ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

再び再び!持続可能な観光について考えよう!ワークショップ開催 in Lombok

2022年04月17日 | ★2021年度(ロンボク)

3月末に、西ロンボクの南レンバール村で、マングローブ林の持続可能な観光利用について考えるワークショップを開催しました。

(ワークショップの様子はこちら。ただし、インドネシア語)

このワークショップを実施するのは、3か所目です。(1回目:東ロンボクのギリ・ランプ)(2回目:バゲッ・クンバール

WORKSHOP PARIWISATA MANGROVE BERKELANJUTAN LEMBAR SELATAN, Lombok barat, NTB.

Video kegiatan

この南レンバール村のマングローブ林には、私はとても思い入れがあります。

私が初めてここのマングローブ林を訪れたのは、2017年7月のことでした。

その時は、マングローブ林でのごみ調査をやりたいと考えていたのですが、その後、マングローブ林で環境教育をやりたいなぁと思うようになり、昨年からマングローブ林環境教育プログラムを開発したり、マングローブ林での持続可能な観光について考えるワークショップを開催したりしてきました。

私が最後に南レンバール村のマングローブ林を訪れたのは、2020年1月でしたが、その時には悲惨な光景が広がっていました。

Beffor Afterの写真をご紹介しましょう。

その1:Beffor:2017年10月

After:2020年1月

⇒まあ、なんと言うことでしょう。トレイルが途切れてしまいました。

その2:Beffor:2017年10月

After:2020年1月

⇒同じく。怖くてとても歩けません。

この光景を見て、「あぁ、やっぱり」と思った私は、地域の人と一緒に持続可能な観光について考える場を作りたい、と思ったのです。

この場所は、州政府が整備してくれたのですが、村がきちんと管理できずにこんなことになってしまいました。

今回ワークショップを実施するにあたり、ゆいツールは村のアドバイザーになっているファオザンさんと知り合い、村役場で村長さんと打ち合わせを重ね、入念な準備を行いました。

ここはすでに大きな失敗をしているため、ワークショップがうまくいくかどうかとても気をもみました。

***ワークショップの内容***

「持続可能な観光について考えよう!」

3月29日(火)9:30~12:30

1.「持続可能な観光ってなんだろう?」プレゼンテーション(ティウィより)

・ツーリズムとは?

・マングローブ林は観光地に最適!

・多くの村人が考えるマングローブ観光とは

・紹介:日本のマングローブ観光の発展→西表島の事例と沖縄東村やんばる自然塾の事例

・マングローブ観光の失敗事例(ロンボク)

・観光地によくある問題(インドネシア)

・観光をサステイナブルにするということ

2.「マングローブ林観光を持続可能に発展させるために必要なことは?」

 【ディスカッション1】

 Q1.「あなたの村の近くのマングローブ林に、観光客を呼ぶためにできることはなんですか?それらは、次の誰ができますか?」

 地方自治体や州政府、村役場、民間企業・民間団体、地域住民・子供たち、旅行者…

 ●マングローブ林環境教育の好事例(沖縄)の紹介

 オリジナルビデオ教材「マングローブ・トレッキング」「マングローブ・カヌー」(ビデオはインドネシア語の字幕つき)

 【ディスカッション2】

 Q2.「ビデオから学べたことはなんですか?」

3月30日(水)9:30~11:30

3. サステイナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の国際基準の紹介(ティウィより)

 【ディスカッション3】

 Q3. 「次のテーマについて、持続可能な観光として発展させるにはどうしたらいいか考えてみよう」

 A. カフェやレストラン

 B. カヌープログラム、トレッキングプログラム

 C. 管理団体の設置

******

今回の参加者は、村の観光チームメンバーや役場スタッフ、観光事業に携わっている人たち(貸しボートをしている漁師なども)で構成されていました。1回目のギリ・ランプでは、PKKLというグループメンバーが中心で、2回目のバゲッ・クンバールでもアグスさん率いる観光チームメンバーが中心だったのですが、今回は、もう少し幅広い人たちが参加しました。

その代わり、全体を束ねる人が不在で、リーダーシップをとれる人の育成が必要だと感じたボランティアもいました。

さて、ディスカッション1では、次のような意見が出ました。

Q1.「あなたの村の近くのマングローブ林に、観光客を呼ぶためにできることはなんですか?それらは、次の誰ができますか?」

 地方自治体や州政府、村役場、民間企業・民間団体、地域住民・子供たち、旅行者…

●グループ1

⇒地元の料理を販売するための屋台(村役場・地域住民・旅行者)

⇒案内板の設置やごみに関するルールづくり(村役場・地域住民・若者たち・旅行者)

⇒観光地に人を呼ぶため、恒例イベントの開催(地方自治体や州政府・村役場・民間企業・民間団体・地域住民・子供たち・旅行者)

⇒地元の人たちへの外国語教育(地方自治体や州政府・村役場・民間企業・民間団体・地域住民・子供たち)

⇒乗馬施設(村役場・地域住民・旅行者)

●グループ2

⇒カヌーやボートレースの開催、アヒル捕獲競技会などの娯楽(地方自治体や州政府・村役場・民間企業・民間団体・地域住民・子供たち・旅行者)

⇒生演奏の定期開催(村役場・地域住民・子供たち)

⇒マングローブ林近くでのキャンプ&夜間にカニやエビを捕まえるアクティビティ(地方自治体や州政府・村役場・民間企業・民間団体・地域住民・旅行者)

⇒塩づくりパッケージ(地方自治体や州政府・村役場・民間企業・民間団体・地域住民・旅行者)

⇒ツーリスト自身がカニなどを捕まえて料理をするパッケージ(地方自治体や州政府・村役場・民間企業・民間団体・地域住民・旅行者)

⇒自然について学ぶ学校(特にマングローブ林に関する情報)(地方自治体や州政府・村役場・民間企業・民間団体・地域住民・子供たち・旅行者)…なぜなら、マングローブ林の近くに住んでいるにも関わらず、マングローブについて知っている住民がほとんどいないため。

(発表する参加者)

●グループ3

⇒さらなる資金提供

⇒バナナボートなどのアトラクションやフィッシュケージ、水上マーケット、カヌーやボートの貸し出しなど(地方自治体や州政府・村役場・地域住民)

⇒カニ捕獲大会などの開催(村役場・地域住民・旅行者)

⇒ボートの飾り付け(村役場・地域住民・若者たち)

⇒マングローブの植林(地域住民・子供たち)

⇒宿泊施設の提供(村役場・民間企業・民間団体・地域住民)

●グループ4

⇒水上ホームスティ(村役場)

⇒食事処(地域住民)

⇒駐車スペースの提供(若者たち)

⇒マングローブの苗木づくり(地方自治体や州政府)

⇒マングローブトレッキング(地方自治体や州政府・民間企業・民間団体)

⇒小さな島をめぐる遊覧船(村役場・地域住民・若者たち)

⇒毎年恒例のイベント開催(地方自治体や州政府・村役場)

 

その後、沖縄でのマングローブ林環境教育プログラムを紹介したビデオを鑑賞し、グループ毎に感想をディスカッションし共有しました。

(ビデオ「マングローブ・トレッキング」の一部)

(ビデオ「マングローブ・カヌー」の一部)

Q2.「ビデオから学べたことはなんですか?」

●グループ1

「沖縄と南レンバール村のマングローブ林はとても似ている」「沖縄のように、マングローブ林観光のための施設を作るべきだ」「マングローブトレッキングのための施設を改善する必要がある」「南レンバール村のマングローブ林は5㎞と長いため、カヌーではなくボートが必要」「地域住民が経験と知識を身につけガイドになる」「この沖縄のビデオは、南レンバールの住民と村役場が、マングローブ林観光を改善するためのよい教材である」「トレイルを作る際には、丈夫な木材を選ぶことに十分注意すべきだ」

●グループ2

「沖縄と南レンバール村の自然は似ている」「トレイル建設など多くの支援が行政からあったが、それを管理するための知識や気づきが住民側になかった」「マングローブ林に情報板が設置されていない」「マングローブ林でのプロのツアーガイドのトレーニングの必要性」「(壊れてしまった)トレイルの改善」「ツーリストへのおみやげづくり」

●グループ3

「マングローブ林の既存施設を改善する」「マングローブ林の自然生息地を維持する必要がある」「マングローブツアーガイド」「案内板」

●グループ4

「旅行客のためのトレイルが必要」「カヌーや小さなボートが必要」「チケット販売窓口が必要」「施設管理のための協力が必要」

このグループで発表した男性は、2013年から2016年にかけてある観光グループのリーダーでした。彼は、南レンバール村でマングローブ林の施設が管理されてこなかった問題について言及しました。

400mのトレイルの建設が、イタリアからの支援で進められていました。トレイルは建設されましたが、管理などについてはとても不明瞭でした。なぜなら、彼は当時の村の行政から観光グループのリーダーに任命されたにもかかわらず、何も関与させてもらえなかったからです。

ちなみに、現在の村長は2年前に交代しています。当時の予算報告はとても不明瞭なものだそうです。

 

2日目は、持続可能な観光について具体的な国際基準の要約を学んだ後、最後のディスカッションをしました。

(プレゼンをするティウィ:手前)

Q3. 「次のテーマについて、持続可能な観光として発展させるにはどうしたらいいか考えてみよう」

 A. カフェやレストラン

 B. カヌープログラム、トレッキングプログラム

 C. 管理団体の設置

●グループA:カフェやレストラン
-カフェ、レストランのための施設の準備、および笑顔と挨拶で訪問者を歓迎する
-バンド/ライブミュージックなどのエンターテイメントの提供
-原材料の品質を維持し、南レンバール村由来の料理を提供する
-各レストラン(食事処)でお土産を提供する
-地域住民が労働力になる
-レストランからの有機廃棄物を堆肥にし、プラスチックなどのごみを収集してお金に代える
-マングローブの森の河口に浮かぶレストランを作る

●グループB:カヌープログラム、トレッキングプログラム
-カヌーではなくボートを使う
-登録制にする
-観光客向けの案内板の提供
-外国語が話せるガイドがフレンドリーにゲストを歓迎する
-ライフジャケットなどの安全装置の提供
-ボートに乗る前に安全上の指示を与える
-伝統的な服を着る
-ボートデコレーションコンペ
-トレッキング
-ガイドトレーニング
-マングローブ苗木づくり

グループC:管理団体の設置
-すでに、いくつかの管理を担当する観光チームと村営企業が設立されている
①インフラストラクチャ管理
-廃棄物管理チームの編成と埋め立て施設の建設
-守衛所及びインフォーメーションセンター
-快適なトイレの提供
-既存のインフラ施設の改善
②飲食の管理
-飲食を提供する屋台の形状を揃える
③南レンバール村エコツーリズムの管理に関する村レベルの規制の作成
④BKD(村レベルの治安機関)を設立することによるセキュリティ管理
⑤環境保全チームの結成
⑥6か月ごとにトレーニングを実施

ワークショップの最後は、村のアドバイザーであるファオザンさんからのコメントで締めくくられました。

(赤いシャツの男性がファオザンさん)

●今回のワークショップは参加者のほとんどが積極的に参加しました。
●提示された資料は、南レンバール村の観光管理に非常に役立つものです。
●ディスカッション1では、持続可能なエコツーリズムを実施するには、すべての関係者の関与が必要であると結論付けられました。
●ディスカッション2(沖縄のビデオの感想)では、先進国によるマングローブ観光の実例を学び、ガイドがマングローブ林の生態を十分に理解していることや安全を最優先にしていることなどがわかりました。また、マングローブ観光の理想的な管理には沖縄のように非常に長い時間がかかることもわかりました。そして、そのためにはまず地域住民を動かす必要があります。
●このワークショップは、南レンバール村での持続可能なマングローブ観光活動の管理に役立ちます。
南レンバール村はゆいツールの活動を積極的に受け入れます。なぜなら、25年以内に南レンバール村エコツーリズムを発展させ、魅力的なエコツーリズムに満ちたものにすることができるという夢を持つことができたからです。

報告は以上です。

考察については、後日改めて書きたいと思います。

(山)

(集合写真)

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試行3回目!マングローブ林環境教育プログラム in Lombok

2022年04月10日 | ★2021年度(ロンボク)

1回目(バゲッ・クンバール)2回目(南レンバール)に続いて、3回目のプログラム試行は、3月23日に東ロンボクのギリ・ランプで行いました。

これは、ゆいツールが2021年度に開発した「マングローブ林環境教育プログラムツール」の試行のことで、ゆいツールのボランティア7人が絶賛練習中なのです。

(活動ビデオはこちら。ただしインドネシア語)

KEGIATAN EDUKASI MANGROVE DAN CLEAN UP DI GILI LAMPU, Lombok timur, NTB.

