![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/bd/0027314f8344989ee51b375300550ff4.jpg)
上の絵葉書は、バッキンガム宮殿から、ザ・マルを通ってトラファルガー広場に出るところにあるアドミラルティ・アーチを描いたクイントンの水彩画です。ザ・マルを、馬車もオープンカーも普通に通っていた時代の風景です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/b6/e65cab2e4dcc63945eded9fe68de73ff.jpg)
次の絵葉書は、1870年にウエストミンスター橋とブラックフライアーズ橋の間のテムズ川沿いに建設されたエンバンクメント(ビクトリア遊歩道)を、クイントンが水彩画に描いたものです。絵の左側に見えるのは、絢爛豪華さにおいてヨーロッパ随一と称されたホテル、セシルですが、後に取り壊されてしまいました。川岸に見える石塔は現存していて、クレオパトラの針と呼ばれているトトメス三世のオベリスクです。向こうに見えている橋は、世界で最も壮麗な石橋と称されたウオータールー橋ですが、この橋は1942年に架け替えられています。橋の先に見えているのは、現存するサマセット・ハウスのようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/2a/f0cf949b6193b7d68e778d48084d98d5.jpg)
次のポストカードは、ハンガーフォード橋から眺めた夕景を描いたものですが、画家の名は不明です。向こうに見えている橋は、1862年に架けられたウエストミンスター橋です。右側の高い塔は、多分、ビック・ベンで知られるクロック・タワーで、国会議事堂の建物全体がシルエットを構成しているのでしょう。