武官に目を付けた反乱軍は、国境警備隊を傘下に納めようとする。従わなければ部下を殺すと脅されたギュヨプは、部下の命のために仁祖に「生涯の忠誠」を誓わされ、王都攻撃の先陣となり、王都守護のジファンと切り結ぶ。ギュヨプによりジファンは斃された、と思われていた。そのジファンが刺客だったのだ。己の信念とは違うものに心ならずも忠誠を誓い新王を護るギュヨプ、復讐のために新王を狙うジファン。二人はどうなるのか・・・。というのがあらすじ。
ギュヨプの苦しみは強く伝わってきます。ジファンの、生きる目的はただ一つというのもよくわかります。市川雷蔵と天知茂でやったらすごく似合いそうです。それだけに、もうちょっと、話を練り込んでくれたらなあ、と思います。ついでに言うなら女は必要ないです。役者じゃなくストーリー的に。
1500人のエキストラを使った合戦場面は迫力があります。しかしながら夜に、同じ軍装なので、どっちが敵だか味方だかわかりづらいです。見所の一つ、風景はなかなか美しかったですし、皆さん甲冑の着こなしもよくすごく自然でした。そういった細部は非常に良いんですがね・・・。ギュヨプ役のチョ・ジェヒョンの「目」の力が凄かった。この「目」は大画面で見ておいて正解。
チラシとかでの印象は「痛快時代劇」だったんですが、韓国の「重い『男の友情』モノ」でした。もっと娯楽作だと思ったんだけどなあ。その割には友情の書き込みが弱いので、話の練りがイマイチ。かつての彼らの「絆」が強ければ強いほど、敵同士になってしまった「現在」が生きてくるのになあ。オチの台詞は割といいんだけど、前振りが弱いだけに、「あ~~、まあ、つまりはぁ、そういうことだったんですねえ。はあ・・・。」みたいな、これでいいような悪いような、見ている気持ちに決着がつかないラストでした。
お話は17世紀半ばの朝鮮。反乱によって仁祖が王座についた。新王朝の高官が次々と刺客に襲われる。王の護衛官ギュヨプは、刺客がかつての友人ジファンなのを知る。彼らは前王朝時代の武官養成所「清風明月」で技を磨き合った仲。「おだやかな風が吹き、明るい月が世を照らす」その言葉通りの平和な世をもたらすことを目的にした機関「清風明月」を卒業し、ジファンは王都の護衛に、ギョヨプは国境警備へ赴く。精鋭の武官に目を付けた反乱軍は、国境警備隊を傘下に納めようとする。従わなければ部下を殺すと脅されたギュヨプは、部下の命のために仁祖に「生涯の忠誠」を誓わされ、王都攻撃の先陣となり、王都守護のジファンと切り結ぶ。ギュヨプによりジファンは斃された、と思われていた。そのジファンが刺客だったのだ。己の信念とは違うものに心ならずも忠誠を誓い新王を護るギュヨプ、復讐のために新王を狙うジファン。二人はどうなるのか・・・。というのがあらすじ。
ギュヨプの苦しみは強く伝わってきます。ジファンの、生きる目的はただ一つというのもよくわかります。市川雷蔵と天知茂でやったらすごく似合いそうです。それだけに、もうちょっと、話を練り込んでくれたらなあ、と思います。ついでに言うなら女は必要ないです。役者じゃなくストーリー的に。
1500人のエキストラを使った合戦場面は迫力があります。しかしながら夜に、同じ軍装なので、どっちが敵だか味方だかわかりづらいです。見所の一つ、風景はなかなか美しかったですし、皆さん甲冑の着こなしもよくすごく自然でした。そういった細部は非常に良いんですがね・・・。ギュヨプ役のチョ・ジェヒョンの「目」の力が凄かった。この「目」は大画面で見ておいて正解。