Video kegiatan

(マングローブ林のエコシステムのカード並べの様子)

今回は、前回の反省を踏まえ、事前にひとりひとり練習をしました。

(部屋で練習するルス)

今回は、18人の小学生から中学生が参加しました。

最初に、コマンが4枚の写真を見せて子供とやり取りをする場面では、子供たちは恥ずかしがって質問に答えるのが遅れたのですが、ゆいツールボランティアの声かけもありじょじょに積極的になっていきました。

次に、10種類のマングローブ林に生息する生きものについて紹介し合うコーナーでは、オパンから生きものカードを受取るために何人かの子供たちが前に出て、名前や食べ物、どこに住んでいるのか、などを紹介し合いました。

「デトリタスってなんだ?」の絵本を読んだのはルスでしたが、まだたどたどしさがあり、ティウィがサポートしました。

エコシステムのカードゲームのところでは、4つのグループに分かれ、生き物カードを絵の上に並べました。

上級生以上の子供たちは、マングローブの木やデトリタスが、生き物たちを支えるために重要であることを理解しました。

また、子供たちはすべての生き物が個体数を維持することが非常に重要であるということも理解しました。

そうしないと、食物連鎖が壊れ、マングローブの生態系に生息する生き物が絶滅するリスクがあります。

ゲームの後、マデが様々なマングローブの一覧表を子供たちに見せて、色々な木の名前、樹形、葉や花の形、果実などがあることを伝えました。

実は、マングローブという名前の木はないことも。

資料が見えづらかったり、ゲームの後で子供たちの集中力が途切れてしまったり、という反省点もありました。

プログラムの最後に、ティウィがプラスチックごみの問題を伝えるため、子供たちを外に連れ出して落ちているごみを探させて、マングローブ林の生態系との関係を説明しました。

ギリ・ランプでは、その他に、以前行ったコンポストづくり(1回目2回目)のフォローとして、クカイ・ブルスリごみ銀行のパイズルさんがコンポストのチェックをしたり、翌朝はKPPL(住民グループ)のメンバーとクリーンアップ活動をしたりしました。

追記(山本):

今回は、今まで実施した中で一番参加者が年齢的に合っていた、とボランティアの感想がありました。

プログラムがとても楽しかったので、子供たちが帰りたがらなかったそうです。

2021年度、ギリ・ランプで何度か活動をしてきましたが、子供たちを相手にしたのは初めてでした。

ギリ・ランプのマングローブ林は岸から離れた小島にあります。

1月にギリ・ランプで実施した、「マングローブ林での持続可能な観光について考えるワークショップ」では、子供たちがマングローブの植林をしたり、マングローブの生態について学んだりして欲しい、という意見がありました。

ゆいツールのボランティアも、何度かプログラムを実施するうちに、もっとマングローブについて勉強したい、という気持ちが芽生えたようです。

新年度になり、またこの先どんな風に活動していけるか、予算を見ながら考えていきたいと思っています。(山)

(クリーンアップ活動の様子。手前からティウィとルス)

【原文】

KEGIATAN EDUKASI MANGROVE DAN CLEAN UP DI GILI LAMPU

 

Kegiatan                 : Program Edukasi Mangrove Untuk Anak-Anak Dan Clean Up Bersama Para Pelaku Wisata Di Gili Lampu

Waktu                     : 23-24 Maret 2022

Lokasi                     : Taman Wisata Gili Lampu, Desa Padak Goar, Sambelia, Lombok Timur

 

  1. Edukasi Mangrove

Pada hari rabu, 23 maret 2022 pukul 16.30 wita relawan Yui Tool Kaihatsu Labo yang terdiri dari Sri Trisna Dewi, Sri Trisna Wati, Teguh Pati Perwangsa, I Komang Hastika, Taopan Kusuma, Muhammad Ruspaedi, I Made Wiranata dan di bantu oleh Paizul Bayani, melaksanakan program Edukasi Mangrove di Gili Lampu. Kegiatan ini diikuti oleh anak-anak dari SD sampai SMP berjumlah 18 orang.

 a. Prolog

I Komang Hastika membawakan materi prolog untuk membuka kegiatan edukasi mangrove kali ini. Dalam prolog diperlihatkan gambar-gambar tentang pohon mangrove, muara, dan daerah pasang surut air laut. Dalam penyampaian prolog ini anak-anak masih malu-malu untuk berinteraksi dengan pemateri, sehingga respon anak-anak saat ditanya beberapa pertanyaan yang berhubungan dengan gambar pohon mangrove dan daerah muara agak lambat. Namun saat-saat akhir semua relawan Yui Tool Mencoba memberi semangat pada anak-anak agar lebih berani mengutarakan pendapatnya. Dan saat gambar daerah pasang-surut diperlihatkan anak-anak sudah aktif berkomunikasi dengan pemateri.

 b. Gambar Hewan Mangrove

Beberapa anak-anak maju kedepan untuk diberikan kartu bergambar hewan-hewan mangrove. Dengan dipandu oleh Taopan Kusuma anak-anak diberi informasi tentang nama, habitat, dan makanan daripada hewan-hewan mangrove yang ada di kartu bergambar tersebut.

 c. Cerita Bergambar Ekosistem Mangrove

Materi ini disampaikan oleh Muhammad Ruspaedi dengan dibantu oleh Sri Trisna Dewi. Materi ini berisi tentang pengenalan detritus yang merupakan suatu bahan dari kotoran dan sisa-sisa jaringan organisme yang telah mati. Selain itu materi juga berisi hubungan antar mahluk hidup yang terikat satu sama lain dalam bentuk rantai makanan. Dalam Penyampaiannya pemateri dalam hal ini Muhammad Ruspaedi, masih kaku dan belum hafal dengan materi, sehingga harus membaca dengan dengan seksama materi yang tertulis di alat peraga cerita bergambar. Selain itu Sri Trisna Dewi juga ikut Membantu Muhammad Ruspaedi menjelaskan kepada anak-anak.

 d. Permainan Ekosistem Mangrove

Setelah menerima materi  tentang ekosistem mangrove dan mahluk hidup didalamnya, para peserta diajak untuk melakukan permainan ekosistem mangrove. Peserta dibagi menjadi 4 kelompok, kemudian para relawan Yui Tool Kaihatsu Labo dan Paizul Bayani masuk kedalam kelompok-kelompok tersebut sebagai pemandu kelompok. Para peserta terlihat sangat antusias dalam melaksanakan permainan ekosistem mangrove ini. Sebagian besar peserta mendapat pemahaman bahwa pohon mangrove dan detritus sangat penting sebagai penopang hidup hewan-hewan yang telah mereka pelajari sebelumnya. Selain itu para peserta juga mendapat pemahaman jika tiap mahluk hidup sangat penting untuk dijaga populasinya jika tidak maka rantai makanan akan terputus dan ada resiko kepunahan hewan-hewan yang hidup di ekosistem mangrove tersebut.

  e. Jenis-Jenis Pohon Mangrove

Dalam materi ini anak-anak diperlihatkan macam-macam nama dan bentuk dari jenis-jenis pohon yang ada di ekosistem mangrove melalui gambar-gambar yang berisi berbagai macam jenis pohon dengan bentuk batang, daun, bunga dan buah yang berbeda-beda. Anak-anak juga dijelaskan bahwa mangrove adalah sebuah ekosistem bukan nama satu jenis pohon. Namun sayangnya Materi yang dibawakan oleh I Made Wiranata ini kurang mendapat perhatian hal ini dikarenakan alat peraga yang sangat kecil dan kurang jelas. Selain itu suasana setelah bermain game yang cukup menguras tenaga membuat anak-anak kehilangan konsentrasinya.

  f.  Pengenalan Sampah

Materi ini dibawakan oleh Sri Trisna Dewi dengan mengajak anak-anak berkeliling disekitaran area belajar untuk mencari sampah secara langsung. Sampah yang ditemui disekitar menjadi alat peraga (bahan ajar) kepada anak-anak langsung dengan cara menjelaskan profil sampah yang ditemui.

 

  1. Kontrol Pupuk Organik

Pada kamis, 24 maret 2022 tepatnya pukul 07.30 wita relawan Yui Tool Kaihatsu Labo bersama  Paizul bayani mengecek kompos organik yang telah dibuat oleh KPPL. Kompos organik ini antara lain kompos Takakura, kompos cair, dan kompos daun, dimana pembuatan kompos ini merupakan hasil pelatihan yang diselenggarakan oleh Yui Tool Kaihatsu Labo. Paizul Bayani selaku narasumber mengecek sekaligus menerangkan keadaan kompos-kompos tersebut kepada anggota KPPL  dan Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo. Dalam Penjelasannya semua pupuk tersebut telah matang dan siap dipanen. Namun demikian keadaan pupuk tersebut tidak memiliki suhu yang cukup panas, hal ini dikarenakan selama musim hujan pupuk-pupuk tersebut terendam oleh air hujan.

 

  1. Clean Up

Setelah mengecek kompos Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo, Paizul Bayani, KPPL, dan masyarakat disekitaran pantai gili lampu tersebut melaksanakan clean up. Clean up yang berlangsung dari jam  08.00 sampai 11.00 wita tersebut dilaksanakan dengan memilah sampah organik dan anorganik. Sampah anorganik (terutama plastik) dikumpulkan dengan menggunakan karung. Sedangkan sampah organik sebagian dibawa ketempat yang landai dan sebagian lagi dibakar.  Dari hasil diskusi dengan peserta clean up diketahui bahwa selama ini sampah tetap dibersihkan namun sangat jarang dipilah, melainkan dikumpulkan disatu tempat untuk dibakar. Diskusi dari Paizul Bayani Dengan Pak Suyanto dan masyarakat juga mengenai bagaimana mengelola sampah yang baik dengan cara dipilah, salah satu alternatifnya adalah dengan membuat rumah kompos.

