夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

雑用の合間にHL-79E カラーバーが変だぞ

2019-07-02 14:25:13 | Weblog
気まぐれに79Eのカラーバーをモニターで確認したら「あれ?」変です。
トータルの幅が狭いじゃないですか。試しにTSG200のカラーバーを出したらモニターの幅一杯に表示されます。
確かDEFユニットにTOTAL WIDTHというVRがあったはず。あれを調整すればいいのかな?。
現状を記録するのを忘れていきなり調整にかかってしまいました。

これがDEFユニットです。


TOTAL WIDTHは、VR33です。


幅方向は簡単に調整できました。が、それだけでは済みません。ついでにGchのアライメントを可能な限り正確に合わせることにしました。
このカメラの場合、基準はGchで、R,Bはそれに合わせる必要があります。
最初に撮像管のROTATIONがVR30をほとんど一杯に回さないと合わなかったのでこれを中央位置にして管の物理的なROTATIONで調整してからVR30で正確に合わせました。この調整はレンズをPPにしてパターンを出し、モニターにTSG200のCONVERGENCE(格子縞パターン)を重ねました。
その上でSHADEユニットとGEOMETRICユニットも調整。


Gchの調整を追い込んで、次にRchとBchをきっちり重ねますが、GEOMETRICユニットはVRがいくつも並んでいるのでうっかり違うVRを回してしまう恐れがあります。今回もやっちゃいました。それで急遽テープを貼って間違えないようにしました。


RchとBchをGchに重ねるのはひたすら根気が必要なので今日は保留。とりあえずGchはまあまあの状態になりました。


液晶テレビにも同じ映像を出してみましたがあんまり意味は無いような。テレビがいかにオーバースキャンか、わかるでしょ。


午後もう一度79Eのカラーバーを確認。「おいおい」。これはどういうこと?

表示の幅が狭いままです。

ちなみにTSG200のバーを表示すると

ほぼ全幅で表示されます。

よくわかりません。カラーバーの設定はENCユニットの担当なのでそっちを完全に調整すれば解決するということでしょうか。
でもね、波形モニターとベクトルスコープの表示はそこそこなのでこれでいいのかも。CAMに切り替えるとしっかり全幅表示されますし。
それともまるで的外れの事をしているのでしょうか。

調整中に感じましたがモニターに格子縞パターンを重ねて表示するのは有効です。これがないと見た目で調整するしかありません。最終的には自作のパターンボードを撮像して更に正確に合わせる予定です。
今日はここまでとしますが、とにかくGchをきちんと合わせておかないと他の項目を調整しても結果が見えてきません。折を見てここからひとつづつ進めていきます。無限ループに入り込んだ感覚ですがそれもまた楽しからずや。
コメント
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