ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

ロンボク島のボランティアが研修に参加! in Lombok

2024年03月25日 | ★2023年度(ロンボク)

2月に、ゆいツールのボランティアがロンボク島のマングローブ植林地(バゲッ・クンバール)で行われた「マングローブ再生技術研修」に参加しました。

研修参加費は、すべて主催者側から提供されました。

Pelatihan Teknik Rehabilitasi Mangrove Secara Ekologi di Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat.

(右側白いシャツ⇒ゆいツールボランティアのマデ)

この研修は、イギリス(UK)のブルー・マリン財団からの資金援助により、インドネシアの団体ベター・トゥギャザー・インドネシア(以下、BTI)が開催しました。研修内容は、インドネシアのブルー・フォレスト・マカッサル財団(以下、ブルー・フォレスト財団)が提供しました。

ブルー・マリン財団の目標は、2030 年までに海洋の 30% の保護に貢献し、すべての海洋を持続可能な方法で管理することです。その方法の 1 つは、バゲッ・クンバールでマングローブの回復やリハビリテーションのトレーニング活動などのプロジェクトを開発して、重要な生態系がある海域の保護、回復、管理を行うことです。

この研修には、中央政府、地方自治体、大学、NGO、ボランティア、地域住民が参加しました。4 日間にわたって、マングローブの同定、マングローブゾーン、トランセクト(海岸調査の方法のひとつ)、マングローブの修復プロセスで使用される修復技術など、いくつかのアクティビティが実施されました。

初日には、開会式(行政担当者などはここだけ参加して終わり)の後、ブルー・フォレスト財団からの研修内容の紹介や、ゲームの紹介(冒頭の写真)、マングローブ生態系に関する講義などがありました。

また、今回の研修では、前後に小テストが実施され、参加者の学習度を測る試みもありました。

(マイクを握っているのは、ブルー・フォレスト財団のリオ・アフマッド氏、その右側はBTIのタリ・サヴィトリ氏、一番右はブルー・マリン財団のジェイムズ氏)

2日目は、実地研修「マングローブの観察とトランセクト」が行われました。

参加者は3つのグループに分けられ、水準器の使い方のレクチャーがあった後、3か所で作業にあたりました。

各グループは土地の高さを測量して、データシートに記録しました。同時に、参加者はそれぞれの高さで生育するマングローブの種類を特定し、その地域に流入する水の流れとマングローブの生育との関係を観察し、マングローブの成長を妨げている原因を観察するよう求められました。

測量等が完了すると、すべてのグループは観察結果を絵に描きました。そして、作った絵を使って、グループごとに野外活動の成果や発見したことを発表しました。

(測量の様子)

(観光チームリーダーのアグスさんによる発表)

これらの活動を通して得られた結論は、土地の高さがマングローブの成長の種類に影響を与えるということでした。

高い土地に生育するマングローブは、低い土地に生育するマングローブとは種類が異なります。

直接現場に行くことで新たな知識が得られたため、発表では参加者から積極的な質問がなされました。

3日目は。「バゲッ・クンバールにおけるマングローブの類型の理解、障害要因と適切なマングローブ修復技術についてのディスカッション」が行われました。

各グループは、マングローブの類型、土地を乱す原因となる障害要因などの状況を観察した後、土地の区画を描き、土地の状況に応じた修復技術を計画する作業を続けました。

(土地の観察の様子)

(絵を描く参加者)

(発表の様子)

3 つのグループのプレゼンテーションの結果から、それぞれの土地にはマングローブに対して様々な障害があることがわかった。

そして、その障害を克服するためのアイデアや方法を考えました。

4日目は、「マングローブ再生計画についてのディスカッション」を行いました。

3 日間のトレーニング後の理解度を確認するために事後テストを実施すると、結果は非常に満足のいくものでした。

最後のセッションで、ブルー・フォレスト財団はリハビリテーションプロセスにおけるモニタリングの重要性を伝えました。

「リハビリテーション領域の状態の変化を記録または文書化する必要があることである」

「修復後の一定期間におけるマングローブの成長、加入、初期形成を測定すること」

「マングローブの成長を阻害する潜在的な問題(障害要因、害虫、病気など)を初期に特定すること」

このような研修に、ボランティアのマデとニタが参加しました。

ニタの感想:

「私の提案は、将来的には、このような研修活動は若い世代が参加することが重要であり、子供たちに紹介して、自然、特にマングローブ生態系の保護についての知識を身につけ、自然に対する関心を育むこともできるということです。」

マデの感想:

「ブルー・フォレスト財団によって提供された資料・講義内容などが、あまりにも情報過多だったため、村の人たちにとっては注意力を維持することが難しかった。しかし、このトレーニングの本当に良いところは、フィールド実習であり、参加者はフィールド(マングローブ林)で直接学ぶことで内容をよりよく理解できた。それとは別に、参加者が飽き始めたときに、プレゼンターがゲームを提供して、参加者が再び興奮できるようにすることもよくあった。」

(集合写真)

(以下、学生ボランティアのニタが作成した報告書の一部)(インドネシア語)

Laporan Kegiatan Pelatihan Teknik Rehabilitasi Mangrove Secara Ekologi di Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat.

Perihal: Pelatihan Teknik Rehabilitasi Mangrove Secara Ekologi di Ekowisata Bagek Kembar
Waktu: Rabu- Sabtu, 7 – 10 Februari 2024
Tempat: Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat
Peserta: Pokmakwas Bagek Kembar, Ketua program Studi Pendidikan Biologi, FKIP, UNRAM, Kepala Pusat penelitian Lingkungan Hidup dan Perubahan Iklim UNRAM, Relawan Aik Berik, Relawan SAMALAS, Relawan Yui-Tool, Dosen tetap Politeknik Pariwisata Lombok, dll.

