ボンクラ中年の暴走日記

とあるオタク気質な中年男の日記

仮面ライダーW 「最終話 Eにさよなら/この街に正義の花束を」

2010-08-29 10:33:01 | 仮面ライダーシリーズ
翔太郎はまだフィリップの気配がしてならない。

翔太郎は青山アキラという少年から行方不明の姉・ユイ探して欲しいという依頼を受ける。アキラは姉がいないと何もできないと胸を張って言う。それを聞いた翔太郎は、いかなる事態にも心揺れず一人で耐え抜く、それがハードボイルドだと言う。アキラは、僕はまだ子供で半人前だから人に頼るのは当然だと言う。翔太郎はアキラに耐えられず、アキラを連れて調査に向かう。

翔太郎はウォッチャマン、クイーン、エリザベスからユイは“EXE”という悪い連中と関わっているらしいという情報を得る。“EXE”とはガイアメモリを売買している若者のグループであり、ボスは“エナジー”と呼ばれている。

翔太郎とアキラは“EXE”の溜まり場である廃工場に向かう。そこで翔太郎達は“EXE”のメモリ売買は元々はユイが始めたことだと知る。ユイは偶然見つけたメモリを売ったら高く売れたと言う。“EXE”はミュージアムを継ぐ者であり、偉大なカリスマを迎えるために残りのメモリをかき集めているのだ。“EXE”の一人がアノマロカリスドーパントに変身。翔太郎は仮面ライダージョーカーに変身。
「オレは仮面ライダージョーカー」
ジョーカーはアノマロカリスに立ち向かう。その隙に“EXE”はユイを連れ去り逃走。ジョーカーはライダーパンチでアノマロカリスを倒した。翔太郎はアキラにユイを追うぞと言うが、アキラは何も知りたくないと逃げようとする。翔太郎は
「オレは強くなんかねぇ。お前と一緒だ。本当は一人じゃ何にもできねぇけど、無理矢理一人で踏ん張ってるだけさ。」
と言う。そしてアキラにオレは調べることがあるから事務所に戻るように言う。

警察病院では若菜が暴れ、クレイドールに変身せずともドーパントの力を発動。翔太郎、照井がが駆けつけ食い止めようとするが、若菜は再起動し、汚れた街を再起動すると言う。照井はこの街は汚れていない、そう思うのはお前が歪んでるからだと言う。風都を危機にさらす者はオレが許さんと照井はアクセルに変身。若菜にエンジンブレードを向けるが翔太郎が止め、今彼女を傷つけたらフィリップが何のために命を投げ出したんだと言う。それを聞いて若菜はフィリップが消滅したことを知る。若菜は翔太郎にどういうことだと詰め寄ると、翔太郎は、フィリップは君を守るために最後の力を振り絞って地球の中へと消えたと言う。

翔太郎が事務所に戻るとフィリップの声が。フィリップの声はフロッグポッドが再生していたのだ。亜樹子がアキラにフィリップのことを話しており、フロッグポッドに残っていたフィリップの声を再生していたのだ。アキラは翔太郎のことを相棒がいなくなってメソメソしていて格好悪いと言うが、亜樹子がフィリップはこの世から消え、翔太郎の大事な相棒であり、いてくれないと何もできないくらい2人で1人だったと言う。翔太郎はずっとやせ我慢していたのだ。アキラの携帯電話にユイからメールが届く。それはEXEからであり、探偵に知らせず、一人で来いとあった。

シュラウドは若菜に何を望むのかと聞くと、若菜は再起動、そして私なりのガイアインパクトと言う。シュラウドはあなたの知りたい答えは地球の本棚にあると言う。若菜はシュラウドが素直に協力するのを意外だと言うが、シュラウドは家族だからだと言い、思うようにするといいと言うと若菜のもとで息絶えた。

アキラはEXEの溜まり場に向かう。ユイはEXEの一人・遠藤にオーシャンのメモリを渡し、その隙にユイはアキラを連れて逃走。そこに翔太郎が駆けつける。共に来た亜樹子はアキラに発信機を付けたと言う。翔太郎は一人で踏ん張ったアキラを見直し、アキラは翔太郎も一人で踏ん張っているからと言う。翔太郎はジョーカーに変身。EXEの一人が変身したコックローチドーパントに立ち向かう。そしてライダーキックでトドメを刺す。翔太郎は駆けつけた照井に後を任せる。

翔太郎達の前にサンタちゃんのペットショップの従業員が現れる。その男こそがEXEの真のヘッド・エナジーなのだ。その男はエナジードーパントに変身し、翔太郎を攻撃。翔太郎はその場に倒れた・・・。

若菜は再起動のための全てを閲覧した。

翔太郎は起き上がる。背後でエクストリームメモリが盾となっていたのだ。エクストリームメモリからフィリップが現れる。フィリップは若菜から1年前に体をもらったと言う。それは若菜が決めたガイアインパクトだった。人類の未来を変えるのは園咲の使命で、一番ふさわしいのは誰よりも優しい来人だと若菜は言う。冴子はフィリップにとりあえずこれからも風都を守る風でいろと言う。琉兵衛が、私達は地球に選ばれた家族だからね、この地球の中からお前を見守っているよと言う。フィリップは地球の本棚の中で琉兵衛、シュラウド、冴子、若菜と別れを告げる。

フィリップは体を復元しながら翔太郎をエクストリームメモリを通して見ていたのだ。翔太郎はフィリップとの再会に歓喜。相変わらずハードボイルドじゃないねとフィリップが言うと、翔太郎は完成されたハーフボイルドだと言う。

翔太郎とフィリップはWに変身。ルナトリガー、ヒートメタルに変身、サイクロンジョーカーに変身しエナジードーパントを倒した。
「決めゼリフは忘れてないだろうね、翔太郎。」
「当たり前さフィリップ。街を泣かせる悪党にオレ達が永遠に投げかけ続けるあの言葉・・・」
「さぁ、お前の罪を数えろ!」
   

「仮面ライダーW」が今回最終回を迎えました。翔太郎に依頼してきた少年・アキラは子供だから他人に頼るのは当たり前だと言いつつも、翔太郎に感化されて成長していくというのはお約束のパターンだとわかりつつも良かったです。最終回の1話のみだったので唐突で駆け足だとは思いますが。

翔太郎がフィリップの気配をまだ感じており、消えたのが信じられないというようにフィリップは結局生き返りましたが、前回の感動の別れがぶち壊しだとは思ったものの、園咲家の中では風都を守る役目としてはやっぱりフィリップがふさわしいのかと思うと納得できるような気がします。

今年も年末に劇場版があるということで昨年みたいにこの続きは劇場版でというのもなく、近年の仮面ライダーシリーズでよく見られた伏線投げっぱなしというのもあまりなく、スッキリした終わり方だったと思います。

次回からは新番組「仮面ライダーオーズ/OOO」が始まります。こちらも楽しみだったりします。