ボンクラ中年の暴走日記

とあるオタク気質な中年男の日記

仮面ライダーW 「第46話 Kが求めたもの/最後の晩餐」

2010-08-08 09:37:28 | 仮面ライダーシリーズ
フィリップはデータの塊だと若菜の口から告げられる。照井はテラードラゴンの猛攻により重症を負ってしまう。テラーは来るんだ来人とフィリップに言うが、フィリップは僕はモノじゃないと翔太郎と共にWエクストリームに変身しテラーに立ち向かうが、テラーに太刀打ちできず変身が解除。翔太郎は恐怖感に襲われ、フィリップは琉兵衛と若菜に連れ去られてしまった・・・。

冴子は加頭から琉兵衛からの招待状を受け取る。

フィリップが園咲家の食卓に向かうとシュラウドと冴子がすでに席についており、フィリップは家族全員が集まったのだから争いをやめるべきだと言う。それを聞いた冴子はこんな呪われた家族が仲直りできるかと言う。それを聞いた若菜は冴子にあなたも園咲にとって死人だと言う。琉兵衛は、この晩餐会は冴子と文音(シュラウド)が今日限り人間を超え、神に近い存在となる若菜に対し懺悔をするためのけじめの席だと言う。冴子はふざけるなとナスカに変身、若菜もクレイドールに変身し2人は争い始める。シュラウドは琉兵衛に負けを認めると伝えその場を去ろうとするが、フィリップに止められる。シュラウドはフィリップにお前の家族はもう園咲ではなく左翔太郎で、切札は左翔太郎だと言うとその場を去った。響子はその隙にイーヴィルテイルを奪い取る。

クレイドールはエクストリームに変身しナスカを倒す。

フィリップは若菜の携帯電話から翔太郎に連絡し、
「翔太郎・・・お別れだ。今日僕は若菜姉さんの生贄にされて消滅するらしい。でも忘れないでくれ相棒、僕は消えない。君の心に悪魔と相乗りする勇気ある限り。」
と伝える。翔太郎は恐怖におびえたままでフィリップのもとに向かえずにいる。響子がイーヴィルテイルを持って鳴海事務所に来る。イーヴィルテイルを見てガイアインパクトを阻止できるかと思ったが、勘違いでそれが役に立つとは思えないと言う。亜樹子はイーヴィルテイルがどういう意味かと考える。

若菜が地球の巫女となる儀式が始まった。琉兵衛はフィリップに、地球の記憶の全てをこの泉の真上にいる若菜に流し込む制御プログラムになるのだと言う。フィリップは泉に入る前に琉兵衛に、父さん、僕はあなたを救いたいと言う。琉兵衛はフィリップを泉に突き落とし、
「エクストリーーーーーーーーーーム!!!!!!!!!!」
と叫び、クレイドールも
「エクストリーーーーーーーーーーム!!!!!!!!!!」
と叫び、エクストリームに変身し、地球の全てを感じ取る。そこにイーヴィルテイルの謎を解くべく亜樹子に連れられた翔太郎が現れる。イーヴィルテイルを見た琉兵衛は私の家族だ、返せと言う。イーヴィルテイルとは、発掘時に使うハケであり、それには園咲家全員の名前が記されていた。そのハケは魔除け・“悪魔の尻尾”なのだ。琉兵衛は家族にイーヴィルテイルに自分の名前を書かせ、家族全員で祈ればずっとずっと一緒だと家族に言っていた。翔太郎は琉兵衛に
「あんたは自分の道を誤り、家族を犠牲にし続けてきたがそうなっていく自分が恐ろしかった、だから幸せだった頃の象徴であるこのハケを家族自身とすり替え、自分の気持ちをごまかしてきた。違うか?」
と言う。それを聞いた琉兵衛はそんなことはない、それをよこせとテラーに変身。翔太郎はフィリップの言葉を思い出し、フィリップを呼び込みWに変身。フィリップはシュラウドからの切札は翔太郎というヒントをもとにWの変身システムであるフィリップの意識をメモリに乗せ、翔太郎に飛ばす最後の逆襲策に出た。クレイドールエクストリームにバグが発生し、メインプログラムを失ってしまう。
「街を泣かせてきた諸悪の根源園咲琉兵衛!さぁ、お前の罪を数えろ!」
Wはテラーに立ち向かう。そこにリボルギャリーが駆けつけ、アクセルガンナーが発進し、テラードラゴンに立ち向かう。

エクストリームメモリが飛来、クレイドールからフィリップの肉体データを取り戻す。クレイドールはそこに倒れる。Wはエクストリームに変身。アクセルはハードタービュラーに換装、上半身を変身させ、テラードラゴンを倒す。エクストリームはテラーを倒した。

園咲の屋敷は炎に包まれ、琉兵衛は炎の中で踊っていた・・・。

琉兵衛は怪物だったが、イーヴィルテイルを見てかすかに人間の心を取り戻したようだった。地球の記憶を巡る一つの家族の愛憎劇は幕を閉じたかに思えたが、若菜が焼け跡から見つからず、事件はまだ終わっていなかった。

若菜は加頭によって財団X本部に運び込まれていた・・・。


今回遂にWと琉兵衛の決着が着き、Wはミュージアムを崩壊させました。響子が決死で奪ったイーヴィルテイルは、実は琉兵衛が家族の絆として残していた発掘時に使うハケであり、そのハケは名前通り“悪魔の尻尾”という魔除けのはけでした。ガイアインパクトに必要な物がハケというのには少し拍子抜けしてしまいましたが、ハケには家族の名前が記されており、幸せだった頃の園咲家の象徴として琉兵衛が心のどこかで家族に対する想いがあったのかもしれないと考えれば必要なものであるというのも納得できますね。

フィリップは琉兵衛を救いたいと願うも、結局は倒すしかなくそこは何か救いのない結末だったと思います。琉兵衛を演じる寺田農氏の熱演が本当に印象的でしたね。もちろん、フィリップが消滅するかもしれないという時に翔太郎に悪魔と相乗りする勇気があれば消えないとここでも翔太郎とフィリップがお互いパートナーであることを確認し、逆転にもっていくあたりも良かったです。

残すところ「W」もあと3話。いよいよ次回から加頭が動きだしそうです。