福岡、本日よく晴れていますが、風が強くて木々の枝が大きく揺れています。
4月半ばから通い出したジムで本日は初めてホットヨガクラスを経験してきました。
厳密に言うとジムの見学の際にスタッフさんからホットヨガクラスの体験を勧められ、まったく初めてのジム経験でそもそもジムとはどういうものかわからない状態の時に1度ホットヨガを経験してはいるんですが・・・。
いつものとおり、初めてのことはすごく緊張する私。堅い身体でヨガのポーズができるのかと心配しましたが、ボタボタ汗を落としつつ、無事終了いたしました。汗をいっぱいかいて、日頃伸ばさないところを伸ばし、終わった後はすっきりして、充実感がありました。ヨガは人気が高くてなかなか予約が取れませんが、週1ぐらいで受講できたらと思っております。
さて、多良久美子さんの『80歳。いよいよこれから私の人生』という本を読み終わりました。この方には多良美智子さんというお姉さんがいらっしゃって、こちらも『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』という本を出しておられます。お姉さんの方はお孫さんと作ったYouTubeチャンネルの人気が出て、それから本を出され、その後、出版社の勧めで妹さんの多良久美子さんも本を出されたということです。
さてさて、私。定年が見えてきた0代から、仕事を優先した生活を送っていた自分が、仕事がなくなった後、どういう生活をするのか?と不安で、先を行く方々、70代、80代、90代&それ以上の方々がどういう生活をされているか、どういう思いで生きておられるかを知りたくて、せっせと元気な高齢者の方々が出される本を読んでいました。
ネットで検索するとそういう本が結構出版されていて、これってみんなが同じように知りたがっているから、本が出版されるんだろうなとも思うのですが。本になるくらいの生き方をされている方ってやっぱり読み応えのある生き方をされている。そういう方々の生き方が自分の参考になるわけないとは、いい加減わかっているんですが、やはりタイトルに70,80,90等々ついていると思わず、手にとってしまう。どうしようもありませんねえ・・・
ということで、そんな中で手に取った今回の本。
4歳の時に病気で知的障がい者になり今は50代になられる息子さんがおられて、平日は85歳の夫さんと二人暮らし、土日は施設から帰ってくる息子さんも入れて、三人暮らしの生活。障がいを持つ家族の方々と福祉にも関わり、70代まで地域の社会福祉協議会の仕事をされてきた。
さらりと書かれているんですが、これは大変だっただろうと想像できます。
でもそんな中でも織物を楽しんだり、手作りの料理にこだわったり、楽しみを見つけて生活を楽しんでいらっしゃる。
こんなスーパーな生き方、平凡な日々の生活でも四苦八苦している自分の参考になるわけない。
なんですが、
『良いときもあれば、悪いときもある。人生そのくりかえしだと気づきました。』
(だから良いときはそれを十分楽しんで) 『今をめいっぱい楽しみ、大変な状況の転じたら、またそこでがんばればいいのです。』
本の中ではほとんど語られていない重い経験から出てきているだろう著者の言葉が、これからどう生きたらいいんだとじたばたしている自分に静かに入ってきて、ふっと気持ちが軽くなりました。