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「それなりの齢になって・・・」と思った時には?#木村俊介#村上春樹#物語論

2017-12-27 06:06:06 | Weblog


それなりの齢になると、
そこまで積み重ねた実績があったり、さまざまな経験をしてします。
知識やスキルも身に付いていて、自信を持っている人もいます。

でも、たぶん、そこからが本当の勝負。

木村俊介さんの著書「物語論」は、17名の作家がそれぞれの視点から創作について語っている本です。

冒頭は、村上春樹さん。
村上さんは、次のように言っています。

「今、それなりの年齢になってみて、学ぶべきものは、だいたい学んだという印象があるんです。あとはもう、自分の手で自分の方法を拓いていくしかないんですよ。道のないところに何とか道を造っていくしかない」

知識も経験も、ある程度、学んだら、次にすることは?という問いに、
村上氏の答えは、自分で新たな方法を拓くこと。新しい道を造っていくこと。

小説家に限らず、例えば、組織の中で働く人でも、非営利活動をする人でも、
これは重なることではないでしょうか

ある程度の年齢になって、その人自身がある程度の達成感を持った時、
自分が獲得する(学ぶ)ことから、
他人に提供する(道をつくる)へ意識を変えないと、
巡り巡って、自分が獲得できるものが先細りになっていくのかもしれません。

私自身は、今、どのあたりまで到達できているだろうか。
私自身が、次にすることは?
年末年始、整理してみたいです。

物語論 (講談社現代新書)


#コーチング#自分堀り起こし#自己啓発#物語論#村上春樹
コメント
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