今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

熱が上がったり下がったり 不安が尽きない夫の症状

2014-06-02 05:21:25 | 病気

連日、良いお天気ですが、急激に暑くなってきました。

先週の金曜日、私は午前中から夕方まで病院にいました。

ですから、その暑気をほとんど感じることなく過ごしましたが・・・・・・

最寄り駅から我が家までタクシーを利用した際のタクシーの運転手さんの言葉に驚きました

 

心地よく凌ぎやすい日和の中、病院に向かったつもりでしたのに。

当地は日中、29度、東京は30℃だったのですね~

養生され、ほとんどの窓が開かない我が家の室温は、いったい何度?、と心配になった私です。

その日以来、気温はうなぎ登り。

最近、熱っぽい旦那さまには、クーラーを早目に付けて涼むように勧めています。

職人さんにお願いし、よく使用する部屋は、一箇所だけ窓の開閉ができるようにもしてもらいましたが、

一方だけでは、風が通り抜けず、まるで蒸し風呂の中で暮らしているよう。

 

そんな我が家でも、愚痴一つ言わないで淡々と過ごす旦那さまですが、先週の火曜日に発熱し、それ以来熱が下がりません。

病院で処方された解熱剤を服用すると、36℃台の平熱に戻りますが、しばらくするとまた上昇。

その繰り返しで、先週の大半が終わってしまいました。

 

原因は明らかなので、その点では安心なのですが、熱が出る患部が、結構曲者で、放射線の副作用で起きた症状です。

ですから、完治するのかどうか不安でならない私です。

 

 

一度、病院の処置室で検温した時40℃近くまで上がり、泣きたい心境でした。

でも旦那さまは、とても平静で、さほど辛そうにも見えなくて・・・・・・

恐らく忍耐強い人なので、冷静を装っているだけのようにも。

ですから、私は重大な兆候を見逃しかねず、かえって心配です。

 

事実その懸念を一層強くするような出来事が、水曜日の午後の診察室でありました。

二時ごろ、検温。

その時は38℃台でした。

先生は席を立たれ、夫婦二人だけでしたが、突然、旦那さまが

「今地震があった」

と言いました。

私は全くそのような揺れに気づいていなかったので、「勘違いじゃない」と応えましたが、そこは強情な旦那さま。

一度言った言葉を撤回はしない人。

確かにあった、といって譲りません。

 

しかそれは、やはり勘違いだったのです。

高熱による幻覚でした。

益々私は、夫の容態が心配になりました。

 

ウインターコスモス

 

私は、帰宅しないで入院させてほしかったのですが、個室が一部屋も空いていなのて、それは無理とのこと。

血液検査の結果は悪くないし、心配な炎症反応も、さほど数値が上がっていないので、帰宅しても大丈夫でしょう、と言われました。

昨今の急速な高齢化で患者が増え、入院したくても希望日に、病室がなかなか取れない現状のようです。

 

このような厳しい病院事情は今後さらに加速し、予定通りに病人を入院させられられない時代が訪れるのでしょうか。

心配な事ですが、一方では自宅療養者が増え、家で良い治療が受けられるようになるのかもしれません。

お医者様嫌いの私には、願ったりかなったりの未来図です。

でもそれも容態次第なのでしょうね~

自宅療養のままで生涯の幕が閉じられるなら、本当に幸せな私ですけれど。

 

私は最近、娘に言いました。

「私は生に然程執着がないので、いつ死んでもいいの。

でもパパは、そんなことはないと思うわ。

だから最高の医療を施してもらえる最高の病院で治療させてあげたい、と常々思っているの。

そして精一杯長生きしてほしい、と心から私は願っているわ。

ママは、あなたたちが通いやすい適当な病院でいいからね」と。

娘は笑って聞いていました。

結構本心なのですよ。

 

 

熱が診察室で40℃近くまで上がった日は、点滴を打ち症状が落ち着いたところを見計らって、タクシーで家に戻りました。

翌日も、相変わらず熱の上げ下げが激しく、とても心配する傍ら、職人さんの対応に忙しく、10時と3時のおやつも出したりと、慌ただしく日が過ぎていきました。

でも旦那さまは熱が下がると結構元気で、食欲もあり、今調子がとてもいいカープの試合を楽しんでいます。

 

そしてその翌日の金曜日も、また病院へ。

先生のお話しでは、汚れた腸液を体外に排出するドレーンが機能しなくなったせいによる熱でしょうから、その管を取り替える事にします、とのお話し。

但し新しいドレーンを腹腔の適所に挿入するには、高度な医療技術を要する事のようです。

上手く取り付けられるといいのですが。

 

入院日も決まりました。

本来なら、抗がん剤治療が目的のはずなのですが、今回の入院では、ドレーンの処置を優先するとのこと。

三回目の抗がん剤治療は、もう少し後に再入院で行う事になるかもしれません。

 

 

ここ1週間、心配の連続でしたが、入院の日も決まり、今後の治療方針も分かり、幾分ほっとした私です。

金曜日の診察後、帰途に就いた途端、多少の安堵のせいか、猛烈な睡魔が襲ってきて、頭がもうろうとしてしまいました。

そして病院の最寄りの駅で、何と信じられない様な粗相をしてしまった私です。

 

ホームに降りるエスカレータ上で、私は、驚く事に居眠りをしてしまいました。

そのくらい疲れ切っていたのでしょう。

そのため私が立っているエスカレータのステップがホームに降りる際に来ても気付かなかった私。

 

そのような状況になると、どうなると思われますか?

初めて分かったことですが、つま先がエスカレータとホームの境界線に引っ掛かって、前傾姿勢となり転びそうになります。

私は手に持っていたお財布を落とし転ぶ寸前で、若い女性に助けられました。

恥ずかしくて仕方なかった私ですが・・・・・・

そこまで疲れ切ってしまった自分を哀れに不憫に思わないではいられませんでした。

 

昨日の我が家の夕食です。

アジの南蛮漬け・ちくわとじゃが芋の煮物・お刺身・オクラの酢の物・薬味冷や奴・そら豆の塩ゆで

私は半分も喉を通らなかったのに、旦那さまは7割方食べてくれました。

食欲がある間は、安心なのですが・・・・・・

 

こんなときでも、私の旦那さまは、相変わらずポーカーフェースの人なんですよ。

何だかなぁ~旦那さまの態度に、結構なストレス。

もう慣れっこですけれどね。(笑)

 

帰りの電車の中でも、Yさんによりかかるようにして、眠り通しの私でした。

そう言えば、行きの電車も帰りの電車も、夫に起こされて、目的地への到着を知る始末。

でもさすがにそれだけ居眠りをすると、多少元気になり、前回の画像の夕食をこしらえる気力が復活していました。

 体は大層疲れていますが、心はまだまだ元気な私です。

明るい前向きの気持ちを忘れないで夫を支え、介護に務め、麗しい日々(???)を心豊かに過ごしたい、と心から願っています。

 

      

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