きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「サタデー・フィクション」

2023年11月11日 | 映画






私のコン・リー様がオダジョーに
あんなことやこんなことをしていました。

開戦前夜のスパイものなら雷蔵の陸軍中野学校の方が面白いです。
みんな、椎名さんを見習って!

それ以外は、あんまり、、、
話のテンポが悪い。
いろんなことが唐突。
でもコン・リー様を拝めれば、それでよし。
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「眠れる森の美女」沖&秋元/東京バレエ団

2023年11月11日 | バレエ・ダンス




プロローグに妖精群舞が出てくるだけで泣ける。
短縮版じゃない!
本当の「眠り」!

政本さんのリラが素晴らしい。
落ち着いて優美で、
妖精の中でも一段高い位置にいて、
オーロラへの愛情たっぷり。

妖精5人も音楽のキメにピッタリとキメる。
前後しました、前奏からオケのキレが良い!

眠りはオールスターキャストになるんだなあ。
衣装を新調すると「100万ドルバレエ」になるのも納得。

弾くんのカラボスは腰が曲がった老婆。
出だしのカラス付きの椅子は良いしマイムもわかりやすい。
しかし演出の流れなのか、
リラとカラボスの対決が今一つ盛り上がらないかな。
私の好み的に。

プロローグと1幕の間、
幕前で下手で糸を紡ぐカラボス、上手は糸車を差し出す女性。
舞台転換とわかっても長い。

1幕。ワルツはフォーメーションが複雑。
華やかだけど、ちょいワサワサ。
輪っかは主に男性担当。

沖さんの髪は栗色。総カツラ?
ローズアダージオは安定。
危なげなし。
押し出しが良く華やか。
出で「主役登場!」感がある。
王子4人は多少のカスタマイズはあるけど、
同じ様式の衣装。
子眠りのような国の違いは無い。

2幕。
秋元さんの王子は本領を超発揮!
これぞ王子!
冒頭のお仲間達の場面でミニソロあり。
村人の踊りもあり。
そして!
東バ版初(たぶん)の幻影!
幻影の場面が!
森の中だからか、群舞衣装は緑。
オーロラもペパーミントグリーン。
オーロラと王子はすれ違い。

パノラマはお船。
カラボス城に到着。
なんと、対決無し!
王子のキスで魔法が解けて、カラボス撤収。
なかなか目が覚めないオーロラ。
どうすれば、と王子がリラを見たら、起きた。
ここで短いパドドゥウ。
マールイの幻影でオケが演奏していた曲。
ふたりの心が通い合う。
オーロラが両親を起こす。

3幕。
イントロで童話の人の登場はなし。
宝石はペア4組なかんじ。
童話は、男女一組が王と王妃の前に出る。
ミニ幕が彼らの前を通り過ぎると童話に変わる。
変身というより、余興を提供なかんじ?
なので狼も顔出し。
青い鳥のフルバージョンを久々に見た!
生方さんのジャンプが綺麗。

主役2人のパ・ド・ドゥウは、
キラキラ感、幸福感はあるものの、
沖さんは子眠りで何回か見てるから、
ちょいと新鮮味には欠けたかな。
ラストはオーロラにウェンディングベール。

安村さんが大活躍で、プロローグ以外は役付きで、
そのうちの4人の王子って、
最初に手を差し出す人が
そのあとのオーロラのサポートメインが多いけど、
オーロラが下手から移動する時は
2番めに手を差し出した安村さんだった気がする。
このサポート、ツアーとかだと他日のデジレのこともあるよね。
かつての英国ロイヤルではアダム・クーパーが入っていた記憶。

カテコには佐野さん木村さんも。


幕間ロビーで聞こえてきたように、
例えばシュツットガルトのような改訂版ではなく、
子眠り、マラーホフ版、の前の短縮版を、
一般的な版に直したかんじかな。
幻影のように無駄に見える場面でも、
古典はこれがなきゃと思うよね。

短縮版は、森にリラが現れ、
リラが王子にオーロラをチラ見せしてすぐパノラマ。
幻影は場面ごとなし。
紗幕向こうのパノラマが、
茶色のストーンとした衣装の女性が踊っていたので、
通称「蓑虫」でした。