Kegiatan restorasi dan rehabilitasi mangrove yang di adakan di Ekowisata Bagek Kembar selama 4 hari dari tanggal 7-10 Februari 2024 yang berlokasi di Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat merupakan kerja sama antara Blue Marine Foundation dari UK yang merupakan mitra yang mendanai proyek restorasi ekologis mangrove berbasis masyarakat di Bagek Kembar. Kegiatan pelatihan ini di fasilitasi oleh pihak Better Together Indonesia dan di bantu oleh yayasan Blue Forest Makassar. Blue Marine Foundation sendiri merupakan LSM konservasi laut yang ada di Inggris. Tujuan mereka adalah untuk berkontribusi dalam melindungi 30% dari lautan pada tahun 2030 dan mengelola seluruh lautan secara berkelanjutan, dimana salah satu cara yang mereka lakukan adalah dengan mengembangkan proyek seperti kegiatan pelatihan restorasi dan rehabilitasi mangrove di Bagek Kembar untuk melindungi, mengembalikan, dan mengelola ekosistem laut penting seperti mangrove.
Kegiatan pelatihan ini di hadiri oleh beberapa tamu undangan yang berasal dari perwakilan baik itu pihak pemerintah yang terdiri dari pemerintah pusat dan daerah, Universitas, NGO, relawan, dan Komunitas. Adapun beberapa kegiatan yang di lakukan selama 4 hari yaitu pengenalan Mangrove, Zona Mangrove, Transek, dan teknik rehabilitasi yang di gunakan dalam proses rehabilitasi mangrove.

Berikut ini dihilangkan...

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3年間の活動のふりかえり in Lombok

2024年02月06日 | ★2023年度(ロンボク)

今日は、ここ3年間のロンボク島での活動を振り返ってみたいと思います。

(本文とは関係ありません:ロンボク島に暮らすバリヒンドゥーの子供たちによるお供え花づくり)

その前に、2020年を思い出してみます。この年は、1月中旬にインドネシア(ロンボク島)から帰国後、COVID-19(新型コロナウイルスによるパンデミック)が始まり、ちょうど助成金もとれなくて1年間活動はストップしました。

ストップしている間も、現地ボランティアとオンラインでミーティングをしたり、マングローブの調査を行ったり、できることはしていました。

そして2021年が明け、2021年度はふたつの事業を行うことができました。

「マングローブ林環境教育プログラムの開発(単年度事業)」と「マングローブ林での持続可能な観光のための人材育成(2021年度~2023年度)」です。

(開発した、マングローブ林環境教育プログラムセット)

2021年度は、まったく現地に赴けませんでしたが、プログラムを開発したり、沖縄に行ってマングローブ環境教育の動画を撮ったり、非常に充実していました。ただ、ロンボクでの活動が、COVID-19の影響で思うようにできなかったり、ゆいツールが沖縄に行く予定も、5月から10月へと大幅にずれ込みました。

「マングローブ林での持続可能な観光のための人材育成」についても、マングローブ観光地または植林地(計3ヶ所)で第一回のワークショップが開催できたのは、2022年の1月-3月でした。

●持続可能な観光について考えるワークショップ

東ロンボクのギリ・ランプ(1月)西ロンボクのバゲッ・クンバール(2月)西ロンボクの南レンバール村(3月)

それぞれの場所で、持続可能な観光に必要なことについてディスカッションを行った結果、ガイド研修が必要である、ということがわかりました。(もちろん、そのほかにもトレッキングのためのトレイルや公衆トイレなどのハードが必要など、意見は多様にありました)

活動2年目となる2022年度は、7月に2年半ぶりにゆいツールがロンボク島を訪れ、ギリ・ランプやバゲッ・クンバール、南レンバール村で関係者と打ち合わせを行いました。再びロンボク島へ行けるようになったのはよかったのですが、COVID-19前と比べて渡航費が2倍以上かかるようになり、活動費を圧迫しました。

2022年度と2023年度は、ガイド研修として以下の活動を実施しました。

●「マングローブの調査と知識研修(バゲッ・クンバール)(ギリ・ランプ)

●「ゆいツールオリジナル・マングローブ林環境教育プログラムの使い方講座(バゲッ・クンバール)(ギリ・ランプ)」

●「看板作りワークショップ(ギリ・ランプ)」

●「インタープリテーションガイド研修(バゲッ・クンバール)」

●「観光地での課題を解決するためのワークショップ(バゲッ・クンバール)」

この3年間の活動の中で、築いたいくつかの重要なネットワークがあります。

各活動地の観光チームとの関係は言わずもがな、ですが、他にも次のような人と繋がることができました。

●インドネシア海洋水産省のスタッフ、スサンティさん(写真下、右から3番目)

スサンティさんは、Better together Indonesiaという団体の創設メンバーでもあります。

●西ヌサトゥンガラ州政府の役人、フアッドさん(写真下、左から2番目)

フアッドさんは、Digital Mangroveという団体(上記、Better together Indonesiaの協力団体)の創設メンバー。

●マタラム大学教員養成教育学部生物学講師のギト先生(写真下、左)

実は、ちょうど明日から4日間、バゲッ・クンバール(西ロンボクのマングローブ植林地)でBetter together Indonesiaが主催する、マングローブに関する研修が行われるのですが、ゆいツールのボランティアも2名招待されました。

3泊4日の宿泊費や食費、交通費などすべて主催者持ち、というたいへんありがたい研修で、内容もボランティアのスキルアップが見込めそうなもので、将来有望なボランティア(マデと学生ボランティアのニタ)を送り込むことにしました。

この3年間で、ロンボク島のマングローブ観光地の抱える課題がはっきり見えてきました。

ハード面の不足を除いて、いくつか挙げるとすると「ごみの管理」「環境教育の必要性」「ガイドの知識不足」「集客の問題」「地域経済活性化のためのお土産開発の必要性」などです。