(クリーンアップの後に、KPPLのメンバーと)

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試行2回目!マングローブ林環境教育プログラム in Lombok

2022年04月06日 | ★2021年度(ロンボク)

2月末(バゲッ・クンバール)に続いて、3月12日に西ロンボクの南レンバール村で、マングローブ林環境教育プログラムを実施しました。

(活動ビデオはこちら。ただしインドネシア語)

★3回目(ギリ・ランプで実施)の様子はこちら

Kegiatan Edukasi Mangrove Bersama Literasi Pesisir Di Desa Lembar Selatan, Lombok barat, NTB

Video kegiatan

(子供たちと一緒にカード並べをするトゥリスナ:写真右)

(マングローブ林にいる主な生きものについて紹介し合う。左から2番目がトゥリスナ、3番目はイルワン)

ゆいツールは、南レンバール村のリテラシ・プシシル(子供たちに無料教育を実施する学生グループ)とも協働しています。

今まで実施したプログラムはこちら。【「ごみについて考えるプログラム」の実施と砂浜クリーンアップ活動(6月)】エコブリックづくり(10月)】

今回は、マデの報告を訳していきます。

マングローブ林環境教育プログラムツールの2度目の試行を南レンバール村(リテラシ・プシシル)で行いました。

プログラムはゆいツールのボランティア5名(マデ、パティ、コマン、ルス、トゥリスナ)とオパンの代理イルワン(バレ・ランタン代表)が、4歳から12歳の子供たち27人を対象に実施し、南レンバール村の村長や集落長、それからリテラシ・プシシルをコントロールしているファオザンさんを招待しました。

リテラシ・プシシルのアグスが子供たちを集め、イルワンが司会をしました。

最初は、南レンバール村の村長が子供たちに挨拶をしました。そして、ボランティアがそれぞれ自己紹介をしました。

プログラムは、4枚の写真を見せるプロローグの部分をコマンが実施し、次の10種類の生きものを紹介し合うコーナーはトゥリスナが担当しました。

「デトリタスってなんだ?」の絵本を見せるところでは、ルスがフリップを持ち、マデが説明しました。

この絵本では、マングローブのエコシステムにおけるデトリタスの重要性を学びます。

子どもたちは、死んだ動物だけでなく、マングローブの木や動物の排泄物もデトリタスになることを知りました。 また、デトリタスが微生物や小動物の餌になることを学び、小さな生きものは大きな生きものに食べられ、マングローブ林の食物連鎖が形成されることを学びました。

その後、4つのグループに分かれ、リテラシ・プシシルのメンバーにも手伝ってもらいながらマングローブ林のエコシステムの絵を完成させるカードゲームを行いました。

ここでは、ファオザンさんや南レンバール村の村長、集落長さんもグループに入り、子供たちをサポートしました。

プログラムに参加したファオザンさんは、このゲームを通じて、マングローブの木がなければ食物連鎖が壊れ、他の生き物が死ぬことを子供たちに考えてもらう必要があるという結論を導き出しました。また、ファオザンさんは、もし人間が魚などを過剰に取り過ぎたら、他の生きものも食べ物(デトリタスなど)が少なくなって死んでしまうことを、子供たちに質問をしながら考える手助けをしました。

(↑ 赤い服がファオザンさん)

村長や集落長さんからは、プログラムはなるべく同じ年頃の子供たちに向けて実施した方がよい、とアドバイスをしてくれました。年齢差がありすぎると、理解が早い子と理解が遅い子で差ができてしまうためです。

(↑ 中央右が村長、左が集落長)

リテラシ・プシシルのメンバーらは、マングローブ林環境教育プログラムツールについて、とても満足しました。このようなツールはとてもまれで、子供たちが意欲的に参加したからです。

(プログラム実施後に、感想を話し合うボランティアとファオザンさんら)

追記(山本):

毎回プログラム実施後に(後日)、ボランティアとふり返りを行っています。

ひとりひとり、自分が担当したセッションで練習通りできたのか(そもそも練習をしたのか)、何を学んだか問いかけます。

私は、このリテラシ・プシシルでのプログラム実施前に、口を酸っぱくしてボランティアだけで練習をするように、ルスは「デトリタスってなんだ?」の絵本を読むように(説明はマデが担当)、と伝えていました。

蓋を開けたら、一部のボランティアが活動の時間ギリギリに到着して、おまけにファオザンさんなどのゲスト対応を優先し、きちんと練習をしていませんでした。

また、ルスは絵本を読まずただフリップを持って立っていただけで、私はなぜそうなったのか、を問いかけました。

ゆいツールは、上手な人が上手にプログラムを実施して、つつがなく活動が終了することを目的としているのではありません。

そこでどんな学びがあったのか、それを実施者が理解しているかどうかを重要視します。

ボランティアたちは、なぜ私がそんなにしつこくふり返りをしたり、あまり上手にでないボランティアにもプログラムを担当させるのか、まだよくわかっていないようです。

うまい人に任せれば失敗せず、子供たちも十分理解できるのに。能力のあるボランティアほど、そう思います。

ゆいツールのプログラムツールは、基本的にどんな人でもプログラムシート(マニュアルのようなもの)をよく読み込んで実施すれば、プログラムを実施することができるようになっています。専門家のように知識が豊富になければできない、とか、ファシリテーションがとても上手でなければできない、ということはありません。

なぜなら、できれば色々な人にこのツールを使って欲しいからです。

今後、プログラムツールを別の団体に貸して、色々な場所で実施してもらうことも想定しています。

そのためにも、ゆいツールのボランティア全員がツールの使い方を指導できるように、今経験を積ませているのです。

【原文】

Kegiatan Edukasi Mangrove Bersama Literasi Pesisir Di Desa Lembar Selatan

 

Kegiatan  : Edukasi Ekosistem Mangrove Untuk Anak-Anak Di Lembar Selatan

Waktu                       : 12 Maret 2022

Lokasi                      : Pantai Cemare, Desa Lembar Selatan

 

                  Edukasi dengan tema ekosistem hutan mangrove untuk anak-anak dengan menggunakan alat permainan milik Yui Tool Kaihatsu Labo di laksanakan untuk kedua kalinya di Desa Lembar Selatan. Dengan berkolaborasi dengan Literasi Pesisir para relawan Yui Tool Kaihatsu Labo yang terdiri dari I Komang Hastika, Teguh Pati Perwangsa, Sri Trisna Wati, Muhammad Ruspaedi, Irwan, dan I Made Wiranata melaksanakan kegiatan Edukasi Mangrove yang di hadiri oleh Kepala Desa Lembar Selatan, Kepala Dusun, dan Pak Faozan (konsultan Desa Lembar Selatan). Dalam kegiatan ini peserta terdiri dari 27 orang anak-anak dengan rentan usia 4-12 tahun.

                  Sebelum memulai kegiatan Agus selaku ketua Literasi Pesisir mengumpulkan anak-anak dan memberi pengarahan bahwa anak-anak akan menerima materi ekosistem mangrove dari Yui Tool Kaihatsu Labo. Setelah itu irwan selaku MC mulai memimpin jalannya kegiatan edukasi mangrove. kegiatan edukasi mangrove ini diawali dengan kata sambutan dari Kepala Desa Lembar Selatan, dalam kata sambutannya Kepala Desa Lembar Selatan menghimbau anak-anak untuk bersemangat dalam mengikuti kegiatan edukasi mangrove ini.  Setelah sambutan dari Kepala Desa para relawan Yui Tool Kaihatsu Labo mulai memperkenalkan diri satu-per satu kepada anak-anak.

                  Edukasi mangrove di mulai dengan Prolog yang di isi oleh I Komang Hastika. Dalam Prolog ini di tunjukan 4 gambar yang berbeda pada anak-anak. Gambar-gambar tersebut adalah gambar pohon mangrove, wilayah pesisir, gambar pasang surut, dan hutan mangrove. Dalam prolog ini anak-anak mendapatkan informasi bahwa pohon mangrove hidup di daerah pasang surut air laut dengan fungsi yang sangat banyak seperti penahan laju ombak atau tsunami, penahan abrasi dan tempat rekreasi.

                  Setelah prolog, kegiatan dilanjutkan dengan menunjukkan gambar-gambar binatang yang hidup di ekosistem mangrove. Dalam sesi yang di isi oleh Sri Trisna Wati ini anak-anak maju satu-persatu untuk melihat gambar binatang mangrove. Dalam sesi ini anak-anak di ajak berpikir untuk mengetahui habitat dan makanan dari masing-masing binatang mangrove yang ada di gambar.

                  Setelah sesi gambar binatang mangrove, kegiatan dilanjutkan dengan sesi cerita bergambar yang menceritakan hubungan antara detritus, pohon mangrove dan binatang-binatang yang ada di ekosistem mangrove. Dalam sesi  ini I Made Wiranata dengan dibantu Muhammad Ruspaedi menunjukkan cerita bergambar dan menceritakan  bagaimana asal mula detritus menjadi sangat vital dalam rantai makanan dalam ekosistem mangrove. Anak-anak mendapatkan informasi bahwa detritus berasal dari pohon mangrove dan kotoran binatang, serta binatang yang mati. Anak-anak belajar bahwa detritus menjadi bahan makanan bagi mikroorganisme dan binatang kecil, kemudian binatang kecil dimakan binatang yang lebih besar begitu seterusnya hingga terbentuklah rantai makanan dalam ekosistem mangrove.

                  Setelah sesi cerita bergambar, irwan mulai mengarahkan anak-anak untuk berkumpul dengan membentuk 4 kelompok yang berbeda. Relawan Yui Tool Kaihatsu labo dengan di bantu 7 orang anggota literasi pesisir mulai menyiapkan game ekosistem mangrove. Tidak lupa dalam kegiatan ini Kepala Desa, Kepala Dusun, dan Pak Faozan juga ikut membantu dalam mendampingi anak-anak memainkan game ekosistem mangrove ini. Dalam game ini anak-anak mulai mencoba berpikir untuk menaruh kartu dalam bagan rantai makanan ekosistem mangrove. Melalui game ini anak-anak diajak berpikir untuk mengetahui kebutuhan makanan masing-masing mahluk hidup dan bagaimana tiap mahluk hidup saling membutuhkan dalam wujud rantai makan.

                  Dari kegiatan edukasi ini Pak Faozan menarik sebuah kesimpulan bahwa melalui game ini  anak-anak perlu diajak berpikir untuk melihat bahwa tanpa pohon mangrove rantai makanan akan terputus dan mahluk hidup lainnya akan mati. Kemudian pak faozan juga merangsang berpikir anak dengan memberi pertanyaan seputaran tindakan manusia seperti mengambil ikan secara berlebihan dapat membuat mahluk lain mati karena kekurangan makanan. Selain pak faozan, Kepala Desa dan Kepala Dusun memberi saran jika untuk permainan mangrove di usahakan untuk mengajari peserta dengan umur yang sebaya. Hal ini dikarenakan jika perbedaan umur yang terlalu jauh akan membuat penyerapan materi tidak merata, ada anak yang cepat mengerti dan ada anak yang tertinggal jauh oleh temannya karena masih kecil dan kemampuan berpikirnya belum setajam temannya yang lebih dewasa.kemudian ada juga kesan dari pengurus literasi pesisir yang sangat senang dengan metode belajar dari Yui Tool Kaihatsu Labo. Hal ini dikarenakan sistem ini sangat jarang dan membuat anak-anak menjadi sangat bersemangat.

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マングローブ林環境教育プログラムを試行中! in Lombok

2022年04月03日 | ★2021年度(ロンボク)

今年度開発してきた、マングローブ林環境教育プログラムを2月末に初めて、西ロンボクのバゲッ・クンバール(マングローブ植林地)で試行しました。(活動ビデオはこちら。ただしインドネシア語)

★2回目(南レンバール村で実施)の様子はこちら。3回目(ギリ・ランプで実施)の様子はこちら

Kegiatan Edukasi Ekosistem mangrove Dan Penanaman Mangrove Di Bagek Kembar Bersama Anak-Anak Lantan, NTB.

Video kegiatan

対象者は、中部ロンボク(内陸)のランタン村の子供たちとその親御さん。(ちょっとした遠足気分♪)

それから、ゆいツールが協働しているLombok Ocean Careのメンバーなども招きました。

ランタン村の子供たちには、この一年何回か環境教育プログラムを実施してきました。

クリーンアップ活動:2021年2月コンポストづくりワークショップ:2021年5月エコブリック作りワークショップ:2021年7月ガーデニングワークショップ:2021年8月

今回は、マングローブの植林体験と開発したプログラムツールの試行を行いました。

マングローブ林環境教育プログラムツールは、このときが初のお披露目で、ボランティアたちも練習を経て臨みました。

最初に水の中にある木の写真を見せて、「この木はどこに生えているかな?」と問いかけます。

次に、「これらの木は、主に川の河口付近や干潟で育つよ」と言って河口付近の写真を見せた後、次のイラストで干潟というのはどんな場所が説明します。

そして、「海水や汽水域で育つ木々のことをマングローブと呼ぶよ」と言って、マングローブの写真を見せます。

その次は、いくかの生きもののカードを使って、参加者にその生きものの名前や生息している場所、食べ物などを質問します。

例えば、こんな生きものたち。

     

そして、マングローブ林は、これらの生きものが多くいることで、あるものがとっても豊富です。

あるものとは・・・。「デトリタス」と言います。デトリタスってなあに?

