息子の最終学年の先生です。
どの先生もそれぞれにとても素晴らしい先生でしたが、
彼女は、わたしにとっても「先生」でした!
今の卒業式は、「仰げば尊し」もなければ「蛍の光」も斉唱しないのですが・・
卒業生一人ひとりが思い思いの言葉を述べていました。
マイクが一人ひとり回るんです。ビックリ。
「いままでありがとう!」
「中学なっても頑張ります」
「絶対声優になって夢を与えます」
「サッカー選手になります!」
「オリンピックで金をとります!」
「大人になったら親孝行します!」
すごいと思ったのは、
「いままでたくさんの人に支えてもらってきたので、今度は支えられるひとになりたいです」
笑いを誘ったものもありました。
「絶対大学に合格します!」
で、うちの息子何を言うのかとワクワクして待ってたら
「中学なっても、家の手伝いをします」
会場笑い。
でもいろんなお母さんから後から声をかけてもらいました。
「○○くん、優しいね」
「すごいね」
私、反省したんです。
いつもいつもあれやって、これやっといてって言うて。
こんな一番の晴れ舞台でこんな台詞を言わせてしまった自分が。
息子に申し訳なくて。
でも優しい息子に涙。
担任に言ったんです。
「わたしは、あんな台詞を息子に言わせてしまった」って。
そしたらね、担任が
「あの子はね、いろいろ考えてたんよ。他の言うことも。でもね、最後にあの台詞に決めたんよ。
あの子はそれがいいたかったんよ。」
嬉しくてね。涙が出て、言葉を続けました。
「家庭環境が複雑で、そればかり気になってて。子供には申し訳なくて」
そしたら、
「もう、家庭環境を言うのはこれで終わり。いろいろあるねん。みんないろいろある。
彼は、今のこの中で幸せやねって。それでいいねん。それを言うと彼がかわいそうになる。
みんなちがう、みんな違ってそれでいい!」
担任は、わたしにそう言って笑顔をくれて
「遊びにいこう!近所やし!」って。
私達、親子で担任いただいていたんですね。
体育館に響く素敵なピアノを披露してくれた先生も、息子と一緒に卒業らしいです。
子供と一緒にプロの歌手とコラボしてくれた3年時の担任、若くて精一杯全力で走っている4年時の担任
一人の生徒に対しイジメ発覚した日、涙を流して5時まで子供達を残し上からの指導ではなく、
人として子供達に語ってくれた5年時の担任
やはり、教職ほど素晴らしい職業はないと思います。
子供に関われる職業、その子供の人生に関われる職業です。
保育士、教員、塾の講師、習い事の先生、全ての教職にあこがれ尊敬しております。
おかげさまで、大きくなりました。
息子よ!お母ちゃん、今ちょっと弱いねんけど。
がんばるわな!!