ロンボクでの活動を継続させていくために、今ゆいツールが必要だと思っていることは、インドネシア側で予算を探す、ということです。

そのために、まだまだボランティアを育てていかなければいけません。(山)

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最近の動画あれこれ♪

2024年01月04日 | ★2023年度(ロンボク)

2024年になりました。

年明け早々、令和6年能登半島地震が発生し、2日の夕方には羽田空港で飛行機同士が接触して炎上する事故もあり、波乱の年明けとなってしまいました。

被災された皆様、関係のみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

***

新年最初のブログは、動画の紹介です。

ゆいツールチャンネル

このチャンネルの目的は、見た人に「ロンボク島に興味を持ってもらう」「インドネシアのごみ問題の現実を伝える」そして、「ゆいツールの活動を紹介する」ということです。

ちなみに、インドネシア人向けのチャンネルもあります。

Yui-Tool Cannel

さて、2023年10月以降にアップした動画です。

★ゆいツールの活動地バゲッ・クンバール(マングローブ植林地)の紹介(3分弱)はこちら。(写真をクリックするとYouTubeに飛びます)

Yui-Tool punya YouTube cannel untuk khusus orang Jepang ini. (Klik pada foto untuk pindak ke YouTube)

バゲッ・クンバールは、インドネシア政府によって定められた国内で12ヶ所あるマングローブ植林地のひとつです。

マングローブ観光地として開発しようとしていますが、現時点では学校団体が植林活動をする場所としてしか機能していません。

★次は、ゆいツールボランティアがインタープリテーションガイドの練習をした時の様子(8分ちょっと)がこちら。

2023年11月にガイド研修を行う前に、ゆいツールボランティア向けに何度か訓練を実施しました。そのうちの一回の様子です。

★ちょっと息抜きに。(2分と少し)

2023年7月に、田舎の中にある素敵な宿に泊まりました。そこから見た風景です。

★11月の活動報告。マングローブ観光地のギリ・ランプでの研修の様子(5分)です。

ギリ・ランプの離れ島で、住民グループメンバー等向けにマングローブの調査を実施しました。

マングローブには、たくさんの種類がある、ということを学んだ参加者たち。(ブログでの報告はこちら

ゆいツールチャンネルには、ショート動画もあります。

Instagramも、試し試しやり始めています。

来年度、活動に予算がつくかどうか今の時点では何もわからないのですが、予算がなかった場合、少なくとも映像素材がある限りゆいツールチャンネルだけは動かしていこう、と今は思っています。

ロンボク側での最近の動きは、マタラム大学の大学生が現在3人ボランティアとして名乗りをあげてくれています。

一人目はニタ。11月にすでに直接会って、活動にも参加してもらいました。

Relawan baru..Nita dari Universitas Mataram, bersama pak Komang yg relawan Yui-Tool.

(ニタと、ボランティアのコマン)

残り2人は、まだメールでのやり取りだけなので、年明けにオンラインミーティングに参加してもらって自己紹介をしてもらう予定です。

学生たちは、純粋にやる気があってボランティアを表明してくれているので、今後、ロンボク島での活動を主体的に動かしていってくれたらいいなぁと思っています。(山)

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ガイド研修!「インタープリテーションガイド研修」in Lombok

2023年12月23日 | ★2023年度(ロンボク)

11月16日に、インドネシア・ロンボク島のマングローブ植林地バゲッ・クンバールで「観光地の課題解決のためのワークショップ」と「インタープリテーションガイド研修」を実施しました。

今回は、「インタープリテーションガイド研修」について報告します。ワークショップの様子はこちら

研修動画はこちら(6分半)。

Pada bulan 11, Pelatihan guide mengenai cara interpretasi di hutan mangrove di Bagek Kembar, Lombok Barat, NTB.

(ゆいツールボランティアのコマンとサポートのニタ←右から3番目2番目)

当日午前中雨が降っていたため、スケジュールを変更して先にワークショップを実施しましたが、昼からは天気が回復して無事インタープリテーションガイド研修を実施することができました。

この日、残念だったのは、MC役のティウィが参加できなかったこと。

ティウィの講義の部分で、彼女が10月にオーストラリアで学んできたエコツーリズムの知識を紹介してもらおうと考えていたためです。

さて、昼食後集まった参加者(バゲッ・クンバールの観光チームの仲間たち17名と、ギリ・ランプの住民グループメンバーのふたり)をふたつのグループに分けて、オパンとコマンがそれぞれの参加者をガイドしました。

この日のために、ゆいツールボランティアは何度か練習を重ねました。(2022年12月2023年7月動画あり)

こちらは、オパンチーム。

バゲッ・クンバールのマングローブ観光のゲート(本来はチケット売り場ですが、機能していません)からスタートです。

(ガイド役のオパン←右端)

ここでは、バゲッ・クンバールという場所の名前の由来、村の名前の由来などを説明します。

一方、もうひとりのガイドのコマンは、育苗場からスタートしました。

(育苗場を背に、右からバゲッ・クンバール観光チームメンバーのフスニさん、コマン、ニタ、ルス)

ここでは、植林用の苗木を住民らが植え付けしています。

(しばらく見ないうちに育苗場が荒れていてどうしたのかと思ったら、土地の使用期間が終了したため、隣の土地に新しく苗木を準備しているということでした)

次にコマンチームもゲートで話をした後、少し進んでインフォメーションセンター(建物だけで、中身は空っぽ)のところで、マングローブについての情報を参加者に伝えました。

インドネシア全体で、331万haのマングローブ林があること、バリ州と西ヌサトゥンガラ州(ロンボク島はここ)・東ヌサトゥンガラ州には34,835haのマングローブ林があるということなど。

(説明するコマン←左端)

