2月の終わり、ロンボクの若者グループ(Tim Dulkadi)が、1年ぶりに活動しました。(1年前は、オパンの家でエコガーデンを作ってました)
参加したのは、オパン(写真下右端)、マデ(写真下左端)、ルス(写真下左から2番目)。そして、Lombok Ocean Careのメンバー4人。(写真下中央がリーダーのサキナさん)
Tim Dulkadi & Lombok Ocean Care membuat kegiatan Clean Up di desa Lantan, Lombok tengah.
前々回のブログでは、3月に実施しようかと言っていた環境プログラムでしたが、あれよあれよという間に調整して無事実施。
当日は、中部ロンボクのランタン村のオパンの家で、英語を勉強している子供たちが20人集まりました。
Lombok Ocean Careは、ロンボクの観光エリア・スンギギの海岸付近のクリーンアップ活動をしています。
ゆいツールも、ドゥルカディ・チームの仲間と何度も参加しています。(2020年1月に、日本の学生さんと参加したときの様子)
今回、ゆいツールが現地に行けないので、リーダーのサキナさん(在住ドイツ人)にお願いして若者たちと一緒に活動してもらうことにしました。
オパンによると、今ランタン村では、住民の家からごみを回収するシステムができあがったそうです。
これは、2019年6月にランタン村の村長さんと話したときに言っていたことが、一部実現したことを意味しています。
子供たちと一緒に、ごみを集めて回ります。
今回は、村のごみを集めるバイクトラック(写真上と下の緑色の荷台付きバイク)を1台、借りることができたようです。
(荷台に『ランタン村清掃バイク』と書いてあります)
ごみを集めるバイク、へーそう。と思うかもしれませんが、これも大きな進歩です。以前はなかったのですから。
ゆいツールが2017年からランタン村に日本人学生を滞在させるようになって、村ツーリズムを盛り上げようという村行政の思惑もあって、ゆいツールがランタン村の若者向けに環境局スタッフのレクチャーを開催したこともあったし、その後若者たちを連れて住民自身が管理するごみ処理施設を見学にも行きました。村で高倉式コンポストの作り方を教えたこともありました。
昨日、インドネシア自然学校の授業の中でティウィとトゥリスナが生徒たちに言っていた通り、ゆいツールは何度も何度もランタン村で若者向けに、住民向けに、オパンたちにごみ問題について考えよう、取り組もうと働きかけてきました。
その成果のひとつが、このバイクトラックであり、オパンの家での子供たちへの環境教育活動である、と私は考えています。
さて、子供たちは活動後集まって、Lombok Ocean Careのメンバーからごみについての話を聞いたり、ごみを捨てないようにしよう、という歌を習ったりしました。
ご褒美ももらいました。(勉強道具とお菓子でしょうか)
子供の頃の体験は、とても大切です。
私自身、子供の頃に何度も何度も地域の(あるいは学校の)クリーンアップ活動に参加しました。
積極的に参加したわけではなく、おそらく強制だったのだろうと思いますが、嫌ではありませんでした。
誰が捨てたごみだろう、とか、なんで捨てたわけではない私たちが拾わなければいけないのか、など、疑問に思うこともなく、
ただ目の前にあるごみを拾って、環境をきれいにすることに喜びを感じていました。(思えば素直な子供でした)
環境をきれいにする仕事に興味を持ったときに、私がしたいのは「ごみ収集車でごみを集める仕事」だろうか?と一瞬考えたこともありました。
いや、違うな、と思いましたが、結局ロンボクでそれに近いことをしているので、本当に不思議です。
さて、来年度から新しくスタートする、マングローブ環境教育プログラム作りでも、村の環境教育活動はドゥルカディ・チームが担います。
そして、Lombok Ocean Careとも協働します。
1年間活動を自粛している間にも、ロンボクのプラスチックごみは確実に増えたはず。
コロナウイルスともプラスチックごみとも戦っていかなければいけません。(山)
プログラムの様子(ビデオ:ゆいツールチャンネル動画)はこちら。
(エコガーデンから田園風景を望むところで記念撮影)
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