2017年 春
*明日5日は立夏です。しりとり俳句も夏となります。春の句は43句でした。皆さん、投句ありがとうございました。春の最後の句の下五文字「足元に」からつなぎます。
音立てて木枯らし去りて春来る 夕螺
春来る花瓶の花は淡き色 碧
淡き色立春の風は通り過ぎ 夕螺
通り過ぎてよあれやこれ春炬燵 静香
春炬燵物音遠し目の重さ 夕螺
目の重さ腰も重たい春の夢 静香
春の夢カーテン開けて思い出す 夕螺
思い出す祖母の写真に春の海 被衣
春の海のらりくらりと眺めおり 夕螺
眺めおり二月の家のチュ-リップ かさね
チューリップ蕾の中の心地よさ 夕螺
心地よさ背なの春風ペダル漕ぐ 静香
ペダル漕ぎ曲がる角にも梅の花 夕螺
梅の花皮算用の日もありて 静香
日もありてパンジー咲きて猫歩く 夕螺
猫歩く恋の花咲く春の道 ルイコ
春の道人の恋しき小雨降る 夕螺
小雨降り水仙の芽の緑増す 被衣
緑増し朝日のまぶしき庭の春 夕螺
庭に春マンサク花びらひらひらと 被衣
ひらひらと空を見上げて春落葉 夕螺
春落葉チャック・ベリ-と言ってみる かさね
言ってみてでまかせならぬ咲く桜 夕螺
桜咲く早とちりして頬染めて かさね
頬染めし卒園児等におめでとう 夕螺
おめでとう詰め襟ボタンに春の雪 被衣
春の雪土に溶けゆく切なさや 夕螺
切なさや咲かぬ桜へ片思い ルイコ
片思い飛ぶ蝶となり豆の花 夕螺
豆の花取ってみたいと小さな手 静香
小さな手親から放し春花壇 夕螺
春花壇オダマキの葉に里心 被衣
里心菜の花香る寺の門 夕螺
寺の門枝垂れ桜に迎えられ 静香
迎えられ桜吹雪の並木道 夕螺
並木道しだれ桜の色づきて 被衣
色づきて緑茶に添うや桜餅 夕螺
桜餅レシピを聞いて食べるだけ 静香
食べるだけ筍飯は盛りてあり 夕螺
盛ってある惣菜を買う春の暮 静香
春の暮れ夕餉の香り路地の灯よ 夕螺
路地の灯の見ゆる先には二輪草 被衣
二輪草老いし夫婦の足元に 夕螺
*明日5日は立夏です。しりとり俳句も夏となります。春の句は43句でした。皆さん、投句ありがとうございました。春の最後の句の下五文字「足元に」からつなぎます。
音立てて木枯らし去りて春来る 夕螺
春来る花瓶の花は淡き色 碧
淡き色立春の風は通り過ぎ 夕螺
通り過ぎてよあれやこれ春炬燵 静香
春炬燵物音遠し目の重さ 夕螺
目の重さ腰も重たい春の夢 静香
春の夢カーテン開けて思い出す 夕螺
思い出す祖母の写真に春の海 被衣
春の海のらりくらりと眺めおり 夕螺
眺めおり二月の家のチュ-リップ かさね
チューリップ蕾の中の心地よさ 夕螺
心地よさ背なの春風ペダル漕ぐ 静香
ペダル漕ぎ曲がる角にも梅の花 夕螺
梅の花皮算用の日もありて 静香
日もありてパンジー咲きて猫歩く 夕螺
猫歩く恋の花咲く春の道 ルイコ
春の道人の恋しき小雨降る 夕螺
小雨降り水仙の芽の緑増す 被衣
緑増し朝日のまぶしき庭の春 夕螺
庭に春マンサク花びらひらひらと 被衣
ひらひらと空を見上げて春落葉 夕螺
春落葉チャック・ベリ-と言ってみる かさね
言ってみてでまかせならぬ咲く桜 夕螺
桜咲く早とちりして頬染めて かさね
頬染めし卒園児等におめでとう 夕螺
おめでとう詰め襟ボタンに春の雪 被衣
春の雪土に溶けゆく切なさや 夕螺
切なさや咲かぬ桜へ片思い ルイコ
片思い飛ぶ蝶となり豆の花 夕螺
豆の花取ってみたいと小さな手 静香
小さな手親から放し春花壇 夕螺
春花壇オダマキの葉に里心 被衣
里心菜の花香る寺の門 夕螺
寺の門枝垂れ桜に迎えられ 静香
迎えられ桜吹雪の並木道 夕螺
並木道しだれ桜の色づきて 被衣
色づきて緑茶に添うや桜餅 夕螺
桜餅レシピを聞いて食べるだけ 静香
食べるだけ筍飯は盛りてあり 夕螺
盛ってある惣菜を買う春の暮 静香
春の暮れ夕餉の香り路地の灯よ 夕螺
路地の灯の見ゆる先には二輪草 被衣
二輪草老いし夫婦の足元に 夕螺