次に、地面に空いている穴を指さしてクイズ。

「この穴に住んでいる生きものは次のうちどれ?ヘビ、ネズミ、カニ」

クイズを担当したのは、バゲッ・クンバール観光チームメンバーのフスニさんです。(事前に練習済み)

参加者はこの土地のメンバーがほとんどなので、答えを迷うことはありません。

ただ、今後観光客にこんな風にクイズ形式で生きものについて情報提供をすることもできるよ、という例として学んでもらおうと思いました。

そして、いくつかの看板について説明をした後・・・。

バゲッ・クンバールのマングローブ観光のスローガン「3E:エコロジカル・エデュケーション・エコノミー」について説明しました。

お次は、シルボフィッシャリーについてのクイズと、植林されているマングローブがだいたい何才か、というクイズをフスニさんから。

こちらでは、この地面から突き出している棒のようなものはなにか?というクイズ。

選択肢はこちら。「マングローブの根、マングローブの幹、マングローブの苗」

これは、気根と言って呼吸をするための根となります。

これは、インドネシア名でアピアピ、日本名はヒルギダマシ(Avicennia marina)の根です。

マングローブ植林地を歩いていると、ごみが吹きだまっている場所がありました。

コマンは、プラスチックごみが水辺の生きもののエコシステムに与える影響について、参加者に問いかけました。

最後のクイズの後、コマンはバゲッ・クンバールで行われている伝統的な塩づくりについて、ポスターの前で説明しました。

(ゆいツールが作成したポスターを使って説明するコマン)

ふたつのチームが戻ってきた後、ゆいツール山本とMCのマデから「インタープリテーション」についての簡単な講義を行いました。

(インタープリテーションについて話をするマデとゆいツール山本)

最後に、この日学んだことを何人かの参加者に確認して、終了しました。

(集合写真)

さて、この日午後に行う予定だったワークショップのために、マタラム大学の先生たちが遅れて到着したのですが、天候のせいでワークショップを午前中に実施してしまった旨を伝え、参加者がマングローブ林を案内されている間、先生たちは離れた東屋で食事をしたり話をしたりしていました。

研修が終わった後、ボランティアのニタ(彼女はマタラム大学の学生)から、先生方にワークショップの成果を説明してもらうことにしました。

Guru2 dari Universitas Mataram dishare tentang hasil workshop dari Nita dan pak Komang yang sebagai relawan Yui-Tool.

(ニタと一緒に、先生方へワークショップの成果を説明するコマン←右端)

先生たちのコメントをもらった後、バゲッ・クンバールで先生方が行っている活動の成果のひとつを紹介してもらいました。

それは、バゲッ・クンバールのマングローブの植林状況を表した航空写真(?)です。

(写真を見ている様子)

(ギト先生と話すゆいツール山本)

ゆいツールは現地で出会った人との縁を大切にしています。

この日、声をかけていたギト先生とエニ先生は7月にバゲッ・クンバールで、ボランティアのガイド研修に協力してもらった際に連絡先を聞いていました。

先生方も、バゲッ・クンバールで3年間活動を行っている最中で、2024年には次のようなプログラムを計画しているそうです。

1. バゲッ・クンバールの可能性の普及啓発
2. 高校生を対象としたマングローブ識別の研修と実習
3. 保全およびエコツーリズム教育カリキュラムの開発における教師の支援

1の可能性とは、9種類のマングローブについて、エコツーリズム発展の展望、バードウォッチング・エコツーリズムの可能性(バゲッ・クンバールには58 種の鳥が生息していて、渡り鳥の通過点でもある)だそうです。

ゆいツールとしても、ぜひ一緒に学びながら協力していきたい、と考えています。(山)

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ガイド研修!「観光地の課題解決のためのワークショップ」in Lombok

2023年12月13日 | ★2023年度(ロンボク)

11月16日に、インドネシア・ロンボク島のマングローブ植林地バゲッ・クンバールで「観光地の課題解決のためのワークショップ」と「インタープリテーションガイド研修」を実施しました。

今回は、ワークショップについて報告します。

予定では「インタープリテーションガイド研修」を先に実施するはずでしたが、朝から雨でスケジュールを変更してワークショップを先に実施することにしました。

Pada bulan 11, Workshop mengenai cari solusi untuk pariwisata, lokasi Bagek Kembar Lombok barat, NTB.

(ワークショップの様子)

この日、いくつかマイナスな面がありました。

●前半、天気が悪かったこと。そのため、椅子を並べたりプロジェクターを借りに行ったりする準備が遅れました。

●MC役のボランティアが体調不良で参加できなかったこと。

●ワークショップとインタープリテーションガイド研修を入れ替えたため、ワークショップに招待していたマタラム大学の先生数人が参加できなかったこと。

●今回の研修は、開催地バゲッ・クンバールの観光チームとギリ・ランプの住民グループを対象に実施したのですが、ギリ・ランプから当初4-5人参加する枠を設けたのに、実際に参加したのはふたりだけだったこと。

でも、よかったこともありました。それは、新しいボランティアが増えた、ということ。

マタラム大学に通うニタです。

(ボランティアのコマンと打ち合わせをする、新ボランティアのニタ)

さて、ワークショップはマデのMCで始まりました。

(急きょ、MCを担当することになったマデ)

そして、バゲッ・クンバールの観光チームのリーダー/アグスさんがあいさつをしました。

(後ろには、先日ゆいツールが設置した看板が見えています)

参加者は、バゲッ・クンバールの観光チームに関わっている仲間を中心とした人たち(17名)と、ギリ・ランプの住民グループメンバーのふたりでした。

今回のワークショップでは、議論するテーマをあらかじめ用意しました。

「A. ごみの問題解決について」「B. 施設やルール、観光管理について」「C. 地域オリジナルの料理・お土産開発について」

参加者約20人が3つのグループに分かれて、それぞれのテーマについて話し合いました。

(A. コマンのチーム。ごみ問題を話しました)

