ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

スタッフコラム★☆10月の活動あれこれ(地味だけど大切なこと)

2022年10月31日 | 11. ≪スタッフコラム≫

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

気がついたら、今日で10月も終わりです。

ゆいツール、10月は何もしていなかったのか?と言うと、「いいえ。色々地味にやってました」。

(今回は、活動写真の代わりにインドネシア料理の写真をアップしていきます。↑ Bakso:バッソという肉団子入りスープ)

ロンボクでの「自然学校立ち上げに向けたプロジェクト」のために助成金申請したドナーからの質問に答えたり(←でも、助成金通らず。。。)、マングローブ林の持続可能な観光開発のための研修準備で、バリ島の旧マングローブセンター(現:気候変動と森林火災対策センター←←←環境森林局管轄)のスタッフとZOOMで打ち合わせをしたり、「マングローブ林環境教育プログラムツールの使い方講座」をバゲッ・クンバール(西ロンボク)で開催したり。(←この準備もたいへんでした)

そして、9月から引きずっている、サマラスメンバーの問題行動について話し合ったり。(こちら、インドネシア人あるあるなのですが、やるやると言ってやらないパターン。きちんと責任を負えないメンバーがいて、そのことを何度もミーティングで取り上げたり、サマラス代表のコマンやゆいツールのローカルスタッフのパティと話し合ったりしました)

特に、団体のマネージメントに関する事柄は、ストレスがかかったり、時間がとられる割に成果がはっきり見えなかったりするので、一般的に敬遠されがちです。

インドネシア人も、率先して問題を解決しようとする人は皆無です。

(こちら、焼き魚。イカン・バカール。豪快です)

私は、何度も個人の問題を団体の問題として提起して、みんなで話すことを促したのですが、そういうことに慣れていないインドネシア人。

問題を起こした当人だけでなく、他のメンバーも尻込みをして、きちんと全員で話し合う場は持てていません。

それでも、ミーティングの場で公的に話し合ったり(本人不在)、問題を起こした当人へ私から直接何が悪いのか伝えたり、おそらくインドネシア人が普段しないようなことを、しつこくしつこく繰り返しました。

以前、当時アシスタントだったコマンが半年くらい姿をくらました時も同じでした。(個人の問題をグループの問題として話そうとする私と、あくまで個人の問題だと解釈するメンバーで、話が通じず苦労しました)

これは、私が日本人で彼らがインドネシア人だから、とか、文化の違いとか、そういうことではなく、組織のマネージメントを重視しているかどうか、という問題のような気がします。

そして、人間関係のストレスに強いかどうか。

(こちら、焼きエビ。ウダン・バカール。プリプリでした)

おそらく、私個人は、こういうストレスに異常に強いのでしょう。問題を解決するまで(みんなできちんと話し合って、結論に到達するまで)、何度でも話し合い、時にはケンカをし、どこが落としどころか探り続けます。

組織のマネージメントは、環境保護団体だろうと、ビジネスの世界だろうと、教育の分野だろうと、極端に言えば家族の中にだって存在しています。

世の中には、仕事の仕方でも個人プレーとチームプレーがあります。そして、チームがあれば多かれ少なかれマネージメントが必要になってきます。

人間は社会的な生きものです。人と関わり合って命が支えられています。

ゆいツールはロンボクで、ボランティアメンバーに色々なことを伝えています。

組織のマネージメントが重要だ、ということもそのひとつです。違う言葉で言うと、ひとりひとりを大切にして、間違いから一緒に学び、やり直し、よりよいやり方を開発し、次に繋いでいく、というスキルでもあります。

時々私は、ゆいツールのことを学校みたいだ、と感じることがあります。今のところ、一番の生徒はコマンとパティです。

ふたりとも他のメンバーより年長なので、先に学んでもらって、そのうち一緒に若者たちへスキルを伝えて行けたら、と思っています。

(こちらは、焼きイカ。チュミ・バカール。)

11月12月と、ロンボクでは研修が続きます。

10月の研修(講習会)の様子も、現地から写真が届き次第、ブログにアップしたいと思います。(アップしました→こちら

(山)

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スタッフコラム★☆インドネシアへじゃらんじゃらん♪♪ 渡航に向けた情報整理

2022年10月03日 | 11. ≪スタッフコラム≫

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

まだまだ、気軽に海外旅行ができる状況ではないですが、少しづつ行ける人は行き始めているので、今回はインドネシアやロンボク島への飛行機運賃や乗り換えなどの情報についてシェアしながら、学生さんたちがまた気軽にロンボク島に来られるように情報提供をしていこうと思います。

