EDBeta の EDC-50 を買って本格的にビデオに取り組んだのは 1989年。
それまでは8ミリに夢中になって一時は16ミリにも挑戦しました。
EDC-50 は BGV(環境ビデオ)という新しいカテゴリーに興味を持ったからです。
40代で地元の風景を撮ったテープは 100本を超え、そのほとんどはそのまま YouTube にアップして自身のアーカイブス。
その中に、BGV としてではなく、構成を変更すれば別の作品ができる物が何本かあると思い付きました。
今取り組んでいる映像もそのひとつです。
EDC-50 に日付け用のボタン電池を入れてなくて撮影日は不明ですが 90年代初頭は確かです。
当時まだ国鉄だった旧信越本線の信濃町郊外、踏み切り脇で真夏に撮影した物です。
先日壊れたかと冷や汗をかいた EDV-9000 は快調です。
オリジナルの画質を維持したいので改めてこの2本をキャプチャしました。
キャプチャは Canopus Rex Video (大昔のシステムですねえ)を使うのでキャプチャ時間を2時間にセットしておけば自動で終了します。
おっと、2本目のテープの様子が変です。デッキからかすかに苦しそうな音!
キャプチャを一時停止してテープを早送りして戻して再開。異音は消えました。
最後まで頑張ってくれ! (このテープは終盤は再生不能になっちゃいました。)
この2本のテープに目を付けたのは本来の狙いではない列車が何本も写っているからです。
中には上野発金沢行きの特急白山も!
列車マニアではないので詳しくないのですが他にも珍しそうな列車が見えます。
他にも線路脇の砂利道を走るトラックや、蝶やトンボが飛んでいたりで結構変化に富んでいるじゃないですか。
そんなシーンを切り取って構成したら本来の目的だった BGV とは違う作品になりそうな予感がします。
感慨深いのは現在この風景は高速道路の高架が通って様子が一変したこと。それと信越本線のこの路線は分割民営化されて「しなの鉄道」です。
以下、キャプチャした映像から書き出した静止画です。前にも「映像による絵画のためのフリー素材」の記事で紹介しましたが。
カメラはどちらも南に向けていますので下りは手前へ、上りは向こうへ走ります。
真夏の線路端を望遠で
各駅停車の下り列車
下りのあさま型
下り普通列車
上り特急白山
上り
トラックが土埃を上げて
下りの特急白山
ここからは別の日。記憶ではこちらが先です。
上り列車
下りの白山
下り特急
これは珍しい列車
列車が目的ではないのでカメラは固定したままです。
でも結果的に列車の走る真夏の田舎の情景が撮れていました。
編集次第ではちょっと変わった作品になりそうです。