(ディスカッションをサポートするニタ。右の男性はギリ・ランプからの参加者)

(B. マデのチーム。観光管理について話しました)

(C. オパンのチーム。料理・お土産の開発について話しました)

(各グループを回るゆいツール山本)

各グループには、共通のワークシートを用意しました。

質問項目は「解決したい課題は何か?」「解決策は何か?」「課題解決のために自分たちができることは何か?」

ディスカッション後、各グループで話し合った成果を共有し、意見交換をしました。

Aグループの発表です。

「解決したい課題は何か?」⇒訪問者の意識の低さとごみ箱が少ないこと

「解決策は何か?」⇒ごみのポイ捨てをしないようにするため、訪問者への警告をする

「課題解決のために自分たちができることは何か?」⇒オーガニックごみとノンオーガニックごみのごみ箱を設置する。プラスチックごみをアップサイクルする。(コーヒーの空き袋などでポーチなどを作る)。子供や妻にポイ捨てしないように教える。オーガニックごみを捨てる穴を掘る。

Bグループの発表です。

「解決したい課題は何か?」⇒トイレの整備(水道が整っていない)。お祈りルームの設置(きれいな水を確保できないため、整備できていない)。壊れてしまったトレイルの修理(資金がない)。チケット売り場の設置。観光のための乗り物(ボートなど)。

「解決策は何か?」⇒水道の設置(きれいな水の確保)。お祈りルーム設置のための行政からの支援。トレイル修理のための資材の提供(行政による)。チケット売り場運営のための資金。ボート。

「課題解決のために自分たちができることは何か?」⇒関係者に連絡してきれいな水を購入する。現在ある東屋をお祈りルームとして整備する。トレイル修理のため、村の予算を活用する、あるいは住民同士で協力して直す。チケット販売のため、観光チームのボランティアが必要。ボートは、住民が所有しているものを活用する。上記の解決策のために企画書を作成する。

Cグループの発表です。

Cグループは、地元ならではの料理を提供するレストランについて、細かな点を話し合いました。

(細かすぎたため、省略します)

ただ、伝統的な塩をお土産として売ったら購入するよ、と話を振ると俄然やる気になって大きさやパッケージについて案を出し始めました。

●○●○●○●○●○●○●○●○

さて、考察です。

このワークショップは、2年前に実施した持続可能な観光について考えるワークショップ(バゲッ・クンバールギリ・ランプ南レンバール村)の発展型になります。

3年間の活動を締めくくるワークショップでもありました。

目的は、各観光地にある課題を認識して、それらを解決するために自ら何をしなければいけないか考え、ワークショップ後に行動に移せるようにする、ということでした。

実は、このワークショップでディスカッションを助けてもらう目的で、マタラム大学の先生の他にもキーマンとなる人を招待していました。

しかし、その人は都合により来られなくなり、結局ワークショップはゆいツール山本とボランティアたちで行うことになりました。

そのため、もう少し深く議論ができればよかったな、と思っています。

ただ、アカデミックな人が(自覚はなかったとしても)上から目線でコメントすることで、参加者が萎縮してしまうこともあるので、今回はこれでこれでよかったのかもしれない、とも思います。

今回、グループワークの発表では、慣れていない人をわざと選びました。

いつも、話慣れている人が選ばれるのが常ですが、グループの後ろの方で話を半分くらいしか聞いていないように見えた参加者に発表を促すと、彼らは最初うつむいてやりたがりませんでしたが、説得するとやってくれることになりました。

いざ自分が発表するとなると、人が書いたワークシートは読めない、と言って書き直したり、仲間に助けてもらいながら発表の練習をしたり、急に自分ごとになりました。

もし、ボランティアだけで研修を実施したら、そういうことはしなかったでしょう。

この後、参加者が自分たちが話し合ったことを実現していけるかどうか、見守っていく必要があります。

午後は、「インタープリテーションガイド研修」を実施しました。(つづく)

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ガイド研修!「マングローブの調査と住民グループによるプレゼン」in Lombok

2023年12月06日 | ★2023年度(ロンボク)

11月14日に、インドネシア・ロンボク島のギリ・ランプで「マングローブの調査と住民グループによるプレゼン」を実施しました。

動画(5分)はこちら

Pada bulan 11, Pelatihan Guide ”Penelitian Mangrove” di Gili Lampu, Lombok timur, NTB.

今回は、ボランティアたちだけに任せず、ゆいツールも現地に赴きました。

(写真:右からオパン、ゆいツール山本、住民グループ代表のスヤントさん、コマン)

ガイド研修でなぜマングローブの調査をするのか?

なぜなら、ガイドはマングローブの樹種について詳しくないからです。お客さんに聞かれても答えることができません。

この研修は、昨年西ロンボクのバゲッ・クンバールで行ったものとほぼ同じものです。

ただ、昨年はバリ島の行政担当者に専門的知識を教授してもらいましたが、今回はその部分を「住民グループによるプレゼン」に置き換えました。

ゆいツールと一緒に研修を実施したのは、現地ボランティアの5人です。

(写真:打ち合わせ?の様子。右から、コマン、ラフマン、オパン、マデ、ルス)

参加者は、住民グループメンバーとギリ・ランプで活動していたマタラム大学の学生3人などの15名でした。

最初に司会のマデが調査の仕方を説明し、3グループに分かれて2艘のボートに乗って離れ島ギリ・プタガンに向かいました。

(写真:ボートの上で。マタラム大学の学生とルス)

ギリ・プタガンはサンゴ礁に囲まれていて、干潮時はボートが近づけません。

ボランティアが行った事前の下調べの時(10月中旬)は、潮が引いていて途中からボートから降りて島まで歩いたそうです。

そのため、11月の調査を何時に実施するかよく検討しました。

ネットで潮位時間を調べて、満潮に近い時間に島に渡ることにしました。

それでも島に近づくとサンゴ礁が邪魔で先に進めなくなりました。

もう一艘のボートは、底が浅いので先に行ってしまいましたが、私が乗っていたボートは道(少し深くなっているところ)を探しながら潮が満ちてくるのを待ちました。

やっと島に到着すると、3グループに分かれて調査を開始しました。各グループにゆいツールの現地ボランティアがつきます。

(写真:オパンのチーム)

(写真:コマンのチーム)

(写真:ルスのチーム)

見つかったいろいろなマングローブ。

(オオバヒルギ:Rhizophora mucronataの花)

(ミズガンピ:Pemphis acidulaの実)

(フタバナヒルギ:Rhizophora apiculataの実)

(ヒルギモドキ:Lumnitzera racemosaの花と実)

マングローブの木をどのように同定したのか?