ここで、「デトリタス絵本」が登場です。(前回のブログでもちょっと紹介しました)

「デトリタス」とは何か、絵本を見せて伝えます。(このブログの冒頭の写真)

それから、プログラムの肝の部分、カード並べをします。

カードの裏の説明を読んで、どの生きものとどの生きものが関係し合っているのか読み解きながら、グループに入ったファシリテーターと一緒にマングローブ林のエコシステムの絵を完成させます。

このプログラムは、小学4年生以上が適しているのですが、今回の参加者はもう少し年齢が低い子供たちも混じっていたので、少し理解するのが難しかった面があったと思います。また、ボランティアも初めても実施で、時間がかかりすぎた部分もあったようです。

でも、練習しなければうまくならないので、失敗を糧に成長していけばよいのです。

今回は、このプログラム体験後、子供たちと親御さんはマングローブの植林体験をしました。(100本のマングローブを植林!)

木を植える、という行為はとても象徴的です。

この木が大きくなるのと同時に、植えた子供たちも大きくなっていきます。

マングローブ林環境教育プログラムは、この後もいくつかの場所で試行を重ねました。

以下は、マデくんによる報告です。(今回は逐一訳しませんでした)

【原文】

Kegiatan Edukasi Ekosistem mangrove Dan Penanaman Mangrove Di Bagek Kembar Bersama Anak-Anak Lantan

 

Kegiatan                 : Edukasi Lingkungan Dengan Bahan Ajar Ekosistem Mangrove Milik Yui Tool Kaihatsu Labo Untuk Anak-Anak Lantan, Serta Penanaman Mangrove Bersama

Waktu                     : Minggu, 28 Februari 2022

Tempat                   : Ekowisata Bagek Kembar, Sekotong

Partisipan               : Bale Lantan, Pokdarwis Bagek Kembar, Lombok Ocean Care, Share Love Lombok,Better Together, Anak Anak Lantan Beserta Walinya.

 

                  Dalam kegiatan kali ini Yui Tool Kaihatsu Labo bekerja sama dengan Pokdarwis Bagek Kembar, memfasilitasi kegiatan pendidikan mangrove untuk anak-anak  lantan. Kegiatan dimulai dengan dipandu oleh Sri Trisna Dewi, para relawan Yui Tool Kaihatsu Labo memperkenalkan diri yang dilanjutkan dengan Ibu Sakinah memperkenalkan LOC kepada para partisipan. Kemudian acara dilanjutkan dengan sambutan dari Komang Hastika dengan isi sambutan berupa kegiatan Yui Tool Kaihatsu Labo sekaligus Memperkenalkan Yayasan Samalas. Setelah itu dilanjutkan dengan Kata Sambutan dari Pak H. Agus Alwi selaku ketua Pokdarwis Bagek kembar yang menerangkan sedikit tentang ekosistem mangrove. Selanjutnya kegiatan dilanjutkan dengan mencoba alat permainan mangrove dari Yui Tool Kaihatsu Labo dengan rincian kegiatan dapat dilihat dalam tabel berikut :

Tabel 1. Jalannya kegiatan edukasi  mangrove dengan alat Yui Tool yang dibawakan oleh semua Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo

No.

Kegiatan

Pemateri

Keterangan

1.

Prolog

Komang Hastika Dan Sri Trisna Wati

Pemateri menunjukkan gambar yaitu Pohon Mangrove, daerah pesisir, gambar pasang surut air laut. Kemudian pemateri berinteraksi dengan anak-anak dengan memberi pertanyaan seputaran gambar tersebut. Pemateri memberi informasi tentang bentuk pohon mangrove, daerah pesisir, daerah pasang surut kepada anak-anak dengan menggunakan gambar tersebut.

2.

Binatang di ekosistem mangrove

Taopan Kusuma Dan I Made Wiranata

Pemateri memanggil satu persatu anak-anak untuk menunjukkan  gambar binatang yang ada di ekosistem mangrove yang terdiri dari gambar bangau, ikan kerapu, ikan gelodok, ikan kecil, kerang, siput, kepiting bakau, kepiting geroge, udang, dan plankton. Kemudian pemateri berinteraksi dengan anak-anak dengan mengajukan 3 pertanyaan dasar yaitu 1. Mahluk apa ini? 2. Dimana ia tinggal? 3. Apa saja makanannya.

3.

Pengenalan Detritus dengan Gambar

Sri Trisna Wati Dan Sri Trisna Dewi

Pemateri menerangkan kepada anak-anak hubungan antara Detritus, pohon mangrove dan binatang-binatang sehingga terbentuk sebuah ekosistem mangrove yang sehat. Dalam penerangannya pemateri menekankan betapa pentingnya tiap mahluk hidup dan benda-benda disekitarannya dalam ekosistem mangrove. Pemateri memberi pemahaman kepada anak-anak betapa tiap mahluk saling membutuhkan satu sama lain agar dapat hidup.

4.

Game ekosistem mangrove

Relawan Yui Tool Dan Bale Lantan

Pemateri  memandu anak-anak bale lantan memainkan alat permainan ekosistem mangrove yang dibuat oleh Yui Tool Kaihatsu Labo. Dalam permainan ini anak-anak dikenalkan tentang rantai makanan (garis panah biru) di ekosistem mangrove. Dan bagaimana semua mahluk yang ada di ekosistem itu pada akhirnya menghasilkan detritus dari hasil metabolisme maupun dari organ mahluk yang telah mati (garis panah coklat).

                  Setelah melakukan edukasi mangrove dengan alat permainan yang di buat oleh Yui tool Kaihatsu Labo, para partisipan tanpa terkecuali melakukan penanaman 110 bibit mangrove. Dalam kegiatan ini 100 bibit mangrove ditanam secara konvensional dan 10 bibit lainnya ditanam dengan sistem digital mangrove. Kegiatan penanaman mangrove ini didampingi langsung oleh Pokdarwis Bagek Kembar  yang dipimpin oleh bapak H. Agus Alwi selaku ketua pokdarwis Bagek Kembar dibantu oleh 5 orang anggota Pokdarwis lainnya.  Dalam perjalanan menuju lokasi penanaman para peserta terlihat antusias melihat binatang disekitaran mangrove sambil mengingat-ingat materi game mangrove yang telah mereka lakukan sebelumnya. Penanaman mangrove berjalan sangat seru dimana semua partisipan berebut ingin menanam mangrove mereka sendiri.

                  Setelah penanaman 100 bibit mangrove selesai, anak-anak dan para orang tua/wali anak kembali ke tempat istirahat untuk bersiap makan siang. Sementara itu para relawan Yui Tool Kaihatsu labo, LOC, dan Share Love Lombok yang di dampingi bapak Fuad dari better together dan pokdarwis bagek kembar melaksanakan penanaman mangrove dengan sistem digital mangrove. Dengan dipandu langsung pak Fuad yang merupakan salah satu founder digital mangrove, penaman dilakukan, setelah itu bibit mangrove yang telah di tanam di ambil gambarnya dengan kamera serta direkam koordinatnya dengan menggunakan aplikasi digital mangrove.

Tabel 2. Daftar  Partisipan dan panitia

No

Lembaga

Jumlah (Orang)

Keterangan

1.

Yui Tool Kaihatsu Labo

7

 

2.

Pokdarwis Bagek Kembar

6

 

3.

Bale Lantan

7

 

4.

Anak-Anak Lantan

21

Umur 7-12 Tahun (Kelas 1-6 SD)

5.

Orang Tua/Wali Anak

19

 

6.

Lombok Ocean Care

4

 

7.

Share Love Lombok

2

 

8.

Better Together

1

 

                   Kegiatan berlangsung dengan lancar, dimana para partisipan merasa sangat berkesan dengan kegiatan tersebut. Anak-anak merasa sangat senang bisa belajar mangrove dan menanam langsung mangrove mereka sendiri. Dari LOC dan share love lombok mendapat pengalaman baru dengan metode mengajar dari Yui Tool Kaihatsu labo. Para partisipan berpendapat bahwa materinya bisa juga diajarkan kepada peserta dengan rentan umur yang lebih dewasa, karena dapat menambah wawasan umum tentang lingkungan mangrove.

                  Namun demikian terdapat beberapa kelemahan dalam kegiatan ini, seperti bagian gambar binatang yang dibawakan oleh Made Wiranata dirasa terlalu lama oleh para partisipan. Selain itu tidak adanya yang mencatat waktu berlangsungnya edukasi dengan alat Yui Tool Kaihatsu Labo menjadikan bahan evaluasi menjadi lebih sedikit.

(バゲッ・クンバールの住民グループ代表のアグスさん《左から3番目》と一緒に)

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再び!持続可能な観光について考えよう!ワークショップ開催 in Lombok

2022年02月24日 | ★2021年度(ロンボク)

2月上旬に、西ロンボクのバゲッ・クンバールというマングローブ植林地で、持続可能な観光利用について考えるワークショップを開催しました。

(ワークショップの様子はこちら。ただし、インドネシア語)

このワークショップを実施するのは、2か所目です。(前回は東ロンボクのギリ・ランプで実施

3ヶ所目はこちら⇒(南レンバール村)。

WORKSHOP PARIWISATA MANGROVE BERKELANJUTAN BAGEK KEMBAR,Sekotong, Lombok barat OLEH YUI TOOL

Video kegiatan

バゲッ・クンバールは、デンパサール沿岸海洋資源管理センター(BPSPL:Balai Pengelolaan Sumberdaya Pesisir dan Laut)が2016年に実施した、マングローブ植栽による沿岸地域リハビリテーションプログラムによって整備されました。

バゲッ・クンバールは、マングローブ林でのエコツーリズムを推進しています。

バゲッ・クンバールのミッションは「3つのE。つまり、エコロジカル・エコノミー・エデュケーション」だそうです。

エコロジカルとは、すなわちマングローブエコツーリズムの開発は、沿岸地域に不可欠な生態系であるマングローブ生態系を維持および回復すること。

エコノミーとは、すなわちマングローブエコツーリズムの開発は、マングローブ地域周辺のコミュニティに追加の経済的収入を提供すること。

エデュケーションとは、すなわちマングローブエコツーリズムの発展は、ますます多くの人々にマングローブ生態系の重要性を認識させ、保全活動に積極的に関与したいと考えてもらうこと。

と、理念は整っていますが、見たところ普通のマングローブ植林地で、学校向けに植林プログラムを提供している以外に特に目新しいものはまだありません。魚だかエビの養殖をしているのと、塩づくりをしているのが特色と言えば特色のようです。

さて、そんなバゲッ・クンバールでゆいツールは、すでに2回活動を行ってきました。

ゆいツールボランティアによるマングローブ植林活動(2021年11月)と、子供たちへの「ごみについて考えるプログラム」の実施です。

そして今回は、村の住民グループを対象に、持続可能な観光利用について考えるワークショップを開催しました。

ワークショップの内容は、1月にギリ・ランプで行ったものと同じです。

「持続可能な観光について考えよう!」

2月6日(日)10:00~16:00

1.「持続可能な観光ってなんだろう?」プレゼンテーション(ティウィより)

2.「マングローブ林観光を持続可能に発展させるために必要なことは?」

 【ディスカッション1】

 Q1.「あなたの村の近くのマングローブ林に、観光客を呼ぶためにできることはなんですか?それらは、次の誰ができますか?」

 地方自治体や州政府、村役場、民間企業・民間団体、地域住民・子供たち、旅行者…

 ●マングローブ林環境教育の好事例(沖縄)の紹介

 オリジナルビデオ教材「マングローブ・トレッキング」「マングローブ・カヌー」(ビデオはインドネシア語の字幕つき)

 今回は、コンポストの家(バレ・ランタン)のプロモーションビデオも見てもらいました。

 【ディスカッション2】

 Q2.「ビデオから学べたことはなんですか?」

3. サステイナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の国際基準の紹介(ティウィより)

