実験的な映像作品作りに挑戦です。
単なる風景映像ではなく、映像文法を無視してみました。
素材はこれも32年前の秋、BGV用に野尻湖で撮影したテープです。
カメラはSONY EDC-50。
タイトルは「漢字熟語・故事成語辞典」から探し決定しました。
”光彩陸離”とは、美しい光がきらきらと輝くこと。陸離は光が散乱すること。
映像に完全に一致します。
タイトルバックの映像は淡々と秋の日差しを受けて輝く小さな波。
次は逆光で煌めく湖面を望遠で。普通ならこのシーンだけ抜き取るんでしょうが。
次は水面のゆらぎ。徐々に波は細かくなっていきます。
湖面を画面一杯にして。これを肉眼で見続けるのは無理ですが映像なら可能です。
一変して湖面に映る太陽。
ラストは絞り込んで背景を真っ暗に落とした湖面のきらめきです。
全編1時間ちょっとの長編です。
BGMは映像を引き立てる曲を厳選しました。
いつもお世話になっている YouTube オーディオライブラリーから Kevin MacLeod 氏の作品です。
当然この曲は著作権表示が必要なので作品の末尾に入れました。
今回の映像は7カットありますが短いカットで7分、長いのは18分収録してありました。
据えっぱなしのカメラですが、各カットの中で大きくあるいは微妙に変化があります。
通常の映像手法なら各カットを数秒、都合のいい部分を抜き出して構成するんでしょうが、
それでは中身の無い映像の羅列です。TVCMじゃありませんから。
話が長くなりそうなのでここまでにしておきます。
これから全編確認して明日の朝エンコード、 YouTube にアップです。