それは、ゆいツールが2021年度に作成したリスト(10種類のマングローブを記載)を使ったのです。

(マヤプシキまたはベニヤマプシキ:Sonneratia aibaまたはSonneratia caseolarisの実)

ちなみに研修終了後、このリスト(A4裏表カラー、ラミネート済み)を参加者全員に配りました。

調査後、研修場所に戻って昼食をとったあと、各グループのデータを共有しました。

その後、ギリ・ランプの住民グループ(KPPL)による活動紹介とこれからの計画についてプレゼンテーションをしてもらいました。

これは、私たちが彼らの活動を知りたかった、というのもありますが、自分たちの活動や計画を整理して人に説明する能力はとても大切で、日頃から資料を整理していれば、彼らの活動を支援したい人や行政が現れたときにスムーズに情報を伝えることができるから、という理由で実施しました。プレゼン資料は、ゆいツールのボランティアが前日の夜に作るのを手伝いました。

Setelah itu, anggota PKKL presentasi tentang kegiatan PKKL sendiri di Gili Lampu.

プレゼンを担当した住民グループの若者、Wahyu(ワッユゥ)くん。

KPPLの活動は、「マングローブの保全、植林」「サンゴの回復活動」「ウミガメの保護」など様々です。

マングローブの苗を育てることで、植林活動があるときにそれを買ってもらい、住民の生活向上に役立てたい、という目的もあるようです。

(参加者と記念撮影)

ちなみに、過去にギリ・ランプで行った研修/講習会/ワークショップは次のとおりです。

ゆいツールオリジナル教材ツールの使い方講座(2023年6月)

看板づくりワークショップ(2023年6月)

持続可能な観光について考えるワークショップ(2022年1月)

コンポストづくり講習会 1回目(2021年9月)2回目(2021年12月)

住民グループの代表スヤントさんは活動後、「行政や企業、NGOが行うマングローブの植林やサンゴの植栽プログラムはしょっちゅうあるが、ゆいツールがこれまで行ってくれたような教育プログラムは今まで一番足りなかったものだ。非常にありがたい」と話していました。

参加した若者のひとり(プレゼンを担当したワッユゥくん)は後日、「もらったリストをお客さんを案内するボートに張っておきたい」「今まで、お客さんにマングローブのことを聞かれても、リゾフォラとしか答えられなかったが、今回いろいろな種類のマングローブがあることがわかったから、これからはお客さんに説明できる」と話していました。

ゆいツールが行っている活動は、現地の人にとってのきっかけづくりです。

教育というのはベースとなるものです。それ自体が大きなプロジェクトを生んだり、いきなりビジネスを始めてお金が入ってくる、ということはありません。

派手はことはなにひとつなく、突然ロンボク島のプラスチックごみがきれいになる、ということもありません。

例えれば、苗床を準備しているようなものかもしれません。

苗木は植え付けても枯れるかもしれません。そこに根付いて大きな木になるとは限りません。

それでも、苗木を育てたい。どこかで大木に育ってくれるかもしれないし、たくさん実をつける木になるかもしれない。

ゆいツールがロンボク島で活動を始めて、ちょうど10年がたちました。

枯れた木(実を結ばなかった活動)もたくさんありました。

それでも私はまた、苗木を育てていきたいと考えています。(山)

(マングローブの根にひっかかっていたプラスチックごみたち)

以下、マデくんの作成した報告書。(インドネシア語)

Laporan Kegiatan Penelitian Pohon Mangrove oleh Yui Tool dan Samalas tresne Gumi

 

Kegiatan                  : Laporan Kegiatan Penelitian Jenis Pohon Mangrove Untuk Guide Di Gili Petagan

Waktu                       : 14 November 2023

Tempat                     :Gili Petagan dan Kawasan wisata Gili Lampu

 Panitia                    :-Yui Tool Kaihatsu Labo (Kaori Yamamoto)

-Samalas Trene Gumi & Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo ( I Komang Hastika, Taopan Kusuma, M. Ruspaedi, Abdurahman, I Made Wiranata)

Peserta               : (15 0rang) Pengurus dan Anggota Yayasan Komisi Pengelolaan Perikanan dan Laut (KPPL) sambelia

 

  1. Persiapan dan pembekalan materi pelatihan

Kegiatan pelatihan penelitian jenis-jenis pohon mangrove di Gili Petagan dimulai pada pukul 09.30 Wita dengan para peserta berkumpul dan melakukan registrasi di Aula Pondok Wisata Gili Lampu. Setelah semua peserta berkumpul dan melakukan registrasi, para peserta diberikan materi tentang bagaimana cara mengikuti pelatihan ini oleh moderator (I Made wiranata). Moderator memberikan penjelasan berupa bagaimana cara mengidentifikasi pohon mangrove yang ada di Gili Petagan nantinya. Cara identifikasi yang dijelaskan oleh moderator antara lain :

