夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年 4月11日(火)「社会進歩」

2017年04月11日 19時57分42秒 | 「思うこと」
ツイッターからの転載です。
飛鳥時代に仏教勢力が敗北したかのように思えますが、歴史は逆で、天平の時代になると奈良の大仏が開眼されます。飛鳥時代には小規模だった「都」が大規模になります。これは何を意味するかといえば、精神文化としても教条主義ではなくて中国や朝鮮半島の文化を積極的に受け入れることによる進化です。
奈良の都と大仏の開眼により、シルクロードは日本につながりました。現在テレビ番組で「日本はすごい」といった番組がたくさんありますが、飛鳥時代から天平自体の日本人も同じような気持ちを持ったのではないかと思います。しかし歴史の発展は、この「日本すごい」という精神論ではありません。
古墳時代の竪穴住居や茅葺のような高床式の「宮」そして飛鳥時代に板葺きの宮ができてすぐに瓦屋根ができる。都も大規模になり、文化教養の象徴としての仏教は花開く。優れた最先端技術が中国や朝鮮半島から入ってくる。シルクロードは奈良の都にペルシャ文化やその胡人も渡来する。これが歴史の発展。
仏教をはじめ、優れた最先端技術を受け入れることにより初めて平安時代という日本文化が生まれる。仏像も優れた彫刻美術にもなる。最先端技術や文化を日本的にアレンジしていく。
こう見てくると、排外主義や復古的精神論そして保護主義がなぜ間違いなのかを歴史から学ぶことができるでしょう。日本は先進国となり最先端技術を世界に広げる国となりました。しかし精神文化や社会科学は復古的精神論になりつつある。これでは最先端の国も衰退していくでしょう。
最先端技術そして精神文化や社会科学としては、やはり明治時代に日本は西洋から受け取った。しかし明治は復古的精神論にあった。ですから西洋の文化が花開くのは明治半ば過ぎから大正時代であり本格的には戦後です。昭和はそれを日本の特殊性において血肉としてきました。民主主義や自由そして平和主義
この歴史の発展からそれてはいけないのですが、日本は復古的精神論へ。日本ができうる発展とそれを世界に広げる役割を果たすには、復古主義ではなくて、自由や民主主義の発展性と特に平和主義をより発展させるしかないのです。復古主義ではアジアから尊敬は得られない。世界からも。。。。。
コメント (2)
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gooお題「大仏といえば?」

2017年04月11日 09時47分12秒 | 「思うこと」
大仏といえば!?
飛鳥大仏ですね。。。。
奈良県の明日香にある飛鳥寺にあります。
大仏といっても東大寺や鎌倉大仏のようにびっくりするほど大きなものではないのですが、飛鳥時代の仏像としては大きいものと思います。
近くには蘇我入鹿の首塚があり、蘇我・物部・大伴・中臣(藤原)などの豪族の争いそして天皇家においても聖徳太子の一族。崇峻天皇の暗殺。
文化面では仏教の伝来があり、古くからの宗教と仏教という新しい文化の争いがあったのでしょう。もちろん仏教はその他の新しい中国や朝鮮半島のあらゆる文化を伝えてきたのでしょうから、日本の発展に寄与しました。しかしその仏教にかかわりの深い蘇我氏や聖徳太子一族の悲劇。
飛鳥大仏はそんな歴史の流れの中に社会を眺めていたのでしょう。
お顔は面長の飛鳥時代の特色があります。たしか一度焼け落ちてしまいその痕跡が残っているようです。
のどかな田園風景の中に小さなお堂がポツリと。近くを散策するのもよし。。。。。
春はいろいろな花が咲いています。
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