夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年 5月12日(金)「物価は下げるべきです」

2017年05月12日 22時15分34秒 | 「政治・経済」
今の先進国の経済矛盾は社会全体に流れる貨幣量が絶対的に足りないのではない。むしろ貨幣量はだぶついているのです。デフレとは貨幣量が足りないからではなくて貨幣の回転が鈍化しているからなのです。
安倍政権も貨幣の回転を上げるために管制賃上げをしましたが、効果はありませんでした。この背景には物価をあげることが目的化しているからです。賃上げが追い付かずに物価が上昇すれば貨幣の回転は鈍ります。
まだ賃上げの恩恵を受けた人々は良いのですが、この賃上げとは無関係な人々が圧倒的に多い。非正規労働者の賃金が労働力不足の中で上がっているとはいえ、その賃金上昇は一定の天井(限界)があります。
貨幣の回転をあげるには物価が下がる方が良いのです。一方で労働力不足は賃金を上げていく。この中で貨幣の回転は上昇するでしょう。貨幣の回転の増加がデフレから脱却させます。貨幣の回転が上昇するということは経済の好循環を言い表します。すると自然に物価も上昇傾向を示します。この時に国は社会保障の充実を行うと同時に、国民生活に密着をした政策を行うべきです。
もう国民生活を切り下げて企業や富裕層の利益を守ったり株価だけを人為的に吊り上げるような時代ではないのです。
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