あれはいったい何年ごろだったのだろう、
時期的にはおそらく1979年、ゴダイゴブームの真っ只中
こんなに衝撃受けた曲は他には無かった。
TVで初めてこの演奏に出くわしたとき
高校生心に(私もこういう時代があったんだ)
今までに感じたことなかったスケールの大きさに感動を覚えた。
残念ながら曲のタイトルはわからなかった、
しかし「組曲」というひとことが頭に重くひっかかった。
この「組曲」が後のゴダイゴ伝説を創りだす。
当時は「西遊記」と「CMソンググラフィテイVol.2」の
2枚のアルバムを手にしていた頃
しかしステレオもプレーヤーももっておらず、
LP買って友達にカセットテープ
にダビングしてもらっていた頃だった。
そういう頃もあったんだ、ああ懐かしい。
そしてこの組曲がどのアルバムに入っているかを調べるため
レコード店での現地調査が始まった。
候補は2つに定まった。ひとつは組曲「新創世紀」、
組曲と書いてあるんだから
間違いない筈だが、曲数が多すぎるような、
そしてもう一つ目にとまったのが
アルバム「Dead end」の中の”Dead end – Love flower prophesy”
どちらを先に買ったか記憶がはっきりしないのだが、
おそらく「新創世紀」だったかな、
この組曲を聴くために
まず1つを(カセット)購入、
ワクワクしながら聴いてみた結果は違った。
やっぱり「Dead end」の方だったのかと
小遣いがたまり次第立て続けにカセットを買った記憶がある
しかしこれもまた違った。
「いったいどういうことなんだ?」
焦りと怒りがこみ上げてきた。
このとき”Dead end – Love flower prophesy”に
かけた期待が無茶苦茶大きかったので
その反動でこれも違うとわかったときのショックは大きかった。
だから申し訳ないのだけど
”Dead end – Love flower prophesy”に対して
あまりいい印象を長い間もてなかった。
その後徐々に時間をかけて”Dead end – Love flower prophesy”の
良さもわかってきくることになるのだけど。
「いったいあの曲はなんという組曲で
どのアルバムに入っているというのか?」
当時の私のまわりには情報源はなく回答は見つからなかった。
それから「威風堂々」の実態を掴むまでに
いくらかの時間を要することになる。
今に思えば演奏力、構成力と言い、ゴダイゴでしか出来ない作品と思いますが、当時小学生であった私は???でした。ロックに組曲?転調と変拍子の連続に戸惑うしかなかった記憶があります。中学生、高校生になってライブに足を運ぶ頃には多少理解が出来て圧巻されるようになってました。ただその時はもうホーンズはいなかったんですね。チャンスがあれば生でホーンズの入ったライブを聞いてみたいです。