奥州市水沢区佐倉河にあるめんこい美術館で同市在住の原子内貢先生の写真展「白鳥とその仲間たち」が13日まで開かれました。
先生は一関市東山町の唐梅館総合公園での化石採集の指導や、地質、宮沢賢治など多方面にわたり講師を務めるなど、同町ともつながりのある方として知られています。
本格的に写真を始めたのは数年ほど前で、今回初となる個展には40点の力作が出品されました。
奥州市やその周辺の池や川で撮影した白鳥やカルガモ、ミサゴなどの一瞬を見事にとらえています。
「先生のお気に入りは?」とたずねたところ、この2枚の写真をあげました。
向かって右手の作品名「スワンハートでーす」は白鳥の求愛行動を撮影したもので、ハートがきれいに見えるよう微妙な角度調整が難しかったと話していました。
左手の写真はオオハクチョウ、黒鳥、ナキハクチョウの3種類の白鳥を一度にカメラにおさめたという自信作。
殊にナキハクチョウは本州では戦後4羽しか確認されていないことや本来オーストラリアにしか住んでいない黒鳥が日本でなぜか最近11羽確認されており、そのうちの1羽であることなど共に珍しい鳥なのだそうです。
珍しい鳥や鳥たちの生態をいきいきと写しだした作品に触れ、1000分の1秒の世界に魅せられました。
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