ひさしぶりにガウリナSSです!
もはやリハビリ(笑)
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とある街角のマジックショップ...の隣のジュエリーショップで、珍しくあたしは足を止めていた。
勿論一人で。
...ガウリイがジュエリーを解るわけがない(断言)。
「お嬢ちゃん、それが気に入ったのかい?」
「え?あ、うん。まあね」
店のおじさんの言葉に曖昧な返事を返して、あたしは「それ」に視線を戻した。
...それにしてもお嬢ちゃんって。もう成人してるっつの。
「....」
「それ」は月モチーフの華奢なネックレス。金色の鎖と台座に、煌めく蒼い石。
普段ならマジックアイテム以外のジュエリーなんて気にも止めないのだが..。
──ガウリイみたいよね...色の組み合わせ。
あの金髪とアイスブルーの瞳を頭に思い描いて、思わず首を振った。
何考えてんのあたしっ!
「いかんいかん、これじゃどこぞの乙女みたいじゃない...」
「何ぶつぶつ言ってるんだ?」
「!!」
聞き慣れた声に、あたしは死ぬほど驚いた。
「ガウリイ、いつの間に...」
「いや、リナ宿に帰って来んの遅いしさー。探したんだぜ?」
自称保護者はジト目で睨んでくる。
「うっ...」
「お嬢ちゃん、それをずっと見てたんだよ」
振り向くと、すぐ近くでおじさんがにこにこと笑っていた。
「ん、これか?」
ガウリイはひょい、とあたしの手からネックレスを取り上げた。
「..あ」
「ふーん。...欲しいなら買ってやろうか?」
「いいわよ!どーせ付けないんだから」
「なんで?」
「あたしには似合わないわよ。それにただのジュエリーだし、マジックアイテムでもないし」
あたしの言葉に、ガウリイはちょっと黙った。
「...あ、オレこっちのが好きだな」
「は?」
出し抜けに、ガウリイは一つのブレスレットを棚から取り上げて見せた。
ブロンズの鎖と台座に、紅い石。
所々に星型の飾りが付いたこれまた華奢なブレスレット。
「色がさ..」
「ん?」
「リナみたいで綺麗だろ?」
にこり、とガウリイは笑って見せた。
「おじさん、これ下さい」
「えっ..」
「はいよー」
あたしの動揺を余所に、ガウリイはあっさりそれを買ってしまった。
「リナ。はい」
店を出て、ガウリイはあたしにそれを渡す。
「...ありがと」
素直に礼を言うと、ガウリイは笑ってあたしの腕にそれを付けてくれた。
「やっぱりそっちのが似合う」
「....どーも」
ああ、なんかむず痒い..っ!
あたし今顔赤くなってんだろーなぁ。
「それ、今日はずっと付けとけよ?」
「...うん。て、え?」
「よし!これで今夜は盗賊いぢめ出来なくなったな」
得意満面に笑うガウリイ君。
「...それが目当てかあああっ」
「ははは!リナ、あんまり暴れるとブレスレット壊れるぞ」
「..あっ」
「くくっ、今日は一日大人しくしてるんだな」
「くくぅっ!ガウリイの癖にいぃぃ」
そんなわけで、あたしとガウリイは変わらないのであった。
...でも、嬉しかったけど、ね。
終わり
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な、なんかキャラ違う?(汗)
もはやリハビリ(笑)
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とある街角のマジックショップ...の隣のジュエリーショップで、珍しくあたしは足を止めていた。
勿論一人で。
...ガウリイがジュエリーを解るわけがない(断言)。
「お嬢ちゃん、それが気に入ったのかい?」
「え?あ、うん。まあね」
店のおじさんの言葉に曖昧な返事を返して、あたしは「それ」に視線を戻した。
...それにしてもお嬢ちゃんって。もう成人してるっつの。
「....」
「それ」は月モチーフの華奢なネックレス。金色の鎖と台座に、煌めく蒼い石。
普段ならマジックアイテム以外のジュエリーなんて気にも止めないのだが..。
──ガウリイみたいよね...色の組み合わせ。
あの金髪とアイスブルーの瞳を頭に思い描いて、思わず首を振った。
何考えてんのあたしっ!
「いかんいかん、これじゃどこぞの乙女みたいじゃない...」
「何ぶつぶつ言ってるんだ?」
「!!」
聞き慣れた声に、あたしは死ぬほど驚いた。
「ガウリイ、いつの間に...」
「いや、リナ宿に帰って来んの遅いしさー。探したんだぜ?」
自称保護者はジト目で睨んでくる。
「うっ...」
「お嬢ちゃん、それをずっと見てたんだよ」
振り向くと、すぐ近くでおじさんがにこにこと笑っていた。
「ん、これか?」
ガウリイはひょい、とあたしの手からネックレスを取り上げた。
「..あ」
「ふーん。...欲しいなら買ってやろうか?」
「いいわよ!どーせ付けないんだから」
「なんで?」
「あたしには似合わないわよ。それにただのジュエリーだし、マジックアイテムでもないし」
あたしの言葉に、ガウリイはちょっと黙った。
「...あ、オレこっちのが好きだな」
「は?」
出し抜けに、ガウリイは一つのブレスレットを棚から取り上げて見せた。
ブロンズの鎖と台座に、紅い石。
所々に星型の飾りが付いたこれまた華奢なブレスレット。
「色がさ..」
「ん?」
「リナみたいで綺麗だろ?」
にこり、とガウリイは笑って見せた。
「おじさん、これ下さい」
「えっ..」
「はいよー」
あたしの動揺を余所に、ガウリイはあっさりそれを買ってしまった。
「リナ。はい」
店を出て、ガウリイはあたしにそれを渡す。
「...ありがと」
素直に礼を言うと、ガウリイは笑ってあたしの腕にそれを付けてくれた。
「やっぱりそっちのが似合う」
「....どーも」
ああ、なんかむず痒い..っ!
あたし今顔赤くなってんだろーなぁ。
「それ、今日はずっと付けとけよ?」
「...うん。て、え?」
「よし!これで今夜は盗賊いぢめ出来なくなったな」
得意満面に笑うガウリイ君。
「...それが目当てかあああっ」
「ははは!リナ、あんまり暴れるとブレスレット壊れるぞ」
「..あっ」
「くくっ、今日は一日大人しくしてるんだな」
「くくぅっ!ガウリイの癖にいぃぃ」
そんなわけで、あたしとガウリイは変わらないのであった。
...でも、嬉しかったけど、ね。
終わり
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な、なんかキャラ違う?(汗)
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