少し早いですが、2019年度のロンボクでの活動を振り返りたいと思います。
Selama 1 tahun Yui-Tool sudah melakukan kegiatan macam-macam untuk pendidikan lingkungan hidup, tujuan membersihkan lingkungan di Lombok.
(写真はイメージ。バリ島の寺院です)
今年度は、今までで一番ゆいツールの予算が少ない年でした。
少ないなりに工夫をして、以下のような活動を行うことができました。
2. バリ島へのスタディツアー(ロンボクの若者向け)(9月)
3. クリーンアップ活動への参加(6月、9月、1月、その他)
4. プラスチックの空き袋を活用したクラフトづくり講習会の実施(6月)
5. ギリ・メノ島で観光客向けにエコクラフトワークショップの開催(7月)
6. 小学校などで環境教育プログラムの実施(若者たちのトレーニングを兼ねて)(9月、12月、1月)
7. ギリ・アイル島の中学校でエコクラフトワークショップの開催(12月)
8. ドイツ人のサキナさんや、クカイ・ブルスリごみ銀行のパイズルさんとの協働
9. 若者たちの学び(プラマ・ニン・プスパ観光ガーデン&教育センター他)
10. コンポストづくり講習会の実施(2回目は若者たち自身が講師に!)(9月、1月)
11. 日本の学生さんの受け入れ(村ツーリズムの実施)(6月、9月①②、12月、1月)
12. 若者たちによるエコガーデンづくり(2月)
上記の活動のほとんどは、ロンボク島のごみ銀行の活動をより発展させるため、ロンボクの若者たちを育成するものでした。
ある助成金を100万円支援してもらい、そのほかはゆいツール自身のお金を使って1年間活動してきました。
NGOやNPOのことをよく知らない人は、何か得があるからこんなことをやっているんだろう、と思うかもしれません。
得は確かにありますが、それは「儲け」や「お金」ではありません。
実際、100万円では、ゆいツールスタッフの給料は払えません。ほぼ、ボランティアです。
100万円は、ロンボクに3回通う飛行機のチケット代、現地での車両借料(ガソリン代)、ガイド代、現地宿泊料、それから現地アシスタントのアルバイト賃金や、若者たちの活動のための交通費などでなくなります。
大事なことは、ロンボクの若者たちが「環境を守る方法」を知ること、「環境を守る人たちを増やす取り組み」に参加すること。それが、「得」です。
たった100万円ではありましたが、この助成金があったおかげでロンボク島での環境教育活動を途切れることなく続けることができました。
残念ながら、次年度への継続は認められなかったため、また他の助成金にバトンタッチして活動を続けて行く予定です。
それにしても、たった100万円です。たった100万円あれば、ある程度の活動ができます。(ただし、ゆいツールスタッフの給料は払えませんが)
NGOやNPOの活動はソーシャルなものなので、団体として収入を得るのはなかなかたいへんです。
欧米には寄付文化がありますが、日本は環境NGO/NPOに寄付をしてくれる人はそうそういません。
そのため、助成金という仕組みはたいへんありがたいものです。
ただ、お金を提供してくれる団体の希望がそれぞれあります。
提供するお金を、最大限有効活用するプログラム(企画)であるかどうかチェックされ、該当しなければもらえません。
もらった後も、寄付とは違うので、お金を何に使ったのか、成果はあったのか、きちんと報告しなければいけません。
そして、その書類を作っているスタッフは、ボランティア(ほぼ無給)。それが、多くの小さなNGO/NPOの現状です。
(助成金によっては、スタッフのアルバイト代が払える場合もあります)
それでも、ソーシャル活動をしたい。環境保全のために活動をしたい。
ロンボク島をもっときれいにしたい。それがゆいツールの思いです。
とは言っても、先立つものがなければ、ロンボクに行くこともできません。
今は、じっと助成金の結果を待っているところです。(山)
(ロンボク島 東ロンボク ギリ・ランプ付近のマングローブ)
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