電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

大音量で聴く音楽の楽しみ

2009年11月24日 06時15分15秒 | クラシック音楽
ふだんは単身赴任アパート暮らしですので、隣室の迷惑を考え、あまりミニコンポの音量を上げることはできません。また、車の中で聴く通勤の音楽も、冬タイヤのロードノイズのために、あまり条件の良い季節ではありません。本当に楽しみにしていた山形交響楽団の第200回定期演奏会も葬儀やら初七日やらのために聴き逃してしまい、連休の3日間はつぶれてしまいましたし、週末のお楽しみN響アワーも、葬儀の後のお酒でバタンキュー状態でした。

こうなると、音楽の禁断症状が出てきます。近所迷惑などほとんどない「超ど田舎」の自宅環境を生かし、まずは思い切りヴォリュームを上げて、大音量でベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番と第5番を聴きました。フリードリヒ・グルダのピアノ、ホルスト・シュタイン指揮ウィーン・フィルハーモニーの演奏です。ロマン性と古典性とがバランスした、実に良い演奏(*1)です。
続いて、ドヴォルザークのピアノ三重奏曲第1番と第2番。スーク・トリオの演奏(*2,*3)、こちらも実に素晴らしい。
さらに、リヒャルト・シュトラウスの「ドン・キホーテ」。ピエール・フルニエのチェロ、エイブラハム・スカーニックのヴィオラ、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の、極めつけに素晴らしい演奏(*4)です。
大好きな音楽の五連発。うーむ、満足したぞ!

写真のうち、LPはグルダのベートーヴェンの協奏曲4番、CDは4番と5番の2つ協奏曲をカップリングしたもので、ブックオフ入手のもの。そういえば第5番の記事(*5)では、グルダの演奏にもヤン・パネンカ(Pf)とヴァーツラフ・スメターチェク指揮チェコフィルとの録音にも触れていなかったなぁ。

(*1):ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」を聴く~電網郊外散歩道
(*2):ドヴォルザーク「ピアノ三重奏曲第1番」を聴く~電網郊外散歩道
(*3):ドヴォルザーク「ピアノ三重奏曲第2番」を聴く~電網郊外散歩道<
(*4):セル指揮フルニエ(Vc)のR.シュトラウス「ドン・キホーテ」を聴く~電網郊外散歩道
(*5):ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番を聴く~電網郊外散歩道
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