昨夜は、福岡市の健康関連のプロジェクト「元気ったい福岡」で早稲田大学大学院商学研究科の池上重輔准教授の講演を聞きました。
セミナーのテーマが「ブルー・オーシャン戦略と海外展開」で早稲田の商学研究科の先生なので、バリバリの経営論なはず。
それを地方の健康プロジェクトとどのように結び付けた企画なのか?
そこに興味があって参加しました。
プロジェクトとの関連はなんかわかったようなわからないような・・あらゆる産業の該当することは健康産業にも該当する・・みたいな話なのかな~(これは事務局に聞いてみたいです)でしたが、講演の内容は「私にとって」かなり「当たり」でした。
まず、最近疑問に思っていたことを導入部分でサラリと解決いただきました。
みんな頑張っているのに日本が凋落していくと感じていたことが、「そういうことだったのか!」です。
http://blog.goo.ne.jp/yukumi-h/d/20100104
ちなみに今回は企業の話なので上記ブログはちょっと違うんじゃないと思われるかもしれませんし、ブログでは政治のリーダーシップの問題なのかとしていますが、
先生曰く、日本の強みは「戦略ではなくオペレーションエクセレンスが良かったこと」
戦略がまずくても(なくても)、従業員がもっとあるいは上手に頑張ること、突出して頑張ることで成長を実現してきたこと。
そのモデルが通用しなくなってきたことが、日本が経済で国際的な地位を落としている原因。
日本人が頑張らなくなった訳ではない。
頑張らなくなっているかもしれませんけど、いま強くなっている国で、個人が頑張っているかと言うとそうでもない。
頑張るって長続きしないことでもありますし。
そうするとみんながもっと頑張れる仕組みを作るなんて、(必要だけど)決定的な解決策にならないんですね・・
ここのところは戦略と日本的な頑張りをうまく取り入れている国がそこそこうまくいっているという話でしたが、それだけでも駄目。
そこでブルー・オーシャン戦略の話ですが、この話はここまでにしてブルー・オーシャン戦略について
以前からすごいすごいと聞いていて、でもなんとなくぴんと来なくて本を買ったのが、半年ほど前
でもしばらく積読で、その後読んでみましたが何がすごいかさっぱりわからない??
競争が集中しているレッド・オーシャンを避け、ブルー・オーシャンを見つけるなんて説明を受けたけれど(読んで理解したわけでなく人から聞いた話)・・
先生曰く ブルー・オーシャンを理解している人は少ない。8割は間違って理解している。
本質を理解するまで相当の時間がかかる。
???それじゃ入口さえ理解できない自分は・・・
まずそもそもの間違いは、ブルー・オーシャンは見つけるものでなく、「自分で創るもの」
創造する際には、非顧客(ノンカスタマー)に着目する。
非顧客を三層に分けてその共通点を探していく。
これは従来のマーケティングが細分化して違いを見るものであるから、まったく異なるアプローチになるため、従来のマーケティング手法を取っていたら思いつかない。
などなど
1時間30分の講演ではとても話せないということでキモの部分だけでしたが、これで改めて本を読めば少しは理解できそうな気がしています。
また、チラリと紹介いただいたその手法はこれから普及しそうですね。
それでさっそく部屋の本棚で本を探したのですが・・・ない??
整理悪すぎです。