先日、とある助成金の公開選考会、というものに発表者として行ってきました。
書類選考で通ったので、公開選考会で活動をアピールしてください、ということでした。
ロンボク島のごみ銀行を増やすための活動費をもらえれば、と思って申請したのです。
結果は、"残念ながら”でした。
(1年間に最低5つくらいの申請書を書いているので、"残念ながら”はしょっちゅうです。)
そのときに、審査員の方々に言われたことが印象に残っているので、ここで詳しく紹介しようと思いました。
「ごみ銀行の取り組みはいいと思うけど、そもそもごみ銀行ってだれがやってるの?」
誰って・・・それは、アイシャ(NTBマンディリごみ銀行)だったり。(写真下左)
ハミドさん(シウン・グミランごみ銀行)だったり。(写真下右)
ティアとリス(ウダヤナごみ銀行)だったり。(写真下左から1番目リス、2番目ティア)
ウィビサナさん(リサンごみ銀行)だったり。(写真下)
みんな普通の人ですが。それが何か?
と思ったのですが、審査員が知りたかったのは「個人なのか?会社なのか?組織なのか?」ということだったようです。
それなら答えは、「(ゆいツールが応援している)ごみ銀行は、ほとんど個人が(ボランティアベースで)運営しています」となります。
リサンごみ銀行だけはマタラム市のごみ銀行ということになっていますが、目に見えた活動はあまりありません。
もちろん、ちゃんと経営できるようにがんばっているところもあります。
だれもボランティアベースでやりたいとは思っていないけれど、マネージメント、マーケティングなどを学ばなければ、素人が上手に経営できるものではありません。
NTBマンディリごみ銀行は、ビジネスとしてお金が回っているとてもよい事例です。
開発している商品もさまざま。最新モデルはこれ。
レジ袋などのビニール袋を、アイロンで熱を加えて素材に変えているそうです。
ゆいツールは、NTBマンディリごみ銀行のノウハウ(マネージメント、マーケティング手法)を、他のごみ銀行やこれからごみ銀行を始めたい人に学んでもらって、ロンボクのごみ銀行の数を増やしたい、質を高めたい、と考えています。
そのための講習会(研修会)を開催するお金を探しています。
何度目かの"残念ながら”の先に、活動費が手に入る日が待っていると思うので、あきらめずにまた申請書を書いていきます。
☆おまけ☆
こちらは、観光地のギリ・メノ島のディアナ・カフェに置いてもらっているウダヤナごみ銀行のショップです。
意外にも、ローカルの男性が興味を示すそう。現在、男性向けのクラフトを開発中です。
(観光地はロンボク本島の田舎と違って、実入りがいいため観光客が買うような値段でも買えてしまうらしい)
(山)
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2017年3月4日に、東京都目黒区にてインドネシア・ロンボク島学生向けエコツアー報告会を開催します。
ツアーに参加した学生さんが体験したことなどをお話ししたり、ロンボク島の暮らしのことやゆいツールの活動について、
山本がお話しします。
お申し込みは、下記のメールアドレスへメールか、Facebookのイベントページで「参加」ボタンをクリックしてください!
(Facebookに登録されていない方は、メールをお送りください)
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