文化十三年一月十二日(1816年2月9日)。嘉陵(村尾正靖)は中山道板橋駅近くの日曜律寺(板橋区大和町。写真)を訪れ、田安宗武の持仏であった愛染王像を参拝している。この像の内部には、宗武自筆の家康の尊像を収めてあったという。この寺、以前は参詣する人も少なかったが、住持の才覚で松平定信書の扁額を請けてからは、参詣者も増えてきたということである。日曜寺に至る経路は書かれていないが、中山道板橋宿から近い場所にあるので、中山道を利用したのであろう。
goo blog お知らせ
最新記事
カテゴリー
- Weblog(31)
- 稲荷百社詣(39)
- 古いアルバムめくり(37)
- 巡見使の旅(42)
- 江戸近郊の旅・嘉陵紀行(83)
- クラシック百人一曲(27)
- 音楽、映画など(13)
- 神田川と支流(28)
- 民話伝説の世界(4)
- 寺社巡拝(27)
- 富士塚めぐり(14)
- 七福神めぐり(17)
- ショートショート(9)
- あの町この町(12)
- 千川上水(13)
- 大正時代の絵葉書による海外の旅(31)
- 都電荒川線に沿って(32)
- 東京の文化財(30)
- 歴史メモ帳(5)
- 江戸名所記(9)
- 歴史と文化の道(25)
- 緑と水辺の散歩道(15)
- 公園・庭園めぐり(60)
- 散歩道あれこれ(36)
- 随想ほか雑記(25)
- 私の本棚(11)
カレンダー
バックナンバー
ブックマーク
- goo
- 最初はgoo