  1. Peserta mencari/menemukan satu pohon mangrove yang ada di Gili Petagan
  2. Peserta melakukan pengamatan dan pengukuran-pengukuran organ tanaman seperti, bentuk daun, bentuk buah, bentuk bunga, bentuk akar, panjang dan lebar daun, tinggi pohon, jumlah kelopak bunga
  3. Peserta menggambar bentuk morfologi dari masing-masing organ tanaman pada kertas/lembar kerja yang telah dibagikan
  4. Peserta mencocokan hasil pengamatan morfologi dari pohon magrove yang ditemukan dengan list pohon mangrove yang sudah disusun oleh Yui Tool Kaihatsu Labo

 

  1. Identifikasi pohon mangrove di Gili Petagan

Setelah mendapatkan pemaparan materi tentang bagaimana cara menjalankan pelatihan oleh moderator para peserta bersiap menuju Gili Petagan. Para peserta dan relawan Yui Tool Kaihatsu Labo berangkat menuju Gili Petagan pada pukul 10.30 wita dengan menggunakan perahu milik nelayan. Sesampainya di Gili Petagan peserta dibagi menjadi 3 kelompok (kelompok A,B,dan C) untuk melakukan identifikasi pohon mangrove. Kelompok A dipandu oleh Kaori yamamoto dan Taopan kusuma, kelompok B dipandu oleh Ruspaedi, Kelompok C dipandu oleh I Komang Hastika. Dari hasil identifikasi pohon magrove oleh para peserta, telah ditemukan beberapa jenis pohon mangrove di Gili Petagan antara lain,

No.

Kelompok

Jenis pohon mangrove yang teridentifikasi

1.

Kelompok A

Pemphis acidula (mentigi)

Ceriops tagal (tengar)

Lumnitzera racemosa (teruntum putih)

Rhizophora apiculata (bakau minyak)

(2 jenis pohon tak teridentifikasi)

2.

Kelompok B

Rhizophora mucronata

Brugeria gymnohita

Pemphis acidula (mentigi)

3.

Kelompok C

Lumnitzera racemosa (teruntum putih)

Ceriops tagal (tengar)

Rhizophora mucronata (bakau laki)

 

  1. Presentasi hasil identifikasi pohon mangrove

Setelah menyelesaikan kegiatan identifikasi pohon mangrove, para peserta kembali ke aula pondok wisata gili lampu untuk mempresentasikan hasil identifikasi pohon mangrove pada para panitia kegiatan dan peserta lainnya.

   Pada pukul 14.00 wita para peserta telah berkumpul di aula pondok wisata gili lampu untuk melakukan presentasi hasil identifikasi pohon mangrove. Tiap kelompok (kelompok A,B,C) di wakilkan oleh satu orang anggota kelompok untuk mempresentasikan hasil pengamatannya. Dimana kelompok A diwakili oleh Dandi, Kelompok B diwakili oleh wawan, dan kelompok C di wakili oleh Daud. Dengan dipandu oleh moderator para peserta mempresentasikan hasil identifikasi dengan cara memaparkan ciri-ciri morfologi organ tanaman mangrove. Kemudian hasil pengamatan para peserta tersebut dicocokkan dengan referensi sumber dari internet yakni www.wetlands.or.id.

   Dari hasil kegiatan diatas kemudian para peserta telah mampu melakukan penelitian sederhana tentang identifikasi jenis pohon mangrove. Dari hasil kegiatan tersebut juga peserta telah memahami bahwa mangrovre merupakan suatu bentuk ekosistem yang disusun oleh sekumpulan pohon sejenis atau berbagai jenis yang hidup di daerah pasang surut (pesisir).

 

  1. Presentasi rencana pengembangan ekotourism oleh YKPPL

Setelah presentasi hasil identifikasi pohon mangrove, kegiatan kemudian dilanjutkan dengan presentasi tentang rencana pengembangan ekotourism di kawasan pesisir oleh YKPPL. Dalam presentasi ini YKPPL diwakili oleh anggotanya yaitu wahyu. Beberapa poin penting dalam presentasi ini antara lain :

  1. Kegiatan yang telah dilaksanakan KPPL yaitu,
  • penanaman pohon mangrove secara berkala dengan bekerja sama dengan pemerintah, NGO dan beberapa pihak terkait
  • Transpalantasi terumbu karang dengan melibatkan pihak terkait
  • Membangun pariwisata bahari dengan sasaran tamu domestik maupun manca negara
  1. Rencana program kedepannya yaitu,
  • Penanaman pohon mangrove
  • Transpalantasi terumbu karang
  • Konservasi penyu
  • Pembangunan tanggul penahan abrasi
  • dll

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マングローブ植林地に看板を設置! in Lombok

2023年11月21日 | ★2023年度(ロンボク)

11月の活動報告第一弾です。

11月12日(日)に、西ロンボクのバゲッ・クンバール・マングローブ植林地で、看板を設置しました。

Yui-Tool telah membuat plang mengenai List Mangrove yang ada di Lombok dan poster garam tradisi Bagek kembar.

(↑ 設置した看板)

同行したボランティアは、マデとオパン。

2年前に製作したマングローブリスト(ロンボクで主に見られる10種類のマングローブ)と、昨年度製作した「伝統的な塩づくりを紹介するポスター」を大きくプリントして、設置しました。

インドネシアの観光地には、こういったインフォメーションがとても不足しています。

最初に設置したとしても、メンテナンスが十分でないため(予算不足、管理不足)長く利用することができません。

そしてまた、それを利用して情報を伝えようとするガイド(インタープリター)も不足しています。

さて、当日は、リストとポスターを印刷したものを、現場に持っていきました。(まだ繋がっています)

こちらは、看板の基盤です。予算と大きさを伝えて、用意してもらいました。

なんでも現場合わせのインドネシア人。はさみやカッターなどをこちらから持参しなかったため、現場にあった錆びて切りにくそうなカッターの刃を使って、その辺にあったものを定規代わりにしてなんとかカットしました。

