2020/10/09(金曜日) 雨
台風14号が近づいてきた。
昨日から引き続いて雨が降っている。
でもこういう日の方が工作に熱中できて好いかもしれない。
今、IFT(中間周波トランス)を使わないIFアンプを工作している。
回路はセラミックフィルタを経由した10.7MHzの高周波を抵抗負荷の
トランジスタ3段増幅するものだが、増幅度は100倍以上が得られた。
今まで使用していたIFTを使ったIFアンプの性能と比べてみようと
IFT使用アンプの性能(みたいなもの)を測定し直してみた。
ジャンクボックスに転がっていた古いIFTを使ったIF(10.7MHz)アンプ。
前回工作のVHFエアーバンド・スイープ受信機で使ったものだ。
何度も調整して測定はしているがそのたびにデータが変わる。
ちょっと異常発振気味なのかもしれない。
テストオシレータの無変調出力を増幅したデータ。
入力: 24.80mV 出力: 528.0mV
増幅度は21倍ぐらいだ。
オシロの掃引を早くして波形を観測した。
入力: 16.00mV 出力: 548.0mV
増幅度は34倍ぐらいだ。
テストオシレータ出力に変調を掛けた波形。
入力: 28.00mV 出力: 696.0mV
増幅度は25倍ぐらいだ。
検波出力の波形。 出力は104mVだ。
入力コネクタを外したときの出力波形。 68mVある。
今回のIFT有アンプと前回のIFT無アンプのデータを比較してみた。
確かにIFT無のアンプは増幅度において約4倍大きいが、
ノイズも4倍近くなっている。
一方、検波出力では1.7倍にしかならない。
ノイズの大きさに比べるとどちらが良いのかわからない状況だ。
(ブレッドボードに組み立てたハンディかな?)
まぁ、いずれにしても実際の電波を受信してみなくては何とも言えない。
次は実際の電波を受信して比べてみよう。