ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

ロンボクの若者が西バリ国立公園へスタディツアー2 in Bali

2018年12月29日 | ★2018年度(ロンボク)

前回のブログに引き続いて、西バリ国立公園へスタディツアーの報告です。

Yui-Tool telah menbuat studi banding ke Taman Nasional Bali Barat untuk pemuda2 di Lombok.

2日目は、まず国立公園の事務所で公園の概要や国立公園事務所と住民の協働活動の内容などを聞いた後、ギリ・マノック村の住民グループと意見交換をしました。

↑ プレゼンをしてくれた、国立公園のスタッフのスギアルトさん。(右)

プレゼンの後、場所を移してギリ・マノック村の住民グループのメンバーが、活動の紹介をしてくれました。

ギリ・マノック村では、「ごみ銀行」や「鳥の家」「サンゴの植林」など個別に活動していたグループが、協働するためのフォーラム(FKKSMG)を立ち上げました。(Forum Komunikasi Kelompok Swadaya Masyarakat Gilimanuk:ギリ・マノック住民自助グループコミュニケーションフォーラム)2016年以降に、それぞれのメンバーが集まっておしゃべりをしているうちに、協働して国立公園と一緒に、観光活動に力を入れていこう、と意気投合したそうです。

ギリ・マノック村の話を聞いた後、ロンボクのランタン村でゆいツールが開発した村ツーリズムについて、ランタン・エコツーリズムのオパンくんからプレゼンをしてもらいました。

FKKSMGのみなさんは、自分たちの村にはないツーリズムの事例を聞きながら、積極的に質問をしてくれました。

ランタン村は、ギリ・マノック村に比べたら何もない村ですが、ただただ自然と人の暮らしがあることだけで、日本から来た学生たちは幸せを感じまた来たくなってしまう、ということも伝えました。

何かが必ずなければいけない、ということはなく、今村にあるものを活用して、村の若者たちが積極的に参加してツーリストをもてなすことが大切だと、一緒にスタディツアーに参加したロンボクの若者も学ぶことができました。

昼食は、海に浮かんだ竹の筏の上でお弁当を食べました。

その後、マングローブを植林しに行きました。

↑ 1日目は調子が悪くて休んでいたサムスルくん。自分の名前を書いた札を立てて苗を植えました。

スンバルン地区から来たルスくんも植えました。

ごみ銀行にも行きました。

西バリ国立公園のスタディツアーは、ひとつひとつの体験が連れて行った若者たちの刺激になり、ヒントになったようです。

スンブル・クランポック村のコーディネーターのグデさんと、若者たちと。

ツアーのレポートは、もうちょっと続きます。(山)

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ロンボクの若者が西バリ国立公園へスタディツアー in Bali

2018年12月26日 | ★2018年度(ロンボク)

12月の中旬、ロンボクの若者を連れて、西バリ国立公園へスタディツアーに行きました。

目的は、西バリ国立公園で村ツーリズムの参考になりそうなことを学ぶこと、です。

Yui-Tool telah menbuat studi banding ke Taman Nasional Bali Barat untuk pemuda2 di Lombok.

連れて行ったのは、中部ロンボクのランタン村のオパン、西ロンボクのブウン・スジャティ村のマデ、東ロンボクのスンバルン地区のルス、それから、日本語サポートでサムスル。ゆいツールの新アシスタントのコマンさんも。

到着した日に訪れたのは、スンブル・クランポック村です。

最初に、クダイ・サウォ・クチック(Kedai Sawo Kecik)という、公園のようなところに行きました。

ここは、村の若者たちが、子供たちにサウォ・クチック(という木の名前)の植林地に親しんでもらおうと造りました。

ここは国立公園の土地で植林地なのですが、木を植えても住民が牛を放牧してしまい、あまり気にかけられていなかったため、子供たちが遊ぶ場所にして、大人たちもこの場所に親しみを持つように、と考えたそうです。

使われなくなったものを使って、さまざまな飾りが飾り付けられていました。

いらなくなったもので、こんなに色々な飾りが作れるのか、と感心しました。

この公園では、子供たちが英語を学んでいました。

国立公園のスタッフが、ボランティアで放課後クラスを開いているそうです。子ども好きなマデくんが、写真を撮ろうよと誘いました。

ここでは、サウォ・クチックの木を2本植えました。

木を植えて、名札を書いて、写真を撮ると、なんだかとてもその場所に愛着が湧いてきました。

オパンくんは、自分の村が国立公園に隣接しているため、木を植えるプログラムにとても興味を持っていました。

次に、バリの人たちのお祈りに欠かせない花を栽培している農家をたずねました。

お祈り用のお花たち。

土台を、バナナの葉っぱで作ります。

時間がなかったので、お祈り用のお花づくりはできませんでしたが、その代わりお花摘みをしました。

連れて行ったロンボクの若者のうち、3人はムスリムだったので、バリの文化はよく知りません。

旅行者として、こういった文化体験をすることで、他の宗教について学ぶ機会になると思いました。

この地域では、水の確保が課題だということで、お花農家も個人で大きな貯水槽を持っていました。

同じく、水の確保が難しいスンバルン地区から来たルスくんは、大きな貯水槽に強い興味を示しました。

その次に訪れたのは、国立公園から水を引いて活用している住民グループの集水所でした。

2014年ごろに、住民グループが自分たちの力で、水を引いて活用するようになったそうです。(国立公園の許可を得たうえで)