 【ディスカッション3】

 Q3. 「次のテーマについて、持続可能な観光として発展させるにはどうしたらいいか考えてみよう」

  • カフェやレストラン
  • カヌープログラム、トレッキングプログラム
  • 管理団体の設置

さて、ディスカッション1の成果です。

Q1.「あなたの村の近くのマングローブ林に、観光客を呼ぶためにできることはなんですか?それらは、次の誰ができますか?」

 地方自治体や州政府、村役場、民間企業・民間団体、地域住民・子供たち、旅行者…

グループ①

 ・政府、地域住民、民間セクターが関与するマングローブ林のリハビリテーション

 (リハビリテーションとは、マングローブ林の維持、植林/拡大、修復、保全のためのあらゆる努力を意味する)

 ・塩づくりの家を整備する(政府と地域住民の協力)

 ・サバヒーと呼ばれる魚の養殖と塩づくりをパケットにする(政府と民間セクターの協力)

  →これは、魚の養殖についての説明や料理の仕方などを紹介したり、塩づくりの様子を説明することを指しているようです。

 ・宿泊施設の運営(政府、地域住民、民間セクターの協力)

 ・カヌーやボートの設備(政府と民間セクターの協力)

 ・料理施設(政府、地域住民、民間セクターの協力)

 ・漁師のための道具(政府と民間セクターの協力)

 ・カニやエビなどの天然資源を市場に出すための市場/マーケティングの提供

 ・ジップラン(ターザンロープの発展型)の設置

グループ②

 ・ツアーパケットを作るための教育(政府または民間セクターとの協力)

 ・プラスチックごみや使用済み紙おむつの処理(政府の協力)

 ・海外からのツーリストを迎えるための外国語教育(政府と民間セクターの協力)

 ・ビジネスとマーケティング開発のための教育

 ・自然学校の提供(プログラム実施とよいマーケティングが必要)(政府と民間セクターの協力)

 ・子供たちが学習するための施設や学習ツール

 ・マングローブ林トレッキングルートの設置

グループ③

 ・清掃用具やごみを運ぶための車両

グループ④

 ・カニを捕まえるための道具

 ・カヌーと調理器具の調達

グループ⑤

 ・ごみを集める場所やお祈りをする施設

 ・公衆トイレの設置

(ワークショップ前日に、ゆいツールボランティアがカヌー体験をした様子)

次は、ディスカッション2の成果です。

 Q2.「ビデオから学べたことはなんですか?」

 ●マングローブ林環境教育の好事例(沖縄)の紹介

 オリジナルビデオ教材「マングローブ・トレッキング」「マングローブ・カヌー」(ビデオはインドネシア語の字幕つき)

 今回は、コンポストの家(バレ・ランタン)のプロモーションビデオも見てもらいました。

各グループからの意見

 ・マングローブに関連する展示または情報センター

 ・コンポストハウス

 ・ツアーガイドのトレーニングと学習ツール

 ・カヌーやボートを利用する際の救命衣

 ・ツアーガイドの言語とコミュニケーションスキルアップのためにツアーガイドのトレーニングが必要

 ・クルーズ船がバゲック・クンバールに到着しやすくするため、マングローブのトレッキングパスを海岸とミニ桟橋を越えて延長する

 ・地域住民は生態系に関連する知識を持っていても、村ツーリズムの管理や観光客へのコミュニケーションに関連するスキルが足りない

 ・危険に関する警告板の作成

 

ディスカッション3については省略します。

(同じく、マングローブ・カヌー体験の様子)

【考察】

ディスカッションの成果を見ると、現在バゲッ・クンバールでは観光のための様々な施設や用具が不足しているのがわかります。

そのような施設の設置のためには、政府(州政府だけでなく、村役場等も含めて)の予算を確保するための計画づくりが必要ではないか、と私は感じています。

みんなが、「あれが欲しい」「これが欲しい」と勝手に言っていて、村長など権力を持っている人だけの声が通る観光開発では、意味がありません。計画を作るために、住民グループと一緒に考えるプロセスが必要です。

そのプロセスのサポートは、ゆいツールができることです。

また、今からでも始められる観光ビジネスの開発は民間セクターと協力して住民グループが行っていって欲しいと思いますが、その開発の際には、今回学んだ「持続可能な観光」の視点が欠かせません。

そして、ゆいツールが提供できる「マングローブ林環境教育プログラム」ツール、プラスチックごみの活用やコンポストづくりの知識、来年度計画しているガイドへの研修なども、とても重要だと思いました。

実は、このバゲッ・クンバールは、インドネシアの海洋・漁業省のスタッフがわりと頻繁に訪れていて、フォローアップをしています。

先日、ゆいツールのボランティアが、ジャカルタから来た海洋・漁業省のスタッフのスサンティさんと直接会って打ち合わせする機会がありました。(その後、ZOOMでゆいツールの山本とゆいツールボランティアと、ベタートゥギャザーのメンバー等と顔合わせもしました)

スサンティさんは、政府の職員であると同時に、Better Together(ベタートゥギャザー)というネットワーク団体のメンバーでもあり、「デジタル・マングローブ」という活動を推進しています。

デジタル・マングローブとはいったい何か。はじめ私は、マングローブ学習ツールのことかと思ったのですが、そうではなくて、マングローブを植林するときにただ植えっぱなしにするのではなくて、植えた後の管理や追跡を可能にするプログラムのことのようです。

植えるマングローブの苗木に印をつけて、GPSで確認できるようにしたり、生育状況を写真で確認できるようにするものだそうです。

ちょっとまだお互いに、どんなプログラムを実施しているのかよくわからないので、また機会を見つけてプレゼンし合いましょう、ということで合意しました。ともかく、環境保護のために、お互い協力したりネットワークすることはとても重要なことなので、今回の出会いが活動が発展するきっかけになったらうれしいです。

さて、バゲッ・クンバールではゆいツールが、今月末に内陸の村の子供たち向けに、マングローブ植林体験プログラムを実施します。

その際に、今年度開発してきた「マングローブ林環境教育プログラム」ツールの試行を行います。

バゲッ・クンバールでのワークショップでも、子供たちへの学習ツールが必要、という声がありました。

ゆいツールは、大きな施設は造れませんが、学習ツールの提供やガイドのトレーニング、コンポストづくりの指導などはできるし、持続可能な観光のための計画づくりのお手伝いもできそうです。

ワークショップは、持続可能な観光への第一歩です。

ゆいツールの活動が、未来への種まきとなりますように。(山)

 

(参加者集合写真)

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持続可能な観光について考えよう!ワークショップ開催 in Lombok

2022年01月30日 | ★2021年度(ロンボク)

1月上旬に、東ロンボクのギリ・ランプという観光の村で、マングローブ林の持続可能な観光利用について考えるワークショップを開催しました。

この村では、すでに2回コンポストづくり講習会を実施しています。(9月の講習会12月の講習会

ワークショップの様子はこちら(YouTube:ただしインドネシア語)。

(ビデオの最後では、ギリ・ランプのマングローブ林観光地の様子を紹介しています)

★他の場所でのワークショップの様子(バゲッ・クンバール南レンバール村

WORKSHOP PARIWISATA MANGROVE BERKELANJUTAN GILI LAMPU OLEH YUI TOOL ⇒Video kegiatan

(ディスカッション1の共有の様子)

これは、ロンボクのマングローブ林の保全と持続可能な観光利用について、村の人たちと一緒に取り組んでいく第一歩として開催しました。

参加者は、KPPL(Komite Pengelolaan Perikanan dan Laut←観光管理グループや漁業組合などの住民組織の集合体のようなもの)のメンバーやガイド、漁師など19名でした。

ワークショップの構成は以下の通りです。

ファシリテート(司会)は、ボランティアのティウィが担当しました。

「持続可能な観光について考えよう!」

1月14日(金)14:00~16:30

1.「持続可能な観光ってなんだろう?」プレゼンテーション(ティウィより)

・ツーリズムとは?

・マングローブ林は観光地に最適!

・多くの村人が考えるマングローブ観光とは

・紹介:日本のマングローブ観光の発展→西表島の事例と沖縄東村やんばる自然塾の事例

・マングローブ観光の失敗事例(ロンボク)

・観光地によくある問題(インドネシア)

・観光をサステイナブルにするということ

2.「マングローブ林観光を持続可能に発展させるために必要なことは?」

 【ディスカッション1】

 Q1.「あなたの村の近くのマングローブ林に、観光客を呼ぶためにできることはなんですか?それらは、次の誰ができますか?」

 地方自治体や州政府、村役場、民間企業・民間団体、地域住民・子供たち、旅行者…

 ●マングローブ林環境教育の好事例(沖縄)の紹介

 オリジナルビデオ教材「マングローブ・トレッキング」「マングローブ・カヌー」(ビデオはインドネシア語の字幕つき)

 【ディスカッション2】

 Q2.「ビデオから学べたことはなんですか?」

1月15日(土)9:30~11:30

3. サステイナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の国際基準の紹介(ティウィより)

 【ディスカッション3】

 Q3. 「次のテーマについて、持続可能な観光として発展させるにはどうしたらいいか考えてみよう」

  • カフェやレストラン
  • カヌープログラム、トレッキングプログラム
  • 管理団体の設置

ワークショップの冒頭で、KPPL代表のスヤントさんがあいさつをしました。(写真上、青いシャツの男性)

最初のティウィのプレゼンが終わると、スヤントさんからいくつかの質問やギリ・ランプ観光地の課題について提示がありました。

マングローブの植栽方法について、マングローブの活用方法について、観光客が食べ物を持参して観光を楽しんだ後ごみを投げ捨てて帰ることや、行政によるごみ収集のサービスの欠陥についてなど。

いくつかの質問は、ゆいツールのボランティアには答えることのできないものでしたが、それでも今までゆいツールの活動の中で学んだことを思い出しながら、参加者に情報を提供しました。

次に、3つのグループに分かれてディスカッションを行いました。

Q1.「あなたの村の近くのマングローブ林に、観光客を呼ぶためにできることはなんですか?それらは、次の誰ができますか?」

地方自治体や州政府、村役場、民間企業・民間団体、地域住民・子供たち、旅行者…

(ワークシートへの記入の仕方を教えるオパン。中央帽子の男性)

ディスカッション後、女性のグループからは、観光の発展に必要なのは、マングローブをもっと植栽し管理することと既存の施設の改善、ソーシャルメディアの促進、パンフレットの作成、そしてお土産などの商品販売に関するトレーニングであるという意見が出ました。(村役場、地域住民、子供たちが関わる)子供たちはマングローブの植林をしたり、マングローブの生態について学んだりしてほしい、と女性たちは考えていました。

次のグループは、ルディというガイドが発表しました(冒頭の写真)。内容は、マングローブの手入れが必要だということ、水上レストランの建設やレストランへ海岸線からトレイル(道)を引くことで観光客を引きつけられるということなどです。(村役場や地域住民が関わる) 

ルディさんの発表はとても面白かったので、みんなが楽しく笑いました。

最後のグループはダウドさんが発表しました。トレッキング、カヌー、ショップ、養殖池(エビや魚、貝などを養殖)などをツアーパッケージとして提供すること。(政府、投資家、地域住民、その他の機関からの協力が必要) また、自然学校などを作って、環境保護のあり方を児童に教える必要があるということ。 ダウドさんはまた、持続可能な観光のために、すべての地域住民の意識改革が必要であると訴えました。

(発表するDaudさん)

さて、ディスカッション1の後は、ゆいツールが制作したオリジナルビデオ教材(「マングローブ・トレッキング」「マングローブ・カヌー」)を鑑賞しました。

これは、10月に沖縄を訪問した時に体験した、やんばる自然塾のマングローブ・トレッキングと、マングローブ・カヌーの様子を字幕付きで紹介したものです。

私は、どうしても良質な日本の環境教育プログラムをロンボクの人たちに紹介したかったのです。

ビデオを見て、女性グループのエルナさんとデウィさん(写真上の中央のふたり)からは、ガイドがマングローブやその生態系などについて豊富な知識を持っていることが重要だと気づいた、と発表がありました。

