ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

不要布を活用したアクセサリーづくり講習会を実施! in Lombok

2014年12月25日 | 4. ロンボクでの活動(下記以外)

ロンボク島で引き続き活動中です。

先日、プサントレンというイスラムの学校で、いらなくなった布を活用したアクセサリーづくり講習会を実施しました。

(これらの布は、レースが使われているロンボクの伝統衣装クバヤやジルバッブというイスラムの女性がかぶる布などです)

これは、最近ごみ銀行に参加したばかりのプラヤのプサントレンを訪れ、プサントレンを運営している財団(YASRIN:ヤスリン)のヌルルさん(Ibu Nurul)と話していた時に、思いついたものです。ここでは、小学生から高校までの男女700人ほどが寮生活を送っています。

ごみをていねいに分別している生徒や、ジルバッブかぶった女の子たちを見て、ごみについての意識をさらに変える機会になればと思い、ヌルルさんに提案しました。

(下記写真右がヌルルさん。左が講師。)

講師は、マタラムの大学生ジェニティアさん(Mbak Jeanithia)。彼女の作品は、先日このブログでも紹介しました。

彼女は友人らと3人でアクセサリーを作っては、毎週日曜日の朝家の近くの大通りで開かれる市場で販売しています。

一般の庶民が買えるような価格のものから、特別な日に着ける素敵なものまで幅広く取り扱っています。

 

講習会には、中学生以上の女生徒と先生が参加しました。

最初に、ゆいツールが開発したプログラムを使って、ごみには「オーガニックごみ」と「ノンオーガニックごみ」があること、オーガニックごみは消えていくごみでコンポストを作ることができること、消えないごみは「まだ使えるごみ(リサイクルできるごみ)」と「もう使えないごみ(リサイクルできないごみ)」に分けられること。そうやって分けていくと、本当のごみはとても少ないということを伝えました。

そのあと、ティアさんがいらなくなった布で簡単にアクセサリーを作れる方法を参加者に伝えていきました。

ティアさんらが用意したパケット(なかに布や糸やかざりが入っているセット)は25人分。

↓いらなくなった紙を再利用したパケット。なかなか素敵♪

当初はおもに女性の先生たちを中心に教える予定でしたが、生徒もたくさん見に来ていて、みんな一緒にやりましょう、ということで、パケットを数人で分けて作業に入りました。2時間半の間に、多少の参加者の出入りがありましたが、一番多い時に数えてみたら60人もいました。

 

このプサントレンでは、不要な布は簡単に手に入ると言っていたので、今後先生や生徒たちが中心になって、作品作りが進むといいなと思いました。

(山)

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プラスチックのごみからクラフトを作る講習会を実施 in Lombok

2014年12月09日 | 4. ロンボクでの活動(下記以外)

何度かこのブログでも紹介してきた、プラスチックごみから作られたクラフトについて、今回は作り方を学ぶ講習会を実施しました。

 

 

実施した場所は、ロンボク島のプラヤという小さな町にある、インドネシア国家子供財団(Yayasan Anak Bangsa Indonesia:以下、アナック・バンサ)です。この団体は、貧しい家庭の子供を放課後にめんどうをみて、さまざまな教育を施したり、学用品などを支援したりしています。

 

9月に団体を初めて訪れた時にゆいツールの活動を紹介して、クラフトづくりの講習会のことを話すと、ディレクターのファタウィさん(pak Fatawie)が関心を示してくれて、10月11月とゆいツールが日本に戻ってからも連絡を取り合い、今回講習会が実現しました。

 

アナック・バンサは、スタッフを講習会に参加させて、後日子供たちと一緒にクラフトづくりをしながら環境美化の教育につなげたい、と考えました。

講師は、NTBマンディリごみ銀行のアイシャさん。9月には、一緒にスマトラ島プカンバルのごみ銀行を訪れました。

アイシャさんは、すでにこういった講習会をロンボクやその周辺で昨年くらいから数限りなく行っています。

そして、できあがったクラフトを住民から買い上げて、ロンボクを訪れる観光客やすでにいる海外の顧客(まとめて買って、それぞれの国でネット販売などをしている人たち)に、販売しています。彼女が扱う商品には「ロンボクエコクラフト(Lombok Eco Craft)」という商標がついています。

 

講習会では、スタンダードなやり方を学びました。インドネシア人が大好きな甘いコーヒーの小包装のパック(きれいに洗って開いたもの)を、同じ大きさに切りそろえ、細長く折って、それをパーツにして組み合わせていきました。覚えてしまうと簡単でした。必要なのは、丁寧さと根気強さ。

 

アイシャさんは、講習会でクラフトの作り方を住民に広く伝えることで、ごみに対する住民の意識を変えたい、と考えています。

クラフトづくり、クラフトの販売の目的は、あくまで「教育」と話すアイシャさん。

ゆいツールの目的とも合致して、アイシャさんとの協働はまだまだ続く予定です。

(山)

 

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ロンボクで出会った素敵なものたち~不用品から作ったアクセサリーやかばんの紹介~ in Lombok

2014年12月04日 | 4. ロンボクでの活動(下記以外)

12月からロンボクで活動しているゆいツールです。

今回は、現地からいくつか素敵なものをご紹介します。

 

これらは、ロンボクの人たちが使わなくなった衣類から作られたアクセサリーです。いくつかの装飾品は購入していますが、原材料のほとんどは不用品です。

 

ロンボクの伝統衣装クバヤ(結婚式などの儀式で着用するおしゃれな服)には、美しい飾り模様がたくさんあるので、不要になったそういったものを活用しながら、別の素材を組み合わせて、最後に装飾して仕上げていきます。(右と左下はクバヤの一部。左上は作り途中のもの。)

 

見事なコンビネーション!

ロンボクのごみを減らす活動をしているゆいツールですが、これらの商品がもっともっと増えたら、立派なリサイクル(正確に言うと、リユース)になるな、と思いました。

 

それから、以前から紹介しているプラスチックのごみを再利用した商品ですが、かばんや小物など面白いものをピックアップして紹介します。

↑ 財布です。面白いですね。

↑ インドネシアの人たちがよく飲む、あま~いコーヒー(小袋入り)がまとめて入っているパッケージで、販売店からもらって作っています。

↑ 甘味料のパッケージを、規則正しく縫いつけました。

 

いかがでしょうか。

ゆいツールでは今後、これらの商品をネット販売していくことを計画しています。

(どのような形で現地に還元するか、よく考えて進めようと思っています)

 

ロンボクの人たちのごみに対する意識がどんどん変わって、島からごみがなくなる日を夢見ながら活動していこうと思います。

(山)

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