夢七雑録

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6.日曜寺愛染王参拝の記

2008-12-12 19:05:49 | 江戸近郊の旅・嘉陵紀行
 文化十三年一月十二日(1816年2月9日)。嘉陵(村尾正靖)は中山道板橋駅近くの日曜律寺(板橋区大和町。写真)を訪れ、田安宗武の持仏であった愛染王像を参拝している。この像の内部には、宗武自筆の家康の尊像を収めてあったという。この寺、以前は参詣する人も少なかったが、住持の才覚で松平定信書の扁額を請けてからは、参詣者も増えてきたということである。日曜寺に至る経路は書かれていないが、中山道板橋宿から近い場所にあるので、中山道を利用したのであろう。


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