ルディさんのグループからは、「沖縄のマングローブとギリ・ランプの観光を比較して、ギリ・ランプの方がサンゴ礁もあって観光のポテンシャルは高い。でも、ギリ・ランプのマングローブ観光にはマングローブ林へのアクセスの点で欠点がある。(ボートで海を渡らなければ見られない)そして学校の子供たちの関与はない」と発表がありました。

ダウドさんのグループからは、「沖縄のツアーガイドのように、マングローブについて説明できるようになるためのトレーニングが必要である」という意見がありました。

その後、スヤントさんが「マングローブ・トレッキングを提供したいが、コンクリートを使うと自然にダメージを与えるのではないかと心配している。沖縄のように海水に強いトレッキングルートを作るには丈夫な木材が必要だ。」「ギリ・ランプには、ツアーガイドトレーニングが必要である」と述べました。

1日目はこうして終わりました。

2日目は、サステイナブル・ツーリズムの国際基準を紹介し、ディスカッション3を実施しました。

細かなことはここでは省略します。

(ディスカッション3の様子。赤い帽子はマデ)

(グループに入ってディスカッションするスヤントさん。中央)

(サステイナブル・ツーリズム国際基準の資料をスヤントさんに渡すティウィ)

今回、持続可能な観光について村の人たちと一緒に考える中で、ゆいツールのボランティアたちにとっても様々な学びがありました。

いくつかの小さな失敗や準備不足があったにせよ、今回は思った以上にスムーズにワークショップを開催できました。

それはひとえに、KPPLのメンバーの真面目さと、わりと整った施設のおかげだったのでは、と私は感じています。

もちろん、ファシリテーターを務めたティウィと、それをサポートしたトゥリスナの優秀さにも助けられました。

そして、何度も現地に行って調整したマデとルス。当日いろいろな準備やグループワークを手伝ったオパン、コマン、パティ。

7人が力を合わせて2日間のワークショップをやり遂げました。

この活動は、来年度へ続きます。

また、2月上旬には、西ロンボクで同じワークショップを開催する予定です。

1回目の経験を、2回目のワークショップに生かせるよう、ボランティアたちに期待しています。

(山)

(全員集合!)

※今回、報告書(原文)は8ページにわたるので、掲載は省略します。

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マングローブ林がある村で子供たちに環境教育! in Lombok

2022年01月04日 | ★2021年度(ロンボク)

12月中旬に、西ロンボクのスコトン地区のマングローブ林(バゲッ・クンバール)で、ゆいツールボランティアたちが子供向け環境教育プログラムを実施しました。

村で実習中のマタラム大学の学生(教員候補)たちも参加しました。

活動の様子はこちら(YouTube:ただしインドネシア語)。

KEGIATAN PERMAINAN SAMPAH OLEH RELAWAN YUI TOOL DI EKOWISATA MANGROVE BAGEK KEMBAR DESA CENDI MANIK SEKOTONG, NTB

Video kegiatan

(↑ ごみカードを、有機ごみと非有機ごみに分ける子供たちと大学生)

今回は、ゆいツールボランティアによる「ごみについて考えるプログラム」の実施でした。

私が口を酸っぱくして言ったのは、事前に準備(練習)をするように、ということでした。

私が現地に行けない分、プログラムにつけてある説明書(プログラムシート)をよく読んで実施するように、と言ったところ、パティは初めてその存在に気づいた様子でした。あとで、「あれはもっと直した方がいい」と言ってきたので、ぜひみんなで(プログラムシートを)作り直して欲しい、と伝えました。

さて、当日プログラム実施前にみんなで練習をしました。

(↑ 後ろに見えるのはマングローブ植林地)

(↑ 一枚一枚並べて見せなければ意味がない、と教えた写真。右からトゥリスナ、ティウィ、マデ、コマン)

(↑ 大学生にプログラムを説明するパティ←右端)

【以下、マデの報告より(一部意訳)】

12月15日の16時半に、バゲッ・クンバールの子供たちを集めて、ティウィをはじめ、ゆいツールのボランティアが総出でプログラムを実施しました。50人の子供たちはとても熱心に参加しました。

翌朝は、クリーンアップ活動とマングローブの植林地管理の手伝いをしました。

住民グループ(POKMASWAS)リーダーのアグスさんと一緒に、空き地にマングローブを植えるだけでなく、植林後枯れてしまったマングローブの苗木を植え替える作業も行いました。苗床から持ってきたマングローブの苗を植えるだけでなく、木から熟したマングローブの実を直接摘み取って植えることもありました。マングローブ林の中のプラスチックごみを集めて片付けました。

11月に、ゆいツールボランティアが植林活動をしたときの様子

【原文】

KEGIATAN PERMAINAN SAMPAH OLEH RELAWAN YUI TOOL KAIHATSU LABO DI EKOWISATA MANGROVE  BAGEK KEMBAR DESA CENDI MANIK SEKOTONG

Kegiatan                 : Mengadakan Permainan Sampah Milik Yui Tool Kaihatsu Labo, Clean Up Dan Menanam Mangrove Bersama Anak-Anak Dan Masyarakat Di Ekowisata Mangrove Bagek Kembar Desa Cendi Menik Sekotong

Waktu                     : 15-16 Desember 2021

Tempat                   : Desa Cendi Manik, Kecamatan Sekotong, Lombok Barat

Narasumber          : Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo

  • Komang Hastika
  • Teguh Pati Perwangsa
  • Taopan Kusuma
  • Sri Trisnadewi, M.Ed
  • Sri Trisnawati, M.Ed
  • Muhammad Ruspaedi
  • I Made Wiranata

Peserta                     : Anak-Anak Dan Masyarakat Di Ekowisata Mangrove Bagek Kembar

                Pada tanggal 15-16 desember 2021 Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo melaksanakan kegiatan permainan sampah untuk anak-anak, serta clean up dan menanam mangrove bersama masyarakat di sekitaran Ekowisata Mangrove Bagek Kembar. Dalam kegiatan ini relawan Yui Tool juga dibantu oleh mahasiswa dan Mahasiswi KKN dari Universitas Mataram. Kegiatan ini dibagi dalam 3 sesi yang berbeda yaitu permainan sampah (sesi 1), clean up (sesi 2), dan penanaman mangrove (sesi 3), selengkapnya dapat dilihat dalam uraian berikut,

  1. Permainan sampah

Kegiatan Yui Tool Kaihatsu Labo pada tanggal 15 desember 2021 diawali dengan sesi permainan sampah. Kegiatan yang dilaksankan pada pukul 16.30 Wita tersebut bertujuan untuk mengenalkan jenis-jenis sampah (organik dan anorganik) serta dampaknya bagi lingkungan kepada anak-anak yang tinggal disekitar Ekowisata Mangrove Bagek Kembar. Dalam kegiatan yang di pandu oleh Sri Trisnadewi, M. Ed. Para relawan Yui Tool Kaihatsu Labo yang dibantu oleh 8 orang mahasiswa dan Mahasiswi KKN (kuliah kerja nyata) dari Universitas Mataram, memberikan materi tentang pengenalan sampah, berbagai jenis sampah, dan dampaknya bagi lingkungan kepada para peserta. Kegiatan yang diikuti oleh 50 orang peserta usia sekolah dasar  tersebut berjalan sangat baik dikarenakan anak-anak sangat antusias dalam mengikuti kegiatan sampai akhir.

  1. Clean Up bersama

Setelah melaksanakan permainan sampah Keesokan paginya Relawan Yui Tool melaksanakan kegiatan  Clean Up bersama masyarakat sekitaran Ekowisata Mangrove Bagek Kembar. Kegiatan yang diisi oleh Sri Trisnawati dan Sri Trisnadewi mendapat respon yang baik dari masyarakat. Hal ini terbukti dengan berbagai lapisan masyarakat seperti anak-anak dan orang dewasa ikut dalam kegiatan clean up tersebut. Kegiatan ini juga merupakan kelanjutan dari kegiatan game sampah, dimana setelah anak-anak mendapatkan materi tentang sampah dan jenis-jenisnya anak-anak dapat mengingat lagi materi yang telah diberikan dengan memungut sendiri sampah mereka.

  1. Menanam mangrove

Selain  kegiatan clean up sebagian Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo yang terdiri dari Komang Hastika, Teguh Pati Perwangsa, Taopan Kusuma, Muhammad Ruspaedi, dan I Made Wiranata melaksanakan penanaman mangrove bersama pak Agus selaku ketua POKMASWAS beserta anggota pengurus POKMASWAS lainnya. Selain menanam mangrove diarea yang masih kosong, penanaman juga dilakukan untuk mengganti bibit mangrove yang sudah ditanam sebelumnya namun telah mati. Selain menanam bibit mangrove hasil persemaian, penenaman juga dilakukan dengan memetik buah mangrove yang telah matang (propagul) dari pohonnya langsung. Setelah penanaman Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo dan masyarakat bersama-sama memungut sampah yang ada disekitaran pohon mangrove.

(Made)

  

(ボランティアのオパン、ルス、コマン)

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東ロンボクの村で引き続きコンポストづくりを指導!? in Lombok

2021年12月19日 | ★2021年度(ロンボク)

12月初旬に、東ロンボクのギリ・ランプという観光地の村で、ゆいツールのボランティアたちが、ごみ銀行のパイズルさんと一緒にグリーンコンポスト(落ち葉が材料)と液体コンポストの作り方を指導しました。9月末の講習会に引き続いての実施です。(9月の活動の様子はこちら

この活動は、ギリ・ランプのKPPL(※)という団体と協働しました。

※KPPL:Komite Pengelolaan Perikanan dan Laut(直訳すると水産海洋管理委員会、となりますが、観光管理グループや漁業組合などの住民組織の集合体のようなもののようです)

(活動のビデオはこちら。ただしインドネシア語)

KEGIATAN PELATIHAN PENGELOLAN SAMPAH ORGANIK DENGAN CARA PEMBUATAN PUPUK DAUN DAN PUPUK CAIR DI GILI LAMPU

Ada video kegiatannya..Yui-Tool Cannel

ギリ・ランプでのコンポストづくり講習会は、ゆいツールボランティアのマデ、オパン、ルスが担当しています。

【以下、マデの報告より(一部意訳)】

12月3日の夕方、まずは発酵液の作り方をパイズルさんが指導しました。

発酵液は、肥料として使用される有機物、この場合は生ごみやおち葉などの分解者として使用される微生物培養物です。
この発酵液を作るために、今回パイズルさんとゆいツールボランティアが、水10リットル、ヤシ砂糖液1本(600ml)、米のとぎ汁1本(600ml)、ココナッツ水1本(600 ml) 、刻んだパイナップル、刻んだバナナの根元などの材料を用意しました。

(↑ パイズルさん(左)とアシスタントの若者)

次に、材料を混ぜ合わせ、均一になるまで攪拌します。発酵液は作ってから1週間以内に使用できる状態になります。

翌朝は、液体コンポスト用のドラム(コンポストチューブ)の作り方を教わりました。

ここでは、パイズルさんが液体コンポスト用のドラムの製作に必要な各部品について説明しました。 ドラム、液体コンポストを固体コンポストから分離するフィルター、空気交換用の曝気パイプ、液体コンポストを集めるためのホース、固形コンポストを収穫するためのノブ(口)など色々あります。 その後、参加者は一緒に液体コンポスト用のドラムを作りました。

次は、コンポストチューブで堆肥を作る方法を学びました。

廃棄物(生ごみやおち葉など)をコンポストチューブに入れ、前日に作った発酵液を廃棄物に噴霧しました。 これを毎日繰り返すと、液体肥料と固体肥料の2種類の肥料を製造することができます。

 

(↑ 液体コンポストは、ドラムの下にある出入り口から取り出すことができる)

その後、参加者はグリーンコンポストの作り方を学びました。

集めた葉をおがくずや家畜糞と混ぜるだけのこの方法はとても簡単です。

次に、よく混ぜた材料に、前日に作った発酵液と水(発酵液1に対して10倍の水)を加えます。そして材料をよく混ぜ合わせ、防水シートで覆います。

この活動では、参加者は堆肥の作り方や使い方について熱心に話し合いました。コンポストの技術が、ギリ・ランプのコミュニティに役立つことが期待されます。

【原文】

KEGIATAN PELATIHAN PENGELOLAN SAMPAH ORGANIK DENGAN CARA PEMBUATAN PUPUK DAUN DAN PUPUK CAIR DI GILI LAMPU

Kegiatan                 : Pelatihan Pembuatan Cairan Fermentasi, Tabung Komposter, Pupuk Daun, Dan Pupuk Cair

Waktu                     : 03-04 Desember 2021

Lokasi                     : Gili Lampu, Desa Padak Goar Kecamatan Sambelia Lombok Timur

Narasumber          : Paizul Bayani

Peserta                   : Pengurus KPPL Dan Masyarakat Di Gili Lampu

 

Untuk mengatasi masalah sampah organik yang bersumber dari  daun pohon dan limbah dapur yang ada di gili lampu, pada tanggal 3-4 desember 2021, Yui Tool Kaihatsu Labo mengadakan pelatihan pengelolan sampah organik dengan cara membuat pupuk daun dan pupuk cair di gili lampu Desa Padak Goar. Pelatihan diikuti oleh peserta dari anggota pengurus yayasan KPPL, dimana dalam kegiatan ini narasumber pelatihan ditunjuk dari bank sampah Kekait Berseri yakni Paizul Bayani. Berikut tahapan pelatihan pembuatan pupuk cair dan pupuk daun di Gili Lampu.

