前回のブログの続きです。
12月中旬に、木更津工業高等専門学校の先生がおふたり、ロンボク島にごみ調査にいらっしゃいました。
西ロンボクのクブン・コンゴッというところにあるごみの埋め立て地(TPA)を見学した後、近くのグルンにある廃品業者を訪ねました。
Yui-Tool telath membawa tamu ke tempat pengepul di Gerung, Lombok barat.
ここは私も初めて訪れたところで、操業を開始してまだ数ヶ月しか経っていないとは思えないほどの規模でした。
お話を伺ったのは、ズルさん。回収したごみは、すべてスラバヤ市(インドネシア東ジャワ州の州都)に送っているそうです。
(↑ 白い帽子の男性がズルさん ↓)
ロンボクでごみの調査をしていると、必ず耳に入るスラバヤという名前。
ズルさんの話によると、プラスチックの種類によって送る工場が違うそうです。
プラスチックを、できるだけ細かく分類してきれいにすれば、買い取り価格も高くなります。
ゆいツールが通常接しているごみ銀行は、ある程度のごみをまとめてこのような大きな廃品業者に売っています。
規模の大きな廃品業者でないと、プラスチックの細かな選別や洗浄ができません。
さて、早速現場を見せてもらいました。
ぺしゃんこにされたペットボトル!
そして。そこかしこにごみ袋。
ごみ袋が山積みされているところで、作業している人がいます。
飲料水専用のプラスチックグラスだけを選別しているようです。
こちらは、分別前の様々なプラスチックごみ。
そしてこれらを、同じ種類、同じ色のプラスチックに分類します。
分類したら、粉砕しながら洗浄します。
きれい・・・と言えばきれい。(ただ、この排水にはマイクロプラスチックが大量に含まれているはず・・・)
ここまで、プラスチックを選別すれば高く売れる、というのも頷けます。
日本であれば、工場の中ですべて機械化されリサイクルされているのでしょうが、インドネシアのような新興国では作業現場は野ざらしです。
もともと、集めてリサイクルしていなければそのまま土に埋められる運命だったプラスチックごみたち。
多少の排水の問題はあっても、できるだけ集めて選別・洗浄してスラバヤに送った方が環境にはよい、のでしょう。
見学した先生方は、「次はスラバヤに行かなければ!」と意気込んでいました。
私も行ってみたくなりました。インドネシアのリサイクル拠点スラバヤへ。
(山)
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