本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

サービス業の可能性

2010-01-25 23:55:00 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
先週の金曜日に独立行政法人産業技術総合研究所のサービス工学研究センター次長の内藤耕氏講演を聞きました。

ここのところ講演会参加が多く、講演会オタクと思われていないか心配です。

本を読んで、講演を聞いて知識に触れるばかりで意味があるのかなと思って、しばらく講演会に行くのを控えていたのですが・・・

講演で頭に残ったことを自分なりに考えてみて、自分の行動との関連を考え、それをブログなどで文章にして書き出してみる。

その過程で発見や気づきがある。

自分の中に問題があって、解決方法を探していて、そのキーを講演あるいは本が与えてくれるのかなと考えています。

近頃、講演を聞いて感動することが多いのは、いまの自分に必要なキーを与えてくれる講演に巡り合っているってことかなと思います。

さて内藤先生のお話。
最近経済産業省が少し力を入れているサービス業の話です。

福岡県は5年ほど前から「新生活産業」という名称で個人や家庭向けのサービス業の振興に取り組んでいますが、多くの行政課題の中では隅っこの方にあります。
しかし、一応女性の私から見るとこの分野は急いできちんと育てないといけない分野に思えます。

高齢化が進んでいく中で、だれが高齢者の生活を支えるのか、女性の労働力が必要とされていて、女性も働きたいと思った時にだれが子どもを見るのか。

生産年齢人口が減り、税収の伸びが期待できない状況で、公的部門ができることはますます減って行きます。

そうした時にお金を払える人は払ってサービスを享受する仕組みをきちんと整えておく方がいいと思います。

また、この産業分野は取り組みが遅れており、生産性が低いと言われる分野です。

ですから経済産業省がいうとおり、サービス業の生産性向上を図り、稼げる産業にしないといけない。

サービス工学研究センターが取り組みを進めており、内藤先生はそのセンター次長。

日本は、この分野の研究が少なく、やることがたくさんで内藤先生は楽しそうでした。

すごいビジネスモデルが出てくるところではないため、現場を見て現場を変えていくことが大切と話しておられました。

これからの可能性を感じる産業分野ですから、たくさんの方がこのことに気づいて欲しいのですが、あいにく企業や自治体で意思決定する方は男性が多く、家事をあまり負担に感じていない(自分でやっていない)ようですから、なかなか重要性に気づいていただけないようです。

生活者の視点からだけでなく、今後、日本が成長していくためにも、十分に効率化が進んだ製造業だけでなく、サービス業に力を入れるべきと思いますが、いかがでしょうか。

内藤先生の名前を出していながら、講演の中身のこと書いていないですね。
内容を書いていませんが・・・示唆に富む講演で、サービス業の企業さんに聞いていただきたいものでした。

コメント (2)
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