フェリとルグリとか、ギエムのABT客演とか、
いろいろ思い出しちゃった。

幻想でリラが出ると、遣り手婆、って思うね。

マラーホフ版は幻想の場面が祝福の妖精達だっけ、
女性ダンサーが笠に布ヒラヒラで「ワカメ」と呼ばれていたな。
妖精のお付きの男性が無駄にかっこいい衣装だった。
オーロラの衣装がフルーチェみたいだった。
マラーホフ版は、群舞が少ないとこう作るしかない、ってかんじだったよね。


マラーホフ版眠り衣装の写真、発掘。9年近く前か。ひゃーっ!
https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/eb6f1def10d0936eceb9a54ef60632ca

マラーホフ版の前の眠りのラストは05年8月みたい。
字数制限のある「さるさる日記」に書いていた頃なので配役の記載無し。
https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/e312d3b417a99e962613812ac5b45d3e

で。マラーホフ版の東バ初演は06年2月!
https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/49b6f495e3e3ebce2d95f244159e1d59


【配役等】
国王フロレスタン14世:中嶋智哉
王妃:奈良春夏
オーロラ姫:沖 香菜子
デジレ王子:秋元康臣
カタラビュット、式典長:岡崎隼也
悪の精カラボス:柄本 弾
リラの精:政本絵美

- プロローグ -
妖精たち:
カンディード(優しさ):三雲友里加
フルール・ド・ファリーヌ(やんちゃ):涌田美紀
パンくずを落とす精(寛大):足立真里亜
歌うカナリヤ(遊び心):安西くるみ
ヴィオラント(勇気):伝田陽美

- 第1幕 -
4人の王子:
フォルチュネ王子:ブラウリオ・アルバレス
シャルマン王子:鳥海 創
シェリ王子:安村圭太
フルール・ド・ポワ王子:後藤健太朗

- 第2幕 -
公爵令嬢:榊優美枝
ガリフロン、デジレ王子の家庭教師:安村圭太

- 第3幕 -
宝石の精:
ダイヤモンドの精:伝田陽美
サファイヤの精:二瓶加奈子
金の精:足立真里亜
銀の精:加藤くるみ
プラチナの精:池本祥真、安村圭太、鳥海 創、加古貴也
長靴をはいた猫と白い猫:後藤健太朗、涌田美紀
青い鳥とフロリナ王女:生方隆之介、中島映理子
赤ずきんと狼:安西くるみ、岡﨑 司
親指小僧とその兄弟と人食い鬼:
髙橋隼世
大野麻州、小野陵介、小仲 花、野本紗世、
長谷川結子、花田純之介、矢崎佳奈海

指揮: トム・セリグマン
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団OB・OG、東京バレエ学校

音楽:ピョートル・チャイコフスキー
台本:イワン・フセヴォロシスキー、マリウス・プティパ(シャルル・ペローの童話に基づく)
原振付:マリウス・プティパ
新演出・振付:斎藤友佳理
ステージング・アンド・プロダクション・コンセプト:ニコライ・フョードロフ
舞台美術:エレーナ・キンクルスカヤ
衣裳デザイン:ユーリア・ベルリャーエワ
照明デザイン:喜多村貴


~上演時間~
第1幕 14:00~15:10
休憩   20分
第2幕 15:30~16:00
休憩   15分
第3幕 16:15~17:00
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「暗殺の森」(午前十時の映画祭13)」

2023年11月11日 | 映画


ベルトリッチらしい布ヒラヒラが美しい。
ドミニク・サンダが、いま見るとすごく若いな。
むかし見た時は肩幅!と思った記憶があるけど、
今日はそうでもなかったな。
彼女の名前は「エイリアン通り」で知りました。

「普通」に固執した男は、戦後はどうなるんだろうか。

「午前十時の映画祭」、今回から時々上映前後に解説が入るけど、
やめて欲しいなあ。
特に今作は上映前に「あの運転手は、」ってネタバレしちゃってたし。
あれは匂わせだからいいんじゃないか。
髪の毛ファサーッ!のインパクトが薄れるし。
早起きして映画館にようやく開映前に着いたのに、
聞きたくもない解説から始まる、ってシステム、誰が考えたのか。
解説が先だと最初からわかればもうすこし遅く出かけられるのに。
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