何を使って貼り付けるかもしばらく相談したあと、画鋲のようなものを若い子が買いに走りました。

全部貼り付けてから、「あ、一番上に看板のタイトルを置くスペースを作るのを忘れちゃった!」と気づきましたが、タイトルはまだ作っていなかったので、ポスターの上のスペースが空いているし、後でまた考えよう、と思いました。

11月16日にガイド研修を行う予定があったので、それに間に合うように設置を急ぎました。

今回、看板設置をオパンとマデに任せていたので、現場であれこれと口を出すのは我慢しました。

「設置場所」「プリントの素材」「リストとポスターの大きさ」などを、事前に現場でバゲッ・クンバールの観光チームリーダーのアグスさんと打ち合わせをして決めてもらい、私とボランティアのコマン(サマラス代表)も含めて最終判断をしました。

用意した予算の中で、ボランティアたちにコーディネートしてもらいました。

こんな風に、「こんなものを作りたいなぁ」「こういうことをしたいなぁ」「こうなって欲しいなぁ」という最初の思いを、実現するために、ボランティアに協力してもらい、予算を計算して、あれこれ調整して最終的に思いを形にしていきます。

今のところ、最初の思いはゆいツール発信ですが、目指すのはボランティア(サマラスメンバー)から「思い」が出てくることです。まだ、自分たちで決めたミッションがひとりひとりの心に染みわたっていないため、ゆいツールがやりたいことを「手伝う」というスタンスに留まっていますが、徐々に自立に向けて進んでいってほしい、と思っています。(山)

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11月にロンボクで活動してきます♬ in Lombok

2023年10月31日 | ★2023年度(ロンボク)

11月に、インドネシア・ロンボク島に行ってきます!今年度2度目の渡航です。

前回7月にロンボクの活動から帰って今月まで、実はいろいろ大変でした。(正確には7月の活動前から)

ゆいツールは現地にボランティアがいて、彼らが活動を進めてくれます。

7月にロンボクに渡航する前に、私はある問題に対処するため心を遣っていました。

渡航して問題は収まってやれやれ、と帰国したところ、実はまだ終わっていなくて、さらに困る事態になりました。

そして、その問題の最中、もっと大きな問題が発生しました。

その対処に追われて、2か月が過ぎました。やっと、なんとかほとんどの問題は終わりました。

問題というのは、実にばかげた、子供じみた、人間性の未熟さからくるもので、ゆいツールの活動そのものとはまったく関係のないものです。

ただ、その問題を通して、ボランティアのチーム力が試されるものではありました。

さて、11月の活動のメインは、マングローブ林でガイド研修をすることです。

すでに、計3回ボランティア向けに行ってきた「インタープリテーションガイド研修」を、今度はマングローブ観光地のガイドらに実施します。

それから、観光地での課題を話し合うワークショップを開催します。

これらは、東ロンボクのギリ・ランプと、西ロンボクのバゲッ・クンバールの観光チームメンバーを対象として実施します。

3年間の事業の締めくくりのワークショップでもあります。

引き続き、活動時に動画を撮影して、YouTubeにアップしていく予定です。

11月の活動は、いったいどうなることやら。(山)

↑ ゆいツールのボランティアたち(2023年7月)

↑ ボランティアたちと一緒に(2023年7月)

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最近の動画いろいろ♬

2023年10月08日 | ★2023年度(ロンボク)

最近は、動画づくりに勤しんでいます。

ゆいツールチャンネル

このチャンネルの目的は、「見た人にロンボク島に興味を持ってもらう」「インドネシアのごみ問題の現実を伝える」そして、「ゆいツールの活動を紹介する」ということです。

ゆいツールは、特段国際協力をしている!と豪語するつもりはなく、たまたま活動している場所がインドネシアのロンボク島である、というだけです。

そしてなぜゆいツールはロンボク島で活動しているのか、と言えば、ゆいツールが持っているノウハウがロンボク島で役に立ちそうだと思ったからです。

ロンボク島で活動を始めて、ちょうど10年が経ちました。

10年間ずっと、ごみ問題を追いかけています。

さて、最近アップした動画(1分から3分半程度)を紹介します。(画像をクリックするとYouTubeチャンネルに飛びます)

↑ ブウン・スジャティ村のマデくん(ゆいツール現地ボランティア)のコンポストづくりを紹介しています。

↑ ゆいツールはブウン・スジャティ村に、自然学校をつくりたいなぁと夢想しています。

↑ これがロンボク島のごみの現状です!

↑ インドネシア人は滝が大好き。でも、ごみをポイ捨てして帰ります。

↑ 東ロンボクのギリ・ランプの紹介です。沖に出るとマングローブ林が見られます。

↑ 7月の活動紹介です。ごみだらけの海辺に看板を設置しました。

ゆいツールは、YouTuber(ユーチューバー)ではないので、チャンネル登録者数を増やすことを目的とはしていませんが、たくさんの人に動画を見てもらえたらいいな、と思っています。(山)

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ロンボクのプロモーションビデオをゆいツールチャンネルにアップ中!

2023年09月06日 | ★2023年度(ロンボク)

ゆいツールは、YouTubeチャンネルを持っています。それもふたつ。

Yui-Tool punya YouTube cannnel..  

日本人向けはこちら

Yang untuk orang Jepang

インドネシア人向けはこちら

yang untuk orang Indonesia

最近、日本人向けのチャンネルに、ロンボクのプロモーションビデオをアップし始めました!

(下の写真をクリックするとYouTubeでビデオが再生されます)

短めな動画なので、ぜひご覧ください。

もう少し魅力的な編集をしないと、ロンボクの魅力を十分に伝えられないかもしれませんが。

少しづつ勉強しながら、ゆいツールのロンボクでの活動も紹介していけたらと思っています。

(山)

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