7月中旬に、北ロンボクの離れ島ギリ・メノ島で、ドゥルカディ・チームが観光客とローカルの人向けにクラフトワークショップを行いました。
Tim Dulkadi telah membuat workshop kerajinan tangan dari sampah plastik di Gili Meno, Lombok.
Workshop ini dilakukan di tempat Trash Hero Meno.
作ったのはこちら。
プラスチックの空袋を使ったキーホルダーです。
ドゥルカディ・チームは、これに先立って、パイズルさんのごみ銀行(クカイ・ブルスリごみ銀行)で作り方を学びました。
そして、材料を用意してもらいワークショップにのぞみました。
今回、ゆいツールの山本は現地にいません。若者たちだけで、ちゃんとできるだろうか。少々不安はありましたが、色々と指示をしてあとは任せることにしました。
ワークショップの目的は、主に観光客にごみ銀行の活動をPRしたり、ローカルの人にはプラスチックのごみを再利用してクラフトづくりができることを伝えたりすることでした。
参加者は、観光客が6人とローカルの人たちが15人くらいでした。
どこから来た人たちか、というのをリサーチし忘れたましたが、イギリスの方が2名いたそうです。
今回、トラッシュ・ヒーロー・メノという団体のbrother hoodという場所を借りて、ワークショップを行いました。
このキーホルダー、小さいですが簡単には作れません。まずはさみで、プラスチックの空袋を切るところから。
そして、折ったり編んだり。
子供たちも集まってきました。子供たちは、切れ端をペットボトルに詰めて「エコブリック」を作ります。
エコブリックは、主にごみ銀行で売り買いされて、建築資材の代わりとして使われています。
サイコロ状に仕上げるときには、針と糸を使って縫いながら作っていきます。
長い時間がかかってやっとできあがりました!
参加者も大満足!
本当は、このbrother hoodに卸しているごみ銀行の商品も積極的に売って欲しかったのですが、みなさん作ることに夢中で、ドゥルカディ・チームのメンバーも教える方に集中していて、残念ながら販売することはできませんでした。
もうひとつ、非常に残念なことがありました。
このワークショップにむけて、ゆいツールはトラッシュ・ヒーロー・メノの代表のスルマンさんと何度か打ち合わせをしてきました。
6月の打ち合わせでは、キーホルダーを作るワークショップへの協力をお願いし、準備を進めてきました。
ところが、準備段階(広報)でコミュニケーションのミスがあり、宣伝のバナーが事実と違う情報が盛り込まれたまま、ワークショップの数日前に広報されました。
ドゥルカディ・チームのメンバーも、ワークショップそのものは学びも大きくやりがいもあったようですが、いくつかの点でトラッシュ・ヒーロー・メノに対して、非常に失望を覚えました。
元々、この団体はギリ・メノ島で毎週日曜日の夕方、子供たちや観光客と一緒に島のクリーンアップ活動をしていて、その活動についてはゆいツールも一定の評価をしています。今まで2回、その活動に参加もしました。(1回目、2回目)
時々、ローカルの子供や観光客向けにワークショップを行うことがある、と知っていたので、今回共同企画を持ちかけました。
今回の結果を受けて、ドゥルカディ・チームのメンバーはそれぞれに感じたこと・考えたことを共有し、次回は同じ失敗を繰り返さないように、どこでだれと協力して、だれに対してワークショップをやろうか、と新たな計画を練ることになっています。
何事も、学びの一部です。
ゆいツールも、8年近くインドネシアで活動する中で、大きな失敗小さな失敗を繰り返し、悔しさに震えたことも怒りに燃えたことも、すべて成長の糧にしてきました。
ドゥルカディ・チームにも、失敗にめげず失敗から学び、前に前に進んでいって欲しいと願っています。
(山)
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