まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

若いって(再び)

2006-03-25 14:10:53 | Weblog
素晴らしい!!

昨夕、夫も出かけたし寒いしなということで「お風呂の王様」に行った。露天風呂に入って行くと、先客に若い女性が二人、恋愛について話している。聞くともなく聞いていると(ごめん、うそうそ、耳をダンぼにしていたことを白状します)、いろいろいろ・・・・いくら私でも書けません、ヤッパ悪趣味だよね。1つだけごめん。
毎日メールが欲しいんだって。自分が出す前にくれてもいいよねだって。自分が毎日出すと彼は重く思うか不安なんだって。長続きしているカップルはお互いにメールを毎日やり取りしているんだって。その他何たらかんたら、どうたらこうたら・・・
マコとミコの時代は、手紙と9時過ぎの呼び出し黒電話だったけれど、今はメールだものね。しかも、即通ずるから、メールないと彼の気持ちがどこにあるか不安は増すよね、ああ、若い時の悩みは・・・羨ましい!

で、「愛と死を見つめて」
退屈だと思う人もいるだろうけれど、私は、こういうドラマの作り、大好きです。重いテーマをごく普通に淡々と静かに描く。主人公を中心に、いくつかの小さなエピソードを散りばめ重層的に描くという手法。盛り上がりには欠けるかもしれないけれど、いつのまにか画面に引き込まれている。
演出も脚本も音楽も勿論俳優たちも過不足ない。一夜も二夜も終盤に向っての主人公二人の心を映すエピソードが心憎い。一夜では手術前の二人のベッドでのキスシーン。みちこさんの何もかもの気持ちをよく表している。二夜の亡くなる前のやはりベッドでのシーン。缶詰のみかんをそっとそっと食べさせているまことさん。「ぶきっちょ」とつぶやくみちこさん。死ぬことが分かっている二人ががなんとも悲しい。泣けました。

犬童監督、今後注目させていただきます。(えらそうね)役者のいい所をていねいに繊細に引き出そうと
している演出が、よく伝わってきます。
コメント
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