ここでも、ルスくんが積極的に質問をしていました。

夕方、若者たちはすぐ近くの海岸に遊びに行きました。

大きなペリカンが飼われていて、びっくりしたようです。

夜は、国立公園のスタッフや地元住民でコーディネーターの方と、国立公園の森を守ることや住民の活動について、若者たちと一緒に話をしました。(続く)

(山)

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ロンボクの地震のことなどお話ししました! in Tokyo

2018年12月08日 | ⇒2018年度(日本)

12月1日に、日本インドネシアNGOネットワーク(JANNI)の連続講座で、お話ししてきました。

JANNIは、インドネシアの人権、環境、開発などさまざまな問題を改善するため、また日本とインドネシアの市民レベルの交流・ネットワークを広げるための団体として1993年に設立された団体です。私も以前、ボランティアをさせていただきました。

25年が経ってJANNIは今活動を終えようとしているのですが、そのような時に連続講座に呼んでいただいて感謝しています。

さて、講座では、ロンボクの地震のその後の様子、ゆいツールが行った学校へのテント支援のプログラムについて、それから普段ゆいツールがロンボク島で行っている活動についてなど、お話ししました。

恒例の、「インドネシアクイズ」もやりました。インドネシア通の方々に合わせた、ちょっと難しいクイズも盛り込みました。

お話しの後、30分くらい参加者のみなさんの質問に答えたり、意見交換をしました。

ご参加いただいたみなさん、JANNI事務局のみなさん、ありがとうございました。

講座の後、JANNI会員のみなさん、参加者の方と交流会に繰り出しました。

インドネシアが大好きな人たちと集うのはとても楽しかったです。

JANNIがなくなってしまうことを惜しみながら、みなさんと色々とお話ししました。(山)

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インドネシア大学に留学中の学生さんを受け入れました! in Lombok

2018年12月05日 | 6. エコツアー参加者の声

インドネシア大学に留学中の東京農工大学の学生さんがひとり、1泊2日でロンボク島に遊びに来ました。

どんな旅だったのでしょう。

***

ロンボク島 観光記

2018年11月24日・25日にインドネシアのロンボク島を観光しました。空港から出ると辺りは田舎ですね!

 

早速、興味のあったゴミ銀行を見学しました。ゴミ銀行とは、地域からゴミを集めてリサイクルする活動のことです。

 

インドネシアはコーヒーが大人気なのですが、家庭から出たコーヒーの袋を集めて、ポーチとかバッグとか作ってます。

 

 

余ったプラスチックは、ペットボトルに詰めて、椅子を作ってました。意外と座り心地は安定していました。


キッチンから出たゴミをコンポストで肥料にして、ペットボトルで作った植木鉢に入れて、植物を育てます。

 

ペットボトルのキャップで描いた絵


ゴミ銀行を回った後は、スンギギの海に行きました。丁度、晴れ&日の入りで、とても綺麗でした。

 

泊めてくださり、ありがとうございました!

 

朝食は宿泊先の奥様が用意してくださいました。美味しかったです。


翌日は、ブウン・スジャティ村というところに行きました。伝統的な方法で作っている木製の皿を見学しました。

 

トゥリゴナというとても小さいハチの巣を見ました。ハチが耳に入らないように耳栓しました。

 

あま~い!

 

次は滝へ!(自転車で移動しているのでヘルメットをかぶっています)


30 mくらいあって、怖かった、写真では躊躇してるが、最終的にはジャンプした。

 

滝に打たれて修行

 

池で釣りもしました。


落ち着いた場所で怪しげな果物を食べる、どれも派手な色だが、うまい。

 

そのあと、ナルマダということろへ。触ると若返るという言い伝えのある池で、危うく落ちそうになる。


バリから来た王様の部屋、体が弱ったために、身近にお参りする施設を造ったというから驚き。


イスラム教とヒンズー教が同時に祀られている寺。リンサール。

 

丁度、儀式の最中でした。


二日間、案内ありがとうございました!

***

駆け足で観光したMくん。またゆっくり遊びに来てください。(山)

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