やはり、春はシラネアオイにお目にかからなければ、その気になれない。
バスの車窓からはピンク濃淡取り混ぜた山桜が花開いて、淡い緑に染まった山を彩り、それはそれは美しい。
それにしても、帰りのバスでは、終点の佐渡汽船じゃなく途中のアオネバ登山口で下車するご夫婦連れが4組も。なんでこんなところで降りるのだろうと不思議に思っていると、駐車場に車を止めてある、4台とも県外ナンバー。
そっか。
アオネバ登山口まで車で来て駐車する。
そして、山野草を楽しみながらゆっくり山荘まで登る。十分な時間。
昼食を食べ、周辺を散策しながら帰りのバスで駐車場。それから、めいめい次の行動か!
もう、その緻密な計画にうなってしまった。実に私好み。いいわあ。
さて、シラネアオイに会いたい。
雪解けの水は、水量たっぷりでゴーゴーと流れていた。
ニリンソウも流れに顔を向けて。よく似た葉をもつトリカブトが背を伸ばしている。
お目当てのシラネアオイ。
やっぱり、山草の女王にふさわしい佇まい。