まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

酔う!!

2005-11-16 16:14:22 | Weblog
その・・気持ちよいほうの酔うではありません、念のため。

佐渡に行く日は、必ず早朝の気象情報をチェックしています。今回もしっかり、NHKを見ました。
なんと、海上の波4~5メートル、もうこれ見ただけで風速のことは消し飛んでしまったわ。
「もう駄目だ、絶対駄目だ。」決めた、キッパリ決めた、潔く決めた!
酔う!!』(私の場合、酔う=吐くです)

それでも、東京駅に向うまで必死に考えたわ、酔い止めを2回飲めばいい、2錠一度に飲むのはなんかためらうけれど、間が3時間だろうと4時間だろうと、2回に渡って飲めば大丈夫かもな。というわけで、京浜東北線内で1錠。水無OKは優れものね。

新幹線が越後湯沢辺りに来るともう曇り空。東京はあんなに晴れていたというのに。でも風は出ていないな、と安心していると、燕三条に近づく辺りからもう横殴りの雨風、信濃川も波が立っているのよ。やっぱ駄目だわ、もういい!酔ってやる!

新潟駅から佐渡汽船に向うタクシーの運転手さんが「ジェットフォイル、送れたみたいですよ。」と、脅かした。ような気がします・・「えっ、私船弱いんですよ。」と関係もない人に言って、酔い止め1錠飲む。わざとらしかったかしら・・時間がないから、待合室に駆け込み、カーフェリーに乗り込みました。

案内の人に、止せばいいのに「今日、海荒れていますか?」と、聞いた。勿論返事はキッパリ「佐渡に向っているから、風はすごいですよ。船室は、前の方に行かないでくださいね。真中がいいです、そこで寝てください。」ですって。親切、おかげで覚悟は尚一層深まったわ。
気持ち悪くなったらトイレに行こうかな、なんて気持ちは捨てた。
エチケット袋は2枚拝借、柱の陰で、人様に見えない場所を分捕り、貸し毛布を頭から被って、ハンカチちり紙を顏の横に置いて、準備万端、いつでも吐いていい(汚いわね)態勢を整えたわよ。勿論、ビール付き昼食抜き。できるだけ迷惑はかけたくない気持ちはそこそこあるからね。

しっかり目を閉じているけれど、揺れる揺れる揺れる。右だ左だ前だ後ろだって・・・体が分かるのよ。船に当たる波の音がすごい!目を閉じていたって聞こえるわ。船内放送だって「波が入りますからドアを閉めます。」と言っている。
来るなら早く来て、吐き気。まだ来ないなんて変ジャン、いつもの私じゃないぞ、いいんだよ来てくれて。と、歓迎しているんですけれど、大丈夫なの、一向に平気なの。拍子抜けして・・・結局、いつもなら、2時間20分で両津港に着くはずが3時間近くかかった。でも、全然平気、我ながら信じられない!

「潔く覚悟を決めると、困難は乗り越えられる」
大袈裟か?

コメント (2)
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