昨日もお浸しにして食べた、山形産食用菊『もってのほか』
いやあ、美味い!しみじみ美味い、と思う。
そして、こんな渋めな味も分かるようになったんだと、褒め称えるわけよ自分を。
小谷戸の里、古民家
ここからは私の独断(佐渡でも他地域は当てはまらないかもしれないから)。
ここ数年前までは、佐渡に枝豆文化がないように、食用菊文化もなかったと思う。
子供のころはもちろん、30代40代の大人になっても枝豆なんて食卓に上らなかったもの。
それが、新潟の叔母のところに遊びに行くと、夏は必ず枝豆。
毎日毎日枝豆。滞在中は枝豆。
莢だけじゃなく枝ごとだから、そのたびに莢むしりをさせられたものよ。
新潟人の枝豆好きには驚かされたものよ。
道端
食用菊ももとはといえば、新潟親戚が自宅訪問の際に手土産に下さったのがはじめ。
えっ?と思ったけれど、目の前に出されたんじゃあ食べないわけにはいかない。
菊なんか食べるのかい、と逡巡したね。
だって、佐渡ではそんなもん食べたことなかったもんね。
40年生きてきても食べたことなかったもんね。
おいしかったわ。
それからよ、秋になって食用菊が出回ると必ず食するようになったのは。
あっ、佐渡でもこの頃農協なんかで佐渡産食用菊を見かけるようになった。
で、私的ランキング。
まず、黄菊はダメ。
紫の菊ね。
『もってのほか』なんといってもうまい、ダントツ1位。
『かきのもと』新潟産。
申し訳ないけれど、枝豆が2位なのと同じく『もってのほか』には負けるな、2位。すまん。
で、佐渡産含め他県産はまだまだ論外。山形、野菜(ツヨシ、剛と変換される)強し。
11月の上越新幹線に乗って新潟県(群馬に入るとなし)の窓外の畑に目をやると、紫色の食用菊が見られる。
ぽつっと見えたり、畝1列見えたり。
ここにも新潟の秋があるな、とけっこうぐっとくるわけでして。はい。