ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

ロンボク島の大学生を環境教育人材として育てたい! in Lombok

2024年12月02日 | ★2024年度(ロンボク)

2024年もあと1か月。

5月に報告した後、すっかり間が空いてしまいましたが、ロンボク島では今年以下のような活動を実施しました。

マタラム大学の学生たち12名が、実践活動授業(Kuliah Kerja Nyata:KKN)で、マングローブ植林地バゲッ・クンバールのある村に3か月滞在し活動する中で、環境教育の部分についてゆいツールがサポートを行いました。

7月21日、ゆいツールのボランティア(マデとティウィ)が、バゲッ・クンバールで学生たちと打ち合わせを行いました。

環境教育に関することでは、「ごみの分別(ごみ袋の配布)」や「エコブリックづくり」、「バイオポリ(パイプを土に埋めてその中に生ごみを入れて土に返す装置)の設置」を計画しているということで、小中学校で環境教育プログラムの機会もあるとのことでした。

エコツーリズムに関しては、伝統的な塩を販売するためのパッケージ作りの他、マングローブコーヒーや魚のふりかけの開発なども考えているとのことでした。

その後、8月10日の夜にオンラインで、プログラムの詳細な計画を学生たちからヒアリングし、アドバイスを行いました。

(写真上、左からゆいツール山本、担当講師エニ先生、ゆいツールボランティアのラフマン、中段左からマデ、学生たち、下段講師)

ゆいツールからは、学校で環境教育プログラムを実施するときには、ゆいツールのオリジナル教材をぜひ使ってほしい、という話や、その前には現地のボランティアがトレーニングを実施することなどを伝えました。

また、学生たちがクリーンアップ活動を計画していたので、「ただ適当に住民を集めて形だけごみを拾っても意味がない」「住民がポイ捨てを止めることが一番大事」と話をしました。

8月31日に、ゆいツールが学生たちにツールの使い方講座を実施しました。ボランティアは、マデ、ティウィ、ラフマン、そしてアエラの4人です。(ちなみにアエラはマタラム大学の学生です)

活動の様子はこちらの動画で。(字幕はインドネシア語ですが、雰囲気はわかると思います)

【ごみについて考えるプログラム】

(説明をするティウィ)

(学生自身が練習します)

【マングローブ環境教育プログラム】

(練習の様子)

(講座の後の記念撮影)

9月には、学生たちが村の小学校で実際にプログラムを実施しました。(活動の様子はこちらの動画で)

マタラム大学とは、引き続き大学生の育成のためのプロジェクトを継続しようと、現在来年度に向けて予算探しをしています。

ロンボク島での活動も10年を超えています。そろそろ、大きな花が咲いてもいい頃だなぁと個人的には思っています。

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