一関市東山町でお菓子の製造、販売をしている冨士屋さんでは、この春長男の小野政隆さんが家業を継ぐため帰郷し、新商品を次々と発売しています。
3代目の政隆さんは盛岡の北日本ハイテクニカルクッキングカレッジの調理科を卒業後、東京にあるレアチーズケーキを日本で最初に作った老舗の社長の元で4年間修業を積んできました。
帰郷後、半年間で発売した新商品は10種類。「誰にも分かりやすく、リーズナブルで食べやすい基本的なお菓子を作り続けたい」をモットーに、日々新商品の創作に打ち込んでいます。
こちらが新商品の「ディアブロタン・ショコラ」(300円)です。
苦味のあるチョコの中に酸味の強いフルーツソースを入れ アクセントをつけた洋菓子で、かわいらしくしようと政隆さんが名付けたフランス語の意味は「小悪魔とチョコレート」・・・
基本的なお菓子をという思いから、フランスの古典菓子「ピティビエ」(800円)も登場しました。
フランスでは500年ぐらい前から伝わるお菓子で、パイの中にアーモンドクリームを絞って焼いたものです。上には放射線状の切り込みを入れるのが特徴です。
フランスでは「ピティビエ」に類似した「ガレット・デ・ロア」という1月限定で販売されるお菓子があるそうですが、これは中に小さい陶器の人形を入れて焼き、切って食べたときに人形の入ったところが当たった人は、その日1日王様になれる(みんながその人のいうことをきく)という特別なルールがあります。
2月になると「ピティビエ」に代わるそうですが、これもやりたいと張りきっていました。
耳より情報です!
今月の26日は「第10回唐梅館絵巻」と「「東山・あ~した天気にな~ぁれ♪」が長坂商店街を舞台に行われますが 、このイベントの日だけ販売する商品もすでに準備中です。
来月からはチーズケーキ、ショートケーキ、ロールケーキなどの洋菓子も展開することになっていますので来月もお楽しみに!
有限会社 冨士屋製菓 TEL 0191-48-2411
長坂店 TEL 0191-47-4149
定休日 水曜日と日曜日の午後
営業時間 月~金 8:30~6:30
土 8:30~5:00
日 8:30~12:00
お店に行くたびに新商品が増えているので、すべて制覇したくなりますよ。
「ディアブロタン・ショコラ」は苦味とフルーツソースの酸味がほどよくマッチしていて、ナッツの入った方はとサクサクした歯ごたえがありどちらも個性的なお菓子です。
「東山プリン」はまだ紹介していませんが、なめらかな舌ざわりで私好みの味です。
ぜひお試しください。