2024年もあと1か月。
5月に報告した後、すっかり間が空いてしまいましたが、ロンボク島では今年以下のような活動を実施しました。
マタラム大学の学生たち12名が、実践活動授業(Kuliah Kerja Nyata:KKN)で、マングローブ植林地バゲッ・クンバールのある村に3か月滞在し活動する中で、環境教育の部分についてゆいツールがサポートを行いました。
7月21日、ゆいツールのボランティア(マデとティウィ)が、バゲッ・クンバールで学生たちと打ち合わせを行いました。
環境教育に関することでは、「ごみの分別(ごみ袋の配布)」や「エコブリックづくり」、「バイオポリ(パイプを土に埋めてその中に生ごみを入れて土に返す装置)の設置」を計画しているということで、小中学校で環境教育プログラムの機会もあるとのことでした。
エコツーリズムに関しては、伝統的な塩を販売するためのパッケージ作りの他、マングローブコーヒーや魚のふりかけの開発なども考えているとのことでした。
その後、8月10日の夜にオンラインで、プログラムの詳細な計画を学生たちからヒアリングし、アドバイスを行いました。
(写真上、左からゆいツール山本、担当講師エニ先生、ゆいツールボランティアのラフマン、中段左からマデ、学生たち、下段講師)
ゆいツールからは、学校で環境教育プログラムを実施するときには、ゆいツールのオリジナル教材をぜひ使ってほしい、という話や、その前には現地のボランティアがトレーニングを実施することなどを伝えました。
また、学生たちがクリーンアップ活動を計画していたので、「ただ適当に住民を集めて形だけごみを拾っても意味がない」「住民がポイ捨てを止めることが一番大事」と話をしました。
8月31日に、ゆいツールが学生たちにツールの使い方講座を実施しました。ボランティアは、マデ、ティウィ、ラフマン、そしてアエラの4人です。(ちなみにアエラはマタラム大学の学生です)
活動の様子はこちらの動画で。(字幕はインドネシア語ですが、雰囲気はわかると思います)
【ごみについて考えるプログラム】
(説明をするティウィ)
(学生自身が練習します)
【マングローブ環境教育プログラム】
(練習の様子)
(講座の後の記念撮影)
9月には、学生たちが村の小学校で実際にプログラムを実施しました。(活動の様子はこちらの動画で)
マタラム大学とは、引き続き大学生の育成のためのプロジェクトを継続しようと、現在来年度に向けて予算探しをしています。
ロンボク島での活動も10年を超えています。そろそろ、大きな花が咲いてもいい頃だなぁと個人的には思っています。
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