  1. Pembuatan Cairan Fermentasi

Pada tanggal 3 desember 2021 sekitar pukul 16.30 WITA pelatihan pembuatan cairan fermentasi dimulai. Cairan fermentasi merupakan biakan mikroorganisme yang akan digunakan sebagai dekomposer bahan-bahan organik yang akan dijadikan pupuk, dalam hal ini sampah dapur dan sampah daun. Untuk membuat cairan fermentasi kali ini narasumber dan relawan Yui Tool menyiapkan bahan-bahan seperti 10 liter air,  1 botol gula aren (600 ml), 1 botol air cucian beras (600ml), 1 botol air kelapa (600ml), buah nanas yang dicincang, dan bonggol pisang yang telah dicincang. Kemudian bahan di campur menjadi satu dan di aduk hingga merata, kemudian narasumber menjelaskan bahwa cairan fermentasi siap digunakan paling cepat 1 minggu setelah pembuatan.

 

  1. Pembuatan Tabung Komposter

Keeseokan paginya tepatnya pada tanggal 4 desember 2021 para peserta pelatihan diajarkan cara membuat tabung komposter. Dalam kegiatan ini narasumber menjelaskan tiap komponen yang diperlukan dalam membuat tabung komposter. Beberapa komponen tersebut antara lain tabung komposter yang terbuat dari drum, saringan pemisah kompos cair dengan kompos padat, pipa aerasi tempat pertukaran udara, selang tempat pemanenan kompos cair, knop tempat pemanenan sampah padat, dan beberapa komponen lainnya. Setelah itu peserta diajak bersama-sama membuat tabung komposter.

 

  1. Pembuatan Kompos Dengan Tabung Komposter

Setelah para peserta berhasil membuat tabung komposter, narasumber mulai menjelaskan cara mengelola sampah menjadi kompos dengan tabung komposter. Cara membuat kompos dengan tabung komposter adalah dengan memasukkan sampah (bisa sampah dapur ataupun sampah daun) ke dalam tabung komposter kemudian sampah tersebut disemprot dengan cairan fermentasi yang telah dibuat di hari sebelumya. Dari proses tersebut dapat dihasilkan 2 jenis pupuk yakni pupuk cair dan pupuk padat.

  1. Pembuatan kompos daun

Setelah belajar mengelola sampah menjadi kompos dengan menggunakan tabung komposter para peserta kemudian diajarkan cara membuat kompos daun. Caranya sangat mudah dimana daun yang telah dikumpulkan dapat dicampurkan dengan serbuk gergaji ataupun kotoran ternak. Kemudian bahan-bahan yang sudah tercampur secara merata disiram dengan air yang telah ditambahkan dengan cairan fermentasi yang telah dibuat dihari sebelumnya dengan perbandingan air dan cairan fermentasi sebesar  10:1. Kemudian bahan-bahan tersebut diaduk kembali hingga rata, lalu ditutup dengan terpal.

 

Demikian kegiatan pengelolaan sampah organik menjadi kompos cair dan kompos daun yang dilaksanakan di Gili lampu telah selesai. Dalam kegiatan ini para peserta sangat antusias dan aktif dalam berdiskusi untuk membahas tentang cara pembuatan dan kegunaan kompos tersebut. Sehingga diharapkan ilmu pengelolaan sampah organik dapat bermanfaat untuk masyarakat di Gili Lampu.

(Made)

(右から、ルス、パイズルさんアシスタント、マデ、ひとり飛んでKPPL代表のスヤントさん、パイズルさん、KPPLメンバーたち)

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ロンボクのボランティアがマングローブ植林体験!! in Lombok

2021年12月08日 | ★2021年度(ロンボク)

11月12日13日に、ロンボクのゆいツールボランティアたちが、マングローブ植林を体験しました。

PENANAMAN MANGROVE DI BAGEK KEMBAR, SEKOTONG, NTB

(ゆいツールボランティア 後列右端コマン、そのとなりマデ、後列左端ティウィ、前列右端トゥリスナ、そのとなりオパン)

場所は、西ロンボクのスコトン地区チャンディ・マニック村にあるマングローブ林(バゲッ・クンバール)です。

ここは、8月下旬にボランティアのパティとコマンが、マングローブ林を探しに行って偶然見つけた場所です。

インドネシアの海洋水産省が、国内で10数カ所持っているマングローブ植林地の一つと位置づけられています。

海洋水産省は、現在重点的にマングローブの植林を進めているようで、生態系の回復やエコツーリズム推進も目指しているようです。

ただ、根本にあるのはブルーカーボン(日本語の資料はこちら)としての利用です。

(ブルーカーボンクレジットなどで、お金が動いています。難しいので説明は省きます)

さて、バゲッ・クンバールのマングローブ林では、学校団体にマングローブ植林体験を提供しています。

どんなものかと、ゆいツールボランティアが体験しに行ってきました。

メンバーは、ローカルスタッフのパティとマデ、その他オパン、コマン、それから8月からメンバーに加わったランタン村の3つ子女子のうちのふたり、ティウィとトゥリスナです。

ティウィとトゥリスナは、マレーシアでの留学を終えて10月末に帰国しました。

さて、バゲッ・クンバール村では、マングローブ植林体験の他に、アグスさんはじめ住民グループを管理するチームメンバーとディスカッションもしました。以下、マデの報告です。

【以下、マデの報告より(一部意訳)】

12日の夜、ゆいツールボランティアはアグスさんたちに、今年度のゆいツールの活動について説明したり、Yui-Tool Channelで活動ビデオを見せたりして、ゆいツールのプロモーションをしました。彼らは、ゆいツールの環境教育プログラムに協力することに非常に熱心であるように見えました。

夜、マングローブ林にいるカニを捕獲するために、地元で「ブブ」と呼ばれるカニ罠をしかけに行きましたが、この日は捕獲できませんでした。

13日に、ゆいツールボランティアは、バゲッ・クンバールでマングローブの植林を行いました。

植栽を行う前に、ボランティアはマングローブの生態系とバゲッ・クンバールのマングローブの種類について説明を受けました。

(植林されたマングローブの前で説明をするアグスさん)

この場所で優勢なのは、オオバヒルギ(ヤエヤマヒルギ)(Rhizophora mucronata)とヒルギダマシ(Avicennia marina)です。

その後、ボランティアは育苗場(マングローブナーサリー)でマングローブの苗木を選びました。そこで、オオバヒルギの元気な苗を選び取ったボランティアたちは、植林地に向かいました。

(マングローブの育苗場)

(苗を運ぶ)

マングローブを植える場所は河口周辺で、川の水と海の水が混じり合っています。砂地と泥の土壌条件で大きな波はありません。

また、植栽場所は、海水が満ち足り引いたりする潮汐(ちょうせき)域であることが確認できます。

(左からトゥリスナ、ティウィ、マデ)

ゆいツールのボランティアは、土壌ドリルを使用して穴を開けてマングローブを植えました。苗木を植えた後、サポートのために竹を設置して潮が満ちているときに苗木が水流によって運び去られないようにします。

(ドリルで穴を空けるコマンさん)

(苗を植えるマデ)

(苗を植えるオパン)

このように、バゲッ・クンバールでのマングローブ植樹プログラムは順調に進み、ゆいツールのボランティアは多くのことを学びました。

ただ、活動時間に遅れが生じたため、指定された時間に応じてプログラムを実施できるよう、担当者は注意を払う必要があると感じました。

山本追記:

バゲッ・クンバール村では、学校団体向けにマングローブの植林活動プログラムを提供しているので、ゆいツールとしては今年度開発中の「マングローブ林環境教育プログラム」を、植林プログラムと合わせてぜひ実施させてもらいたいと考えています。

また、ゆいツールが環境教育プログラムを実施している南レンバール村(マングローブ林あり)とランタン村(内陸の村なのでマングローブはない)の子供たちに、「マングローブ林環境教育プログラム」を実施した後、植林体験遠足を行いたいと構想しています。

まずは、マングローブの育苗場などを管理する農民グループ向けに、「ごみについて考えるプログラム」を体験してもらい、プラスチックごみにより注意を向けてもらいたいと思っています。

と言うのも、マングローブの管理をしている農民たちは、苗木を植えた後のポットなどのプラスチックごみについて、無頓着でいる様子が見受けられたからです。彼らは、ブルーカーボンには関心は払っても、海を汚しているプラスチックごみについてレクチャーを受けた様子はありません。

まずは大人向けにプログラムを実施して、ゆいツールの活動を理解してもらいながら、次の段階(学校団体にマングローブ林環境教育プログラム開発を実施する)に進みたいと思います。

12月に、バゲッ・クンバールの子供たちに実施した「ごみについて考えるプログラム」の様子

【原文】

KEGIATAN DISKUSI DAN PENANAMAN MANGROVE DI BAGEK KEMBAR, SEKOTONG

 

Kegiatan              :  Diskusi Program Yui-Tool Kaihatsu Labo Di Bagek Kembar Serta Penanaman Pohon Mangrove Oleh Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo

Tempat                     : Desa Cendi Manik, Kecamatan Sekotong, Lombok Barat

Waktu                       :  12-13 November 2021

Narasumber             : Pak Agus Dan Timnya

Peserta                     : Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo

 

                  Pada tanggal 12-13 November 2021, relawan Yui Tool Kaihatsu Labo yang terdiri dari Komang Hastika, Pati Teguh Perwangsa, Taopan Kusuma, Trisna Dewi, Trisna Wati, dan Made Wiranata berada di desa bagek kembar, sekotong untuk melaksanakan kegiatan penanaman mangrove.  Dengan narasumber pak agus dan tim yang merupakan pengurus pokmas sekaligus pengurus pokdakwis, relawan Yui Tool belajar mengenai mangrove yang ada di bagek kembar. Berikut rincian kegiatan yang dilaksanakan oleh relawan Yui Tool Kaihatsu Labo di Bagek Kembar :

  1. Diskusi mengenai rencana program Yui Tool yang akan dilaksanakan di Bagek kembar

Diskusi  dilaksanakan pada malam hari sekitar pukul 20.00 wita sehabis makan malam. Dalam diskusi relawan Yui Tool Kaihatsu Labo menjelaskan mengenai program game sampah, game ekosistem mangrove, serta workshop wisata mangrove berkelanjutan kepada pak agus dan timnya. Setelah mendengar penjelasan serta menonton video Youtube di Yui tool channel pak agus dan timnya nampak sangat semangat untuk melakukan kolaborasi dalam melaksanakan kegiatan yang bertemakan pendidikan lingkungan.