(ジャカルタの空港ターミナル3。ロンボクへの出発ロビー。7月3日の様子)

実は、12月にもロンボク島へ行くのですが、飛行機のチケットの高いこと。航空券代金とほぼ同じくらいの燃料サーチャージがかかるようになってしまいました。

私はふだんロンボク島に行く時は、ジャカルタ経由またはバリ島(デンパサール)経由をよく使います。パンデミック中、バリ島への直行便がなくなってしまったため、7月と12月はジャカルタ経由で飛びます。

!! 情報 !! 9月12日に、ガルーダインドネシアは成田・デンパサール間のフライトを11月1日から週3日(火/木/土)で運行再開することを決定しました。

安定して運行されるようになれば、またバリ島経由で行きたいな、と思っています。

日本からバリ島へ遊びに行く人にとっては、バリへの直行便の増便と関西からのフライトは待ち望まれていると思います。

ジャカルタやデンパサールへの直行便の航空運賃ですが、ネットで調べてみると13万円以上かかってしまいます。

トランジットでよければ、シンガポールのチャンギ空港経由またはマレーシアのクアラルンプール経由が一般的のようです。

値段も7万8万円からあります。安い航空券の場合、手荷物が最大何キロまで可能か確認が必要です。

指定の重量をオーバーすると、高い追加料金がかかる場合があります。(安い海外サイトでチケットを購入すると、英語で細かな事項を確認しなければいけないので、神経を使うかもしれません)

ロンボク島へ行くためには、ジャカルタで乗り換えるほか、シンガポール経由で直接ロンボク島へ飛ぶことができます。

私は次の理由でジャカルタ経由(ジャカルタまで直行便)でチケットをとっています。

・ジャカルタでの乗り換えが楽(いちいち荷物を受け取らなくていい) ・手荷物の重量をあまり気にしなくてもよい(エコノミークラス46kg)

・羽田(成田)⇔ジャカルタ⇔ロンボクのチケットを一括予約(急な変更などに備え、日本の旅行会社のサイトで購入)

・ジャカルタでのトランジット時間が最短5時間

手荷物も少なく、安さを優先するのであれば、シンガポールやマレーシアを経由してジャカルタまたはデンパサールに飛んで、ロンボク島へのチケットを別で購入するのも手だと思います。

ゆいツールは旅行会社ではないので、チケットを手配することはできませんが、どのサイトで探したらいいか、などアドバイスはできますので、もしロンボク島でのエコツアー(ゆいツールコーディネート)に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせフォーラムからご連絡ください。

!! その他の情報 !! 

●インドネシアに入国する際に、ビザ・オン・アライバル(VOA)の取得が必要です。30日間500,000ルピア(約4,700円)かかります。

インドネシアルピアの他に、おそらく米ドルや日本円でも支払い可能だと思います。(入国時にイミグレーションを通る前に支払う)

●また、検疫措置として、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種している証明書(出発の14日以上前)が必要です。

住んでいる(ワクチンを接種したときに住んでいた)自治体に申請すれば、数日で取得可能です。(または、マイナンバーカードがあればアプリでの取得が可能)

●「PedululiLindungi」というアプリのダウンロードが求められます。

 

7月にロンボク島へ渡航した時の感じでは、ワクチン接種証明書の提示以外で、以前と違ったところは見受けられませんでした。

国際線が減っているおかげで入国審査がスムーズに進み、むしろ拍子抜けをしました。

インドネシア入国時に、「このアプリを入れろ」「このQRコードを読み取ってチェックインしろ」と、要求されますが、やってみても「チェックインは無効です」と表示されるばかりで、それを係員に示しても、たいして確認もせず「行っていいよ」と言われ、形だけね、と思いました。

反対に、日本入国時には、MySOSという厚生労働省のアプリをダウンロードすることを求められ、登録より先に、係員に示されたQRコードで読み取ったアンケートに、5分くらいかけて個人情報を入力しなければいけません。

そこをクリアすれば、あとはスムーズでした。

7月には必要だった、出発76時間以内のPCR陰性証明書(英語)も今は必要なくなりました。

ゆいツールは、ロンボク島エコツアーにまた学生さんが参加してくれたらいいな、と思っています。

些細なことでも構いません。気になることがあったら、ぜひ、ゆいツールへお問い合わせください。

(山)

(ジャカルタの空港で。野菜たっぷりのインドネシアラーメンとメロンジュース)

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