ゆーたんの時代/新たなる旅立ち編 since 2011. Where is that melody? 

ゴダイゴへの想いをこれからも発信し続けたいと思います。

Lighting man

2014-02-22 22:06:22 | ゴダイゴ

それは旧正月に入る数日前、
今のアパートに移り住んで数日たった頃のこと、
夜仕事から帰ってアパートのエレベータからおりてみると
何と真っ暗、
最初からアパートのビルの中の半分程度の電灯が灯ってないことは
気がついていたが、まさか真っ暗にされるとは、
中国の電力不足というより
アパートのビルの管理事務所が電気代節約のため
電気を止めているんだろうと腹立たしく思いながら
暗闇のなかをの廊下を部屋の方に向かってゆっくりあと歩いていく、
幸いのも我が家の部屋は廊下の一番奥で、通路の突き当たりは窓だったので
わずがに外から漏れてくるあかりで鍵穴を探すことができた。
これはやはり注意が必要だと改めて中国での生活に気合が入いる。

翌日さっそく懐中電灯を買いにいったのは言うまでもない。
但し普通の懐中電灯ではなくちょっと小型の携帯用のもの。
何故そんなものを買ってしまったかというと
私が知っているお店には単にその手の懐中電灯しかおいてなかったから。
まだその時点では街を探索できておらず、
デパート的なお店はその一軒しか知らなかったため。
さて当日夜再びアパートに戻る。エレベータで上がるとよしよしまた真っ暗だ、
カバンの中のさっき買ったばかりの懐中電灯を探っていると、後ろから子供が
サーっと私を追い越していき、なにやら探っている気配、
すると「パチ」と音がして廊下の電灯がついた。
何のことはないスイッチが切られていただけだったのだ。
幸運にもその場でその子どもと遭遇出来たおかげで、
スイッチがあることと、スイッチの場所を知ることができた。
念のためそのスイッチをいじってみた、大丈夫だ私でも使える(笑)
ただ灯りがついている電灯は半分くらいだけどね。
そんなことでせっかく買った懐中電灯は要がなくなってしまったので
部屋に戻ってから箱から取り出し、つけたりけしたりして一人遊んでみる。

そんな矢先、旧正月明けの2月7日に、前にも書いたが
事務所に入っているビルでボヤ騒ぎがあった。
勿論警報器なんか鳴らない。
事務所の外側から何やら人が騒いでいる気配がしたのでスタッフが
ドアをあけると煙がうっすらと立ち込めており、煙くさい。
そういえばさっきからインターネットが繋がらない。
何のことはないさっきから既に停電状態にあったのだ。
昼の2時過ぎ、とりあえずパソコンと仕事するために必要な書類をカバンに詰め込め
非常階段をおりる。事務所を出るときはまだ余裕があったが、
途中の10階付近ではかなり煙が充満しており一気に本気モードに突入、
こんなところで命を落とすわけにはいかないなどと大げさなことを考えながら
急いでポケットからハンカチをとりだし口にあてる。
小学校のときの避難訓練がこのとき初めて実践で生かされた。
ただこちらの人たちは基本的にハンカチは持ち歩かないよで、
火事になったらやばいんじゃないとふと頭をよぎる。
そうする間に1階に到着、無事避難完了。
特に炎がビルから立ち上がることなく下に着くと消防車も既にきていた。
消防車のサイレンもまた全く聞こえなかったけれど。

原因は電気の配電盤からの出火ということでこのあといつ復旧するのかは未定。
火事発生は金曜日、その週はちょうど旧正月明けだったので土曜日も出社日
(中国では時々あるケース)翌日事務所に出たが停電のまま。
しかし事務所の状況を本社に連絡するため朝と夜に事務所の状況を確認する必要がある。
停電ではあるが何故かレベーターだけは動いている、但し窓のない廊下は真っ黒。
そんな状態が5日間ほど続いた。さすが中国だ。
そうです、そこであの懐中電灯のお出ましとなったわけです。
Lighting manの誕生です。
コメント
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