 

  1. Memasang perangkap kepiting

Setelah diskusi selesai relawan Yui-Tool Kaihatsu Labo di ajak oleh warga sekitar untuk memasang perangkap kepiting yang biasa disebut “BUBU”. Perangkap dipasang pada lokasi sekitaran pohon manrove dimana ada genangan air. Perangkap kepiting ini dipasang dengan terlebih dahulu menaruh ikan kecil yang telah mati di dalam perangkap tersebut. Ikan tersebut berfungsi sebagai umpan, setelah itu perangkap ditinggalkan kemudian ditunggu beberapa jam dengan harapan kepiting bisa masuk kedalamnya. Namun demikian sangat disayangkan tidak ada satupun kepiting yang didapat pada malam itu.

 

  1. Penanaman mangrove

Pada tanggal 13 november 2021, Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo melaksanakan penanaman mangrove di bagek kembar. Sebelum melaksanakan penanaman para relawan mendapatkan penjelasan mengenai ekosistem mangrove serta jenis mangrove yang ada di bagek kembar. Dijelaskan bahwa ada 2 jenis mangrove dominan di bagek kembar yaitu avicennia dan rhizophora mucronata. Setelah mendapatkan penjelasan mengenai pohon mangrove para relawan diajak mengambil bibit mangrove di tempat pembibitan atau mangrove nursery. Ditempat pembibitan mangrove para relawan mengambil mangrove jenis rhizophora mucronata, setelah memilih bibit yang bagus para relawan menuju blok atau lokasi penanaman bibit mangrove. Lokasi penanamn mangrove berada di sekitaran muara, tempat air sungai bertemu dengan air laut dengan kondisi tanah berlumpur sedikit berpasir dan ombak yang tidak besar. Selain itu dapat dipastikan lokasi penanaman adalah wilayah pasang surut yang cukup tahan dari abrasi air laut. Relawan Yui Tool menanam mangrove dengan dengan cara membuat lubang dengan menggunakan bor tanah. Selanjutnya bibit mangrove ditanam dan tidak lupa di beri penopang dari bambu (ajir). Mangrove iikatkan pada   ajir agar saat air pasang bibit mangrove tidak terbawa arus air.

Demikian program penanaman mangrove telah dilaksanakan di bagek kembar dengan sangat baik dan narasumber memberi banyak informasi kepada para relawan Yui Tool. Namun demikian perlu diperhatikan untuk narasumber untuk dapat melaksanakan program sesuai dengan waktu yang ditentukan dikarenakan dalam kegiatan penanaman sempat terjadi keterlambatan waktu kegiatan.

(Made)

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他団体と協働!ギリ・グデ島でクリーンアップ活動 in Lombok

2021年11月17日 | ★2021年度(ロンボク)

10月の活動報告です。

西ロンボクのスコトン地区のギリ・グデ島で、ロンボク・オーシャン・ケア(Lombok Ocean Care:LOC)がクリーンアップイベントをするということで、協力しました。

今回は、イベントの内容を詳しく報告するより、そのイベントに参加して一部のボランティアが感じたことを中心に紹介したいと思います。

KEGIATAN CLEAN UP DI GILI GEDE, SEKOTONG, LOMBOK BARAT

(↑ プログラムの中で、ごみの写真を見せる。左から、マデ、オパン、LOCのメンバーふたり)

LOCが行うイベントは子供たちが楽しく参加できるように、ゲームや競争の要素が多大にあるのですが、今回もまずは海岸清掃を集めたごみの量で競う、というアクティビティから始まりました。その後、子ども向けにスプーン競争(口にくわえたスプーンにビー玉を載せて運ぶゲーム)を行ったり、ダンスをしながら椅子取りゲームをしたり、綱引きを行ったり。そんなゲームの合間に、ゆいツールが開発した「ごみについて考えるプログラム」を短時間で実施したようです。

報告の最後に、マデがこんなふりかえりを書いています。

「活動はとてもスムーズで楽しかったですが、参加者が多すぎて環境教育活動の効果が薄れたり、短時間で活動が多すぎたりするなど、注意が必要でした。各アクティビティの実行が最適とは言えませんでした。」

(↑ ごみを土に埋めたらどうなるの?7日間のごみの変化を写真で見るシーン)

ミーティングでこの活動の報告を受けたときに、私は写真を見てゆいツールの「ごみについて考えるプログラム」の実施の仕方が気になり、あれこれ質問したのですが、よく聞いたら、子供たちの数が多すぎたり、時間が短すぎたりしたことがわかりました。

(↑ 景品を配るLOCのメンバー)

今回は、LOCのイベントにジョイントした形だったので、彼らのやり方に合わせて行いましたが、本来はもう少し参加人数をコントールしたり、じっくりと実施したりしたいところでした。

今回活動に参加したゆいツールのボランティアは、マデ、オパン、パティ、コマンでしたが、特にコマンさんはゲーム性の高いLOCのイベントのやり方が気にくわないようでした。

と言うのも、参加した子供たちや村人が、イベント終了後に周囲に落ちているごみ(あるいはイベントで出たごみ)について、特段注意を払っているように見えなかったからです。

私自身も、以前からロンボクで地元の行政や民間団体が行う大きなクリーンアップイベントには懐疑的でした。

よく聞いたのは、有名なアーティストを呼んで浜辺でコンサートを行って、申し訳程度にクリーンアップ活動をやり、終わるとそれ以上のごみの山、という話でした。

そんなイベントなら、やらない方がまし、と私も考えていました。

ただ、普及啓発活動には様々な形があり、LOCのやり方もひとつのやり方として我々は尊重すべき、と今は考えています。

(↑ ギリ・グデ島でクリーンアップ活動をするLOCメンバーや仲間たち。村の子供たちの姿はどこに?)

ただ、ゆいツールの協働相手クカイ・ブルスリごみ銀行のパイズルさんや、ゆいツールボランティアのコマンさんは、クリーンアップ活動は疲れるだけで益は少ない、と言います。確かに、拾う側から住民がポイ捨てしているロンボク島では、そう感じるのも無理はありません。

振り返って見ると、私自身小学生などのときに、しょっちゅうごみ拾い活動があり、あまり何も考えずに参加していたなぁと思います。

それは、おそらくプログラムとしては不十分で、単に学校の周りをきれいにしましょう、と言われて、ルーチンで行っていた作業だったからでしょう。

ゆいツールがロンボク島の学校などで行う活動は、「ごみについて考えるプログラム」を実施して教室でごみ問題を考えた後に、子供たちと村のクリーンアップをする、というもので、そういうプログラムとセットになった活動には、大きな意味があると思います。

2019年の小学校(ブウン・スジャティ村)での活動の様子

今回のような、ゲーム色の強いイベントの中で、ゆいツールのプログラムを実施しようとすると、学びが十分ではなくなってしまう、という面があるのは事実なので、今後は主催者側と事前にきちんと情報共有をした上で、準備をしましょう、という反省がありました。

(↑ マングローブの根に絡まるプラスチックごみを拾うコマンさん)

【原文】

KEGIATAN CLEAN UP DI GILI GEDE, SEKOTONG, LOMBOK BARAT

Kegiatan                               : Clean Up Bersama Masyarakat Di Gili Gede Yang Di Selenggerakan Oleh Lombok Ocean Care

Waktu                                   : Selasa, 12 Oktober 2021

Tempat                                 : Gili Gede, Sekotong, Lombok Barat

Peserta                                  : Lombok Ocean Care (LOC), Yui Tool Kaihatsu Labo, KMPS, Masyarakat Desa Gili Gede

 

Pada hari selasa tanggal 12 oktober 2021, lombok ocean care mengadakan acara clean up di desa Gili Gede. Acara ini diikuti oleh partisipan pegiat lingkungan dilombok seperti Yui Tool Kaihatsu Labo, Velo girls, dan KMPS. Dalam kegiatan kali ini LOC dan para pegiat lingkungan di Lombok termasuk di dalamnya Yui Tool Kaihatsu Labo memberikan beberapa materi pendidikan tentang lingkungan dan lomba-lomba yang diikuti oleh masyarakat di Gili Gede. Untuk lebih jelasnya berikut merupakan pemaparan berlangsungnya kegiatan di Gili Gede.

  1. Persiapan kegiatan

Sebelum memulai kegiatan para partisipan terlebih dahulu berkumpul di pelabuhan penyebrangan untuk mengecek ulang alat-alat dan bahan yang dibutuhkan dalam kegiatan. Para partisipan meliputi LOC, Yui Tool, Velo Girls, dan KMPS berkumpul pada pukul 09.00 pagi di pelabuhan tamarind dan melaksanakan persiapan seperti pengecekan komsumsi, alat-alat clean up, alat permainan sampah Yui Tool, alat-alat lomba, dan hadiah lomba.

  1. Menuju lokasi kegiatan

Sekitar pukul 09.30 WITA para partisipan menuju Gili Gede dengan menaiki 2 boat. Sesampainya di Gili Gede para partisipan menuju lokasi kegiatan namun sayangnya karena tidak ada masyarakat Gili Gede yang menyambut membuat partisipan tersesat dan salah jalan. Namun demikian setelah beberapa saat para partisipan akhirnya sampai di lokasi dan siap memulai kegiatan.

  1. Lomba clean up untuk orang dewasa dan lomba kelereng untuk anak-anak

Setelah sampai dilokasi para partisipan langsung memulai kegiatan dengan mengarahkan para masyarakat untuk memungut sampah di pinggir pantai. Tiap warga yang selesai melaksanakan clean up dengan mengumpulkan sampah, maka sampah yang berhasil dikumpulkan kemudian ditimbang. Warga yang berhasil mengumpulkan sampah terbanyak akan diberi hadiah oleh panitia dalam hal ini LOC. Sementara itu diwaktu yang bersamaan anak-anak mengikuti lomba memindahkan kelereng menggunakan sendok yang mereka gigit, dimana peserta tercepat akan mendapatkan hadiah.

  1. Lomba joget

Setelah lomba mengumpulkan sampah dan lomba memindahkan kelereng masyarakat mengikuti lomba joget. dalam lomba ini dipimpin oleh velo girl.

  1. Permainan sampah oleh Yui Tool Kaihatsu Labo

Pada pukul 11.00 WITA Yui Tool Kaihatsu Labo mengadakan permainan sampah untuk anak-anak. Dalam kegiatan ini materi diberikan oleh made dan opan dengan dibantu oleh para partisipan yang lainnya. Kegiatan dimulai dengan mengumpulkan anak-anak untuk mendengarkan materi tentang sampah dan lingkungan. Setelah itu anak-anak di bagi menjadi empat kelompok untuk melaksanakan permainan sampah. Setelah selesai melaksanakan permainan sampah anak-anak diberi hadiah berupa pensil dan buku.

  1. Lomba tarik tambang

Setelah permainan sampah untuk anak-anak selesai para orang dewasa melaksanakan lomba tarik tambang. Lomba ini di ikuti oleh warga Gili Gede melawan para partisipan dimana dalam lomba ini dimenangkan oleh warga Gili Gede.

  1. Jerusalem dance

Kegiatan selanjutnya adalah warga diajak beramai-ramai mengikuti jerusalem dance. Dance ini memiliki makna mengajak dan menyatukan orang-orang untuk lebih peduli tentang lingkungan.

  1. Donasi water filter dan buku ocean warior

Sebagi penutup kegiatan para partisipan yang diwakili LOC menyerahkan donasi berupa water filter dan buku ocean warior kepada masyarakat Gili Gede.

  1. Kesimpulan

Kegiatan berlangsung sangat lancar dan menyenangkan namun demikian perlu diperhatikan beberapa hal misalnya jumlah peserta yang terlalu banyak menyebabkan kegiatan pendidikan lingkungan kurang berjalan efektif selain itu kegiatan yang terlalu banyak dengan waktu yang sangat singkat membuat tiap kegiatan berjalan kurang maksimal.

(Made)

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