6月前半、ゆいツールはロンボク島で活動していました。
今回は、マタラム市のとあるお宅で実践中のコンポストづくりの様子を報告します。
今回作ったコンポストは「高倉式コンポスト」。(Kompos Takakura)
(最初に発酵液を作ってから、コンポストとして使い始めるまで10日弱かかりました。)
まず最初は発酵液づくり。(1. cairan bakteri A dan B)
発酵液は2種類作ります。
A⇒テンペ(大豆の発酵食品)、タペ(キャッサバを発酵させたもの)、ヤクルト(半分と少し程度)、砂糖50g、水1リットル
(ヨーグルトやチーズを入れてもよし)
B⇒野菜(葉物)と果物の皮、塩5g、水500ミリリットル~700ミリリットル
(Cairan A: Tempe, Tape, Yakult, Gula50g, Air 1L..boleh ganti dengan Yoghurt atau Keju
Cairan B: Sayur-sayuran, Kulit buah-buahan, Garam5g, Air 500ml-700ml)
↑左がB、右がA (Cairan B sama A)
これを、作ってから3日おきます。インドネシアは暑いので、3日たてば十分に発酵します。
発酵する際にガスが出るので、ペットボトルの口はゆるく締めます。
3日たったら発酵床を作ります。(2. Mempersiapkan tempat kompos)
米ぬか、もみ殻、土を同量づつ(土は少なめでもよし)、用意します。今回は、だいたい15リットルくらいの発酵床を作りました。
(Tempat biakan untuk bakteri...Tanah biasa : Sekam : Dedak=1:1:1, boleh tanah lebih sedikit)
よく混ぜたら、発酵液AとBを投入します。(Campur dan aduk baik bahan semua)
さらによく混ぜ、通気性のよい入れ物に移します。
ハエなどの虫が寄ってこないように麻袋などをかぶせてふたをして、1週間ほど待ちます。
(harus ditutup dan taruh saja selama kira-kira 1minggu)
実際には5日目にはもう準備OKになったので、生ごみを入れました!(準備OKの目安は、コンポストの表面に菌が繁殖すること。)
(3. Memasukkan sampah dari dapur dan campurkan setiap hari)
毎日生ごみを入れて、よくかき混ぜています。コンポストはほかほか温かく、瞬く間に生ごみが消えていきます。
コンポストに入れても大丈夫なもの。ごはんの残り、野菜くず、油、くだものやくだものの皮、肉や魚、ジュース、葉っぱや枝、腐ったものも少しなら。
卵の殻なんて大歓迎(カルシウムだから)。
(Apa saja yang bisa dimasukkan ke dalam Kompos? ⇒ Nasi, Sayur, Minyak, Buah-Buahan, Daging, Ikan, Jus, Daun, Cabang, yg basi Ok tapi sedikit saja, Cangkang telur OK, karena mereka memasok kalsium.
Tidak boleh memasukkan: Msl. Plastik, Logam, Kaca, Batu...)
作ってみると、コンポストはまるでペットのようです。毎日エサをあげて、様子を見て。温かいし、バクテリアというペットを飼っている感じです。
このコンポスト、もっともっとロンボクに広がるようにゆいツールも普及に力を入れていきたいと思っています。(山)
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