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気ままな読書感想文

【生きる はたらく つくる】すべてはつながっている

2020-08-30 21:59:22 | Weblog


皆川明さんのブランド「ミナ・ペルホネン」を知らなくても、
ファッションやデザインに興味がなくても、この本から刺激を受けることがあると思う。

「生きる はたらく つくる」

この本は、生きること、働くこと、作ること、
これらの根本にある考え方、理念について書かれている本だからだ。

作ることは、デザインや洋服を作るということだけでない。
これまでになかった新しいものを作ることだけでもない。
毎日を食事を作ることだったり、
SNSで発信をすることも、情報を作ることかもしれない。

働くことも、お金になる仕事だけでなく、
庭の草取りをしたり、
友達の引っ越しを手伝うことも、働くことかもしれない。

作ること
働くこと
それも含めて、生きることなのだと思う。

皆川さんは、自らのブランドについて「100年つづくブランド」を目標に掲げている。
自分一人で達成できないことを踏まえて、「つづく」を視野に入れている。

何を大事にしていくか。
ブランドにおいても、生きることにおいても、同じなのだと思う。

進路や就職で悩んでいる人には、ぜひ、読んでほしい。

すでに社会に出ている人には、

自分の働き方や生き方を見直したり、考え直したりする際の参考になる。

社会人として十分に経験を積んでいる人は、
今、目の前にある物事にどう向き合っていくかについて、
改めて見直すことになるだろう。

定年や退職で、働くことを終わりにする必要はない。
自分の手を動かすことが、つくることだとしたら、
できることは、いろいろある。

希望が膨らむ。元気が沸いてくる1冊。

